韓国のFTA発効の現況
2014年12月12日発効!韓国・豪州自由貿易協定(FTA)
韓国にとって11ヵ国目のFTA締結国である豪州は、アジアの国々との貿易の割合が高く、世界12位の経済大国として
高い購買力を保有しています。また、豪州は韓国の主要鉱物資源輸入元となっており、FTAを通じた資源協力の強化や
投資安定性の増大による安定的な資源供給が期待されます。
1. 妥結の意義
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主力製品輸出の有望市場が開かれる
FTA発効後5年以内に対豪州輸出品に対する関税がすべて撤廃され、韓国の主力輸出品目である自動車、熱交換器、ポンプ、テレビ、金属製品、機械類などの輸入需要拡大品目を中心にシェアが拡大すると予想される。
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相互補完的な経済構造
両国の貿易構造は韓国が石油製品、自動車及び部品、鉄鋼製品などの工業製品を輸出し、豪州から鉄鉱、石炭、原油といった資源とエネルギーを輸入する相互補完的な形でFTAによる両国間の貿易拡大が期待される。
豪州市場の重要性
- 世界12位の経済大国(2012年、World Bank発表)で、1人当たり国民所得世界6位(6万7,556ドル)という購買力の高い内需市場を有しており、韓国にとって貿易拡大の潜在的メリットが大きい。
- 韓国は主に自動車や石油製品などの工業製品を輸出し、豪州は原材料やエネルギー資源を輸出する相互補完的な貿易構造の理想的なFTAパートナー。
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