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韓国進出の成功事例

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対韓投資のメリット:安定性・革新・そして世界最高水準の製造業ーKOTRA ユ・チョンヨル新社長とのインタビュー
作成日
2021.07.05

KOTRA 신임 유정열 사장



Invest Koreaは、KOTRAのユ・チョンヨル新社長とのインタビューを通じて、韓国の経済状況や対韓投資のメリットなどを紹介する。

KOTRAは1962年に韓国の貿易振興のため設立された。同社は1995年から外国人投資誘致の業務を追加しており、Invest KOREAをKOTRA傘下の本部として1998年に設立した。

創立60周年を来年に控え、KOTRAはユ・チョンヨル新社長と共にデジタル転換(DX)、グローバル・バリューチェーン(GVC)の再編、炭素中立(カーボンニュートラル)などグローバル・ビジネストレンドを国内外企業が機会要因として活用するように積極的にサポートする計画だ。

ユ・チョンヨル社長は1995年、通商産業部(現産業通商資源部)の事務官として公職生活を開始し、OECD科学産業革新局への派遣、産業通商資源部の素材部品政策官、防衛事業庁次長、大統領秘書室の産業通商秘書官など国内外で韓国の産業政策策定を担当してきた。

Invest Koreaは、KOTRAのユ・チョンヨル新社長とのインタビューを通じて、韓国の経済状況や対韓投資のメリットなどを紹介する。

KOTRA社長に就任した所感をお聞かせください。

私は産業通商資源部、青瓦台などで韓国経済の効率性を高めるため、産業政策を策定するなど様々な業務を展開してきました。これまで経験してきたこのような産業政策を執行する機関であるKOTRAで進行する新しい業務への期待感と責任感が大きいです。

新型コロナウイルス感染拡大で世界経済が打撃を受けました。韓国の経済状況はどうですか。

2020年の韓国経済は比較的に安定的でした。コロナ禍にもかかわらず韓国ではビジネスが継続的に展開されました。OECDによると、韓国はG20諸国の中で3番目に高い経済成長率(-0.9%)を記録しました。

韓国銀行は、2021年第1四半期の国内総生産(GDP)が前年同期比1.9%成長したと発表しました。民間消費、設備投資、輸出、政府部門すべてが韓国経済の回復を牽引しています。GDPベースで世界上位10位の国のうち、韓国を含む3カ国の中国、インドだけが2021年第1四半期までコロナ禍以前の経済水準を回復しました。

OECDは、2021年の韓国経済が3.8%成長すると予測しています。世界的な景気改善により、半導体、新産業分野などの輸出が増加する見込みです。内需消費も改善されると期待しています。



KOTRA 신임 유정열 사장



韓国経済が比較的に安定した理由は何でしょうか。

強力な防疫対策と積極的な経済政策のおかげだと思います。

韓国はロックダウンなしに新型コロナウイルス感染拡大を優秀にコントロールしました。企業は正常に生産活動を続け、外国人投資企業も正常にビジネス活動を展開しました。

政府は経済政策を積極的に展開しました。拡張的財政政策や韓国版ニューディールなどの産業政策を推進しました。短期的な危機対応とともにアフターコロナに向けて成長動力を確保しました。

対韓投資のメリットについて紹介してください。

第一に、韓国は安定的な国です。世界10位圏内の韓国経済は持続的に成長しています。コロナ禍などの危機においても韓国経済は生産活動を続けています。

第二に、韓国は革新的な国です。ブルームバーグは韓国をここ9年間、世界で最も革新的な国に7回も選定しました。企業の売上高に対する研究開発(R&D)費用の割合は世界第2位、青年層の大卒者の割合は70%を上回り、世界第1位の水準です。

最後に、韓国は世界最高水準の製造環境の基盤が構築されている国です。企画財政部によると、2019年韓国の製造業の比重は対GDP比27.8%で、ドイツ、日本、イタリア、米国、英国など主要国の中で最も高いです。ブルームバーグは韓国が製造業付加価値創出分野で世界2位、上場企業のうち先端企業の割合で世界4位を記録したと発表しました。

産業面で韓国の投資メリットをもっと詳しく説明していただけますでしょうか。

韓国は産業の集積度が高い国です。全国各地に産業別のクラスターが造成されていて前方・後方産業の連携性が優れています。

サムスン、現代自動車、LGエネルギーソリューションなどグローバルリーディングカンパニーを中心とする産業別バリューチェーンは、外国人投資企業の成長の基盤となるでしょう。ラムリサーチ(半導体装備)、コンチネンタル(自動車部品)などのグローバル企業は韓国で国内の企業と共に成長しています。二次電池正極材のリーディングカンパニーであるユミコアは、韓国企業との協力拡大を図るため、最近アジア最大規模のR&Dセンター設立を発表しました。

また韓国は半導体、ディスプレイなどの産業が発展しました。産業統計専門機関によると、韓国は世界DRAM市場の71.0%、ディスプレイ市場の37.3%を占めています。最近、モダナが韓国でワクチンの委託生産を発表するなど、バイオ産業も発展を続けています。

Invest KOREAの投資誘致活動について説明をお願いいたします。

Invest KOREAは、「投資提案→投資誘致→投資実行支援→事後管理」に至る投資誘致の全過程を支援しています。

世界36地域のInvest KOREA投資専門官は投資家のニーズに合わせた政策、産業環境、インセンティブなど、投資に直結する情報を提供しています。本社では、産業別PMが立地紹介はもちろん、地方自治体の協議など投資調査活動をサポートします。

投資の実行は総合行政支援センターでワンストップで支援しています。民間専門家と関連分野の公務員で構成されたコンサルタントが投資コンサルティングだけでなく、外国人投資の届出、法人設立登記、事業者登録などの行政サービスも提供します。

投資以降の経営上の問題支援は外国人投資オンブズマン事務所が担当しています。企業別に指定された専門ホームドクターは、担当企業の苦情を聞き、関連機関と協力して企業の苦情を解消するようにサポートします。Invest KOREAは、外国人投資企業の円滑なビジネス活動をサポートするため、国内採用もサポートしています。

最後に、Invest KOREAの読者の皆様(外国人投資家、関連機関など)にメッセージをお願いします。

外国人直接投資は韓国経済を牽引する重要な軸です。2020年にKOTRAが実施した対韓投資企業経営実態調査によると、対韓投資企業数は韓国にある全企業の1.8%の14,516社に達しています。 これらの企業は韓国国内の雇用の5.6%を担っており、GDPの10.8%、輸出の18.6%を占めています。

韓国政府は、対韓投資企業の韓国経済への貢献度を認識し、より良いビジネス環境づくりに努めています。

国版ニューディール、素材部品装備産業の育成政策などの大型プロジェクトが本格的に推進され、韓国経済は再跳躍する予定です。特に、炭素中立(カーボンニュートラル)とデジタル革新を目指す韓国版ニューディール政策に2025年まで160兆ウォンが投入される計画で、これと関連した産業である再生可能エネルギー、二次電池、D・N・A(Digital・Network・AI)などは海外企業にとって大きなチャンスになると期待しております。

積極的な防疫対策でコロナ禍を克服している韓国でアフターコロナ時代のチャンスをぜひ先取りしてください。



KOTRA 신임 유정열 사장



By Grace Park
Executive Consultant
Investment Public Relations Team / Invest Korea
Korea Trade-Investment Promotion Agency (KOTRA)

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