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抗老化及び再生医学分野の技術革新、(株)プルコスキン
作成日
2023.01.03
㈜플코스킨

会社紹介

(株)プルコスキンは乳房など軟部組織用の人工インプラント及び先端再生医療を研究開発するバイオテックスタートアップで、延世大学の校員創業を通じた企業付設研究所からスタートしました。主要研究開発分野は軟部組織再建用の多目的人工真皮「ティッシュダーム」です。動物性コラーゲンと人工ポリマーを配合したもので、乳がん患者の乳房など軟部組織欠損の再建手術に使われます。この外にも皮膚移植用コラーゲンシート、乳房再建用乳房保形物カバー、部分乳房再建用3次元構造体、腹壁再建用高強度メッシュ、抗老化医薬品/化粧品の原料、尿失禁治療用生分解性ミニスリング、リンパ浮腫治療用体内埋め込み型医療機器などがあります。

開発の背景

乳がんは全世界の女性のがんの中で罹患率1位であり、韓国でも罹患数が毎年5%以上増えています。患者はますます増えていますが、実際、乳房切除術を受けた患者のうち80%は再建手術を受けられない状況です。高価な治療材料が必要な費用の問題がある上、副作用に対する懸念も高いからです。現場で勤務している(株)プルコスキンの代表で、現在セブランス病院形成外科の教授でもあるペク・ウヨル代表は、大量生産が可能な人工軟部組織のティッシュダーム(TissueDerm™)を開発しました。ティッシュダーム(TissueDerm™)は現在の軟部組織再建市場の製品が持っている副作用がなく安全ながらも価格は約1/2に安い人工インプラント医療機器です。FDAの許可を受けた安全なポリカプロラクトン(PCL)を使用し、優秀な生体適合性、高い引っ張り強度を持ち、体内炎症を引き起こさないため、安全で人体への固定も容易です。それだけでなく、自家脂肪再生が可能で、軟部組織欠損患者の治療により効果的です。

製品または技術の紹介

㈜플코스킨
ティッシュダーム(TissueDerm)
  • 軟部組織再生用人工真皮、シリコン保形物カバー
  • 無細胞性真皮マトリックス(acellular dermal matrix, ADM)に比べて少ない炎症反応による優れた生体移植効果
  • 3Dプリンティング工法でコラーゲンスポンジ上に生分解性高分子(ポリカプロラクトン)を導入し、供給不安定を解消
  • 生分解性高分子の導入で体内癒着問題を解決
  • コラーゲンの使用による生体適合性
  • ADMにはできない自家脂肪再生が可能
  • 靭帯、腹壁など多様な製品群などに拡大可能

会社の競争力及び事業戦略

知的財産権(会社の競争力)
  • 食品医薬品安全処の医療機器製造許可取得完了 - TissueDerm™
  • 6件の国内外特許の出願、2件の特許登録完了
  • 韓国-イスラエル国際共同研究開発事業に選定(20億)
  • 欧州国際共同研究開発事業ユーロスターに選定(20億)
  • 2022年IBK創工の革新創業企業に選定
  • 2022年SBAソウル海外輸出有望企業に選定
  • 2019年中小企業ベンチャー部民間投資主導型技術創業支援プログラムTIPS課題に選定
  • 2019年世界最大のスタートアップイベント、スラッシュ(Slush-Helsinki 2019)トップ100企業に選定

今後の計画

2023年には軟部組織再建用治療材料のティッシュダーム‐TissueDerm™Meshの許可を皮切りに、展示会及び地域の学術大会に参加し、本格的に製品の広報及び販売を行う計画です。これと同時にティッシュダームの技術を活用した多様な製品パイプラインを確保できるよう、製品開発及び許認可を進めていく計画です。

次に、海外進出のために米国の大学病院、日本の貿易専門企業、オランダ/イスラエルの研究企業やネットワークを活用して海外販路を確保し、博覧会及び展示会や海外バイヤー輸出商談会に活発に参加する計画です。

最後に、積極的なIR活動で企業価値を高め、着実な投資誘致を通じて迅速に海外進出を図り、今後、世界的なバイオ分野のリーディングカンパニーとして患者の生活の質の向上に貢献していきます。

ベク・ウヨル(wbaek@plcoskin.com)
CEO、㈱プルコスキン

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