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韓国進出の成功事例

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ジョセフ・ピケ韓国投資広報大使に会う
作成日
2021.11.10
조셉 피케 한국투자홍보대사

KOTRA Expressは、ジョセフ・ピケ韓国投資広報大使とのインタビューを通じて彼のキャリア、韓国投資広報大使としての覚悟、そして韓国でビジネスを展開するメリットについて紹介した。

ジョゼフ・ピケ大使は、豊富な経験と公共部門およびビジネス分野における専門性を生かし、今年初めに韓国産業通商資源部から投資広報大使に委嘱された。

ピケ大使はスペイン出身で、バルセロナ大学で法学および経済・経営科学博士号を取得し、現在は母校で経済理論学科の教授として歴任している。現在は、「カエサ銀行(Caixabank)」に名前を変えた「ラ・カエサ学術研究サービス(Academic Studies Service of La Caix)」の先任経済学者として在職している。

公共部門では、カタルーニャ自治体産業総長(1984-1986)を歴任後、スペイン科学技術部長官、外交部長官、産業エネルギー部長官を経ている(1996-2003)。また、スペイン政府のスポークスマン(1998-2000)、スペイン議会議員(2000-2007)、カタルーニャ自治議会議員(2003-2007)としても活躍した。

ピケ大使は、自ら民間部門での活動をスペインの化学グループERCROSの社長兼CEOを歴任した1992年から1996年までをフェーズ1に、様々な職責を果たした2007年以降をフェーズ2で説明した。フェーズ2に入ってからブエリング(Vueling)の社長、OHL Groupの副社長兼CEOを歴任した。現在は、ITPAeroの取締役会議長、Amadeus、SEAT、VW Navarra、Atrys Health の社外取締役を務めている。企業外領域では経済会(Ćrculo de Econoḿa)の会長、企業家会(Ćrculo de Empresarios)の副会長であり、イベロ・アメリカン・ビジネス財団(Ibero-American Business Foundation)やトレド国際平和センター(Toledo International Centerfor Pace)の議長も務めている。

ジョセフ・ピケ大使とのインタビューで彼のキャリア、投資広報大使としての覚悟、そして韓国でビジネスを展開するメリットについて話を聞いてみた。

조셉 피케 한국투자홍보대사

韓国に関心を持つようになったきっかけと、韓国の歴史、経済、文化のどのような面が魅力的だったのか教えてください。

様々な理由で韓国は私にはいつも興味深い国でした。

歴史的な危機に立ち向かって回復した能力、あらゆる挑戦を乗り越える底力、優れた人材を保有する驚くべき国です。韓国とスペインは歴史・政治・経済的な面において類似点が多いです。一方、スペインは韓国の優秀な技術力と優れた教育制度にも驚きました。

韓国-スペイン商工会議所を設立したきっかけは何だったのでしょうか。そして商工会議所の役割は何ですか。

当時、スペインのオ・デソン大使と共同で推進したことですが、市民社会のレベルで両国関係をさらに発展させることのできる新しい分野を把握する必要が生じたため設立することになりました。

商工会議所の目標は、両国の政府団体と協力し、経済、経営、技術、投資分野において、両国の関係をさらに促進することです。

韓国-スペインデジタルビジネスフォーラムとMWC2021に参加された経験から韓国でビジネスを展開するメリットは何だと思いますか。

韓国は法的安全性が完全に構築されており、優れた技術を持つ人材を保有しています。

また、自由貿易と多国間主義を体制を守護する開放的な国です。特に、アジアを含むすべての市場で広範囲にわたって活動しているため、非常に魅力的な市場です。

一方、韓国が関心を示している南アメリカは、歴史的にスペインの影響力のあった地域でもあります。

조셉 피케 한국투자홍보대사

現在、我々はグローバル・バリューチェーン(GVC)の構造変化を目の当たりにしています。このような観点から、スペイン企業は韓国企業をパートナーとしてどう認識しており、韓国のビジネス環境をどう評価しますか。

コロナパンデミック、米国と中国のデカップリング(切り離し)深化のような現象は、グローバル・バリューチェーンが円滑に機能するためには多様で安全なサプライチェーンがどれほど必要かを、その重要性を示しています。このような問題は、韓国とスペインのように同一の価値を共有する同盟国の間で実現されなければなりません。

今月のIKマガジンのテーマは韓国の二次電池産業です。二次電池産業または関連分野でスペインの企業にどのような機会があるでしょうか。

韓国は二次電池産業の強者です。一方、スペインは欧州体制の中で経済のデジタル化という野心的な経済政策を追求しています。したがって、協力の可能性が広範囲にあり、両国の企業にとって利益になるでしょう。主な協力方法としては、JV(共同投資)、パートナーシップ、相互投資、技術移転契約などが挙げられます。

スペイン企業は韓国企業の現況を逃さないことが重要でしょう。

昨年、韓国政府はデジタル産業とグリーン産業を育成するために「韓国版ニューディール」と呼ばれる数十億ドルの支援パッケージを発表しました。グリーンニューディールとデジタルニューディールに関する韓国の新しい政策が、韓国とスペインで活動するスペイン企業にビジネスの機会を提供するでしょうか。

もちろんです。スペインもEUの目標にも含まれるこの二つの目標に専念しています。次世代欧州連合ファンド(Next Generation EU funds)は、主にデジタル化や生態的・環境的転換に使われる予定です。グリーン経済への転換によって両国の企業が協力できる無限の機会が生まれるでしょう。

多くの企業のCEOと政府高官を歴任した経験から、韓国投資広報大使として韓国とスペインのビジネスおよび投資関係をより活性化するために必要な方案があったらどのようなものでしょうか。

両国関係はその間かなりの発展を遂げてきましたが、まだ十分ではありません。経済連携協定(Free Trade and Investment Agreements)から派生した新たな貿易システムを活用し、相互理解を高め、両国の経済活性化に大きく寄与するKOTRAのような公共機関と協力しなければなりません。スペインでは商工会議所やスペイン貿易投資振興庁(ICEX)がこのような役割を果たしています。

韓国投資広報大使として、企業部門と公共行政分野で蓄積してきた私の経験と知識を活用することを期待しております。個人的に韓国人に対する尊敬と愛情があるので、楽しくて嬉しい任務になると思います。

조셉 피케 한국투자홍보대사

By Grace Park
Executive Consultant
Investment Public Relations Team / Invest Korea
Korea Trade-Investment Promotion Agency (KOTRA)

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