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産業動向

2019.09.25
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[ICT]韓国5G産業の動向及び展望

LTE基盤の4世代移動通信サービスはインターネット、ニュース、SNS、音楽、ビデオなどのさまざまなデータサービスを通じて私たちの生活と社会を変化させている。もう移動通信は5世代移動通信技術である5Gに進化している。5Gを適用した移動通信を通じ、我々の生活と社会はどのように変化するだろうか。

韓国は2019年4月に世界初の5Gサービスを開始した。サービス開始以来、6ヵ月になった現在に韓国でのサービスの現況を把握するのは5Gによる新たなサービスと、それを通じた生活と社会変化を観察できる機会になるだろう。

5Gサービスの経過

韓国の5Gサービスは、政府と民間の協力をもとに長い期間の準備過程を歩んできた。2018年12月1日、SKT、KT、LGユープラスの3つの移動通信事業者は、ルーターの形の端末を活用した企業限定5Gサービスを開始した。SKTは自動車部品専門企業である「明和(ミョンファ)工業」を1号顧客としてスマートファクトリーのソリューションである「5Gマシンビジョン」を支援し、KTは蚕室ロッテワールドタワーの人工知能案内ロボット「ロタ」を1号パートナーとして選定した。LGユープラスは、産業機械専門企業であるLSエムトロンとを1号顧客として無人耕作システムを開発した。

2019年4月3日、スマートフォン型端末(サマスンGalaxy S10)を使用して3.5GHzで5G/LTE混合モード(NSA:Non-Stand Alone)の形で個人向けのサービスが開始された。 サービスの始まりは、大都市を中心に開始し、政府と事業者は2019年末までに84の主要都市に3.5GHz NSAを活用する5Gサービスを提供することを目標に、現在もカバレッジを広げている。「84の主要都市カバレッジ」とは、韓国人口の93%のカバレッジを確保することを意味する。2020年には全国カバレッジの構築を目指しており、また2020年からは28GHzを活用したサービスと5G単独モード(SA:Stand-Alone)サービスを開始する目標を掲げている。

5G加入者は事業者の積極的なマーケティングとデータ無制限サービスなどの大容量データの提供、速い伝送速度とAR/VRをはじめとする新たなサービスへの人気で、速いペースで増加している。8月22日の韓国報道資料によると、韓国での5G加入者は8月末に245万人となり、年内に400万人突破が無難だろうと見ている。端末はサマスンGalaxy S10、Note 10、A90とLG電子のV50ThinQを選択することができる。LTEと比較すると、加入者増加速度がはるかに速いペースで進められているが、100万加入者突破の時点を比較すると、LTEは81日かかったことに比べて5Gは69日かかった。

5Gの商用化とともにデータ使用量も急激に増加した。KTで5月に発表した資料によると、LTEを利用したユーザ1人当たりの月データ使用量の平均が9.5GBだが、5Gは22.3 GBに達する。

5Gサービスの動向

動画と音楽ストリーミングサービスは5Gの発展とともに持続的な増加傾向を示している。SKTは自社のOTT(Over The Top:インターネット動画サービス)であるオクスス(oksusu)と放送局のOTTサービスであるPOOQとの統合を進めており、KTとLGU+も自社のストリーミングサービスを強化している。

また、韓国の通信会社は5Gの高速通信を積極的にアピールするため、VRと4Kを含む高解像度コンテンツを強化している。通信3社は4K解像度のK-popスターのパフォーマンスやミュージックビデオ、主な観光地、映画やスポーツ中継を提供しており、消費者はVRサービスを通じて映像で希望するパートを画質低下なし拡大して楽しむことができる。例えば、アイドルのライブ映像の中で自分が好きなメンバーを拡大するといった具合だ。さらに、360度撮影したVR映像を通じて、アイドルのダンス映像を様々な角度で楽しむことができる。このような映像は、スマートフォンや専用VR機器を通じて楽しめる。

それだけでなく、VR映像サービスは野球、eスポーツなどのスポーツ中継をよりリアルに楽しめる。例えば、プロ野球中継で、カメラは多様なポジション(投手、捕手、一塁、二塁、三塁など)の映像を撮影して同時に中継する。ユーザーはいつでも希望するポジションでの映像を選択して楽しむことができるしeSportsではゲームを進行中の選手の映像を複数(LGユープラスは3つまで)選択して同時に楽しみ、必要な部分の映像を選択、拡大して詳しく見ることができる。 このようなサービスはゴルフ、マラソンなどの中継放送を楽しむ方法を変えており、中継放送中に映像と共に伝送される全体コースの状況で希望する選手を選択して視聴でき、ゴルフ選手のプレーを360 VR映像で伝送して選手のスイングを多角度で分析することができる。

360 VR映像サービスは、放送だけでなく、個人の映像撮影及び個人放送にも活用されているが、首にかける360カメラを利用して自分の周辺を360度撮影し、SNSを通じてシェアしたり、ライブ配信を行う姿をよく目にするようになった。

ARサービスも5Gの普及とともにユーザー数が増加している。各事業者は従来の映像通話に多様な3DアバターやARの絵文字ステッカー、ビューティー機能などを活用する通話サービスを提供している。また、希望するアイドルスターのダンス映像を360度で楽しむことができ、自分のダンスを撮影中にアイドルスターの360度映像をARで合成して楽しむことができる。このようなARサービスを利用して、アイドルスターのダンスを真似したり、家でトレーニングをする時に専門家の姿を見ることができる。

5Gの高速高品質データサービスはゲームを楽しむ方式も変化させている。ストリーミングゲームはプログラムのダウンロードなくクラウドで実行されるゲームのスクリーンをインタラクティブ(interactive)方式で操作するゲーム方式で5Gの超高速、超低遅延が必須である。ゲームユーザーは、スマートフォン向けのゲームだけでなく、PCゲームなど様々なゲームを選択し、どこでも楽しめるようになり、スマートフォンやテレビ、パソコン、ゲーム機などで連続して楽しめるメリットがある。ゲーム提供会社の立場では、ハッキングの恐れもなく、ゲームを安定的にユーザーの端末の種類に関係なく提供できるメリットがある。3社の通信会社は固有のストリーミングゲームを開発してサービスを開始し、LGユープラス提供予定のGeForce NOWのストリーミングゲームやGoogle Stadiaサービスの発売が準備中だ。また、AR、VRゲームも増加している。ハリー・ポッター、ガン・ジャックなどの通信会社ごとにVRゲームを発売しており、映画やゲームを組み合わせたマルチエンディングVRなど5Gの超高速、超低遅延に基づいた新しいジャンルのゲームも持続的に開発されている。

5G産業適用に向けた努力

5Gは自動車、工場、エネルギー、医療、災難安全、シティなど多様な産業分野での要求を満たすために開発された。このような5Gの新たな機能と性能は産業のレベルを一層高めて全世界的に進めている4次産業革命を加速化することが期待される。

韓国政府は産業革新のインフラとしての5Gの役割を強化するため、5G+戦略を4月5日に発表した。①実感コンテンツ、②スマート工場、③自動運転車、④スマートシティ、⑤デジタルヘルスケアの5大核心サービスと①ネットワーク装備、②スマートフォン、③AR/VR端末、④ウェアラブル機器、⑤知能型CCTV、⑥ドローン、⑦ロボット、⑧V2X(Vehicle to Everything)、⑨セキュリティ、⑩エッジコンピューティングを10大核心産業に選定て、活性化に向けた解決策を探した。

特に、5G技術の産業拡大に向けて政府が積極的な投資を決定し、この過程でそれぞれの産業を担当する国土交通部、行政安全部、中小ベンチャー企業部、産業通商資源部などの汎政府協力を合意し、各産業分野での政府中心投資の実行計画を策定した。例えば、1000台のC-ITS(Cooperative-Intelligent Transport System)1) のバス投入、250台の交差点CCTV設置、7000台の救急車、400の病院、20つのトンネルなどに5G技術とサービスを融合する計画がある。政府の積極的な投資は民間につながる大規模投資を促進し、この過程で民間と政府の協力が重要だ。

5Gフォーラムは、民・官・研が共同で5Gの活性化を推進する機関として5Gを多様な産業に融合する戦略、技術、ビジネスモデル、政策方向を議論し政府に提案する役割を果たしている。また、技術・サービス・周波数専門委員会とスマート工場・交通融合・スマートシティなどの産業融合専門委員会、そして生態系戦略委員会を通じて専門家を活用するシンクタンク(think tank)の役割を果たしている。特に生態系戦略委員会は、生態系の構築と活性化だけでなく、5Gの活性化を通じて中小/ベンチャー企業のビジネス機会が拡大するように多様な活動を行っている。

5G+戦略に先立ち、5Gの産業融合を通じて提供できるサービスは政府が推進中のギガコリア事業を通じて実証している。ギガコリア事業はAR/VRなどの先端メディアサービスの開発と2018平昌冬季五輪で披露することを目指した1段階を経て、現在5G産業融合実証事業を行っている。主な適用分野は工場、自動車、シティ、公共安全、メディアであり、開発の結果は5G+戦略に適用されることが期待されている。それぞれの実証を通じて開発されているサービスは次の通り。

5Gを活用したスマート工場プロジェクトでは、生産に特化した機械学習(マシンラーニング)プラットフォームを基に ▲ロボット生産(robot assisted production)▲サービスとしての機械活用(machines as a service) ▲人工知能サービス(machine-learning as a service) ▲ビッグデータ基盤の品質管理 ▲生産ラインシミュレーション ▲スマート生産ネットワーク ▲予測整備(PM:Predictive Maintenance) ▲3Dプリンティングを活用した付加製造(AM:Additive Manufacturing)などのサービスを開発している。また、▲マシンビジョン2) 基盤の不良品検出 ▲無人運搬車(Autonomous Mobile Robot) ▲AR技術を融合させたリアルタイムモニタリング ▲柔軟な生産ラインのためのモジュール基盤生産設備などをテストしたことがある。

自動車分野ではC-V2X(Cellular Vehicle To Everything)3)基盤の自動運転車技術開発及びテストを行い、リモートコックピット(remote cockpit)4)を通じて非常状況の自動車を遠隔操作する技術を開発し、自動運転車を利用する交通弱者向けの移動サービスを開発している。

スマートシティ分野では、mMTC(massive Machine-Type Communications:超連結)特性を持つ数多くのセンサーと知能型CCTVを活用する公共安全サービス、ドローンを活用した公共安全サービスなどの技術が開発・テストされた。これらのサービスは総合的にデータ共有とサービス統合が必要な部分であるため、スマートシティを支援するためのプラットフォーム開発も行われている。

災難安全分野では火災が発生した建物やトンネルで効果的な救助活動を支援するための技術を開発しており、具体的には様々なセンサーの活用、室内での高精細なポジショニング、現場の状況把握のための救助要員のウェアラブル装備としての360度カメラなどがある。特に、ネットワークカメラ・ウェアラブルカメラ・ドローンカメラなど各種の映像情報とセンサーデータを統合し、これを建物情報データベースと連携する仮想物理システム(cyber-physical system)の関連技術も同時に開発し、同技術を活用して様々な方法で収集したデータを総合的に把握し、被救助者の位置と状況が把握できるものと期待している。

メディアサービス分野では現在商用化されたメディアサービスの高度化に向けて ▲8K 360度カメラ ▲複数の映像をステッチング(stitching)する技術 ▲脳波/心拍センサー基盤のVR端末 ▲インタラクティブスマートサイネージ(interactive smart signage)サービスなどの技術とともに ▲360度4K映像基盤のハイパーリアリティ(hyper reality)ゲーム開発を推進している。

政府主導の5G+戦略やギガコリア事業以外にも、民間企業における5G産業融合も活発に進行中であり、SKTはソウル市から自治体との協力を基にC-ITS実証事業を展開し、KTは済州で同じ事業を進めている。3社の移動通信会社はすべて自動運転と5Gの結合を進めており、京釜高速道路、上岩洞、板橋zero-cityなどで実際の運用を通じて技術力を披露したことがある。特に、移動通信会社の立場では自動運転時代にダイナミック3D精密地図(Dynamic HD 3D map)が必須的なものと見て、関連技術開発を推進してテストに成功した。安全関連サービスとしてのC-ITSについては、実証事業を通じて技術開発及び検証が進められているが、ADAS(Advanced Driver Assistance Systems:先進運転支援システム)ビッグデータを活用した事業はすでに実施されているものもある。交通事故のタイプ分析による交通事故減少、個人ドライバーの運転形態分析による保険料の割引などがその代表的なケースだ。

工場の分野ではKTが現代重工業の造船所で5Gを適用したスマート造船所事業を進めており、LGユープラスはLG電子との協力を通じて5Gスマート工場を推進中だ。SKTはギガコリア事業のスマート工場実証事業を積極的に活用して生態系を造成している。スマートシティ事業にも5Gを適用するために努力しており、釜山と世宗市で推進されているスマートシティに向けて5Gフォーラムと釜山/世宗市のスマートシティ推進団は協力して5G適用ケースを議論している。このほか、SKTは、スマートオフィス、スマート軍隊5)などの実質的な5G事業をモデル的に運用している。

今後の5G産業融合過程においては、新しいアイデアに基づいた新しいサービスや新しい事業モデルを通じた革新が期待される。多くの中小・ベンチャー企業において手軽に5G技術とネットワーク環境を活用して革新をもたらす環境を造成することが必要である。政府と移動通信事業者は、このような側面で多くのイノベーションラボを設置して5Gネットワークをテスト用として提供しており、K-cityをはじめとする自動車専用のテスト環境、SMIC(Smart Manufacturing Innovation Center:スマート製造革新センター)による工場専用テスト環境などの産業を革新的に発展させるためのインフラを持続的に拡充している。


5G Factory Solutions


今後の方向

5Gサービスによる国民生活水準の向上と5G産業融合による4次産業革命の加速化は、国民福祉と国家競争力の側面で必須的な要素であることをここ数ヵ月の5G商用化と5G産業適用ケースで確認された。国家レベルで5Gの普及は拡大し、5Gと産業間の融合も地道に行われることが予想される。そのうち、5G+戦略はその核心になるだろう。5Gサービスの多様性を確保するための国際協力と5G産業適用における、規模の経済の確保レベルでの国際協力を期待してみる。


パク・ドンジュ委員長(dongjoo.park@ericsson.com)
5Gフォーラム生態系戦略委員会



脚注

1)C-ITS:交通インフラや車両、ICTが融合された次世代交通システムで、道端に設置されたインフラや車両の間、車両と車両間の通信で周辺の交通状況及び危険情報をリアルタイムで確認し交通事故を事前に予防するシステム
2)マシンビジョン:製造業の生産ラインに設置されたカメラの映像を分析し不良品の選別や産業用ロボットのコントロールに活用する技術
3)C-V2X:移動通信網を通じて、車両と車両、車両と歩行者、車両とインフラの情報を共有する技術
4)リモートコックピット(remotr cockpit):5Gネットワークを通じて車両および道路インフラをリアルタイムで遠隔制御するシステム
5)スマート軍隊:5Gインフラ構築を通じて、軍事訓練、体力管理、学習環境、施設管理などすべての分野にICT技術が実現された軍隊


< <本稿の内容は、筆者の個人的見解であり、 必ずしもKOTRAが所属する組織の見解ではありません。> >


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