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済州で世界最大の国際環境会議が開催
作成日
2012.08.30
ヒット
430
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聯合ニュースによると、

開催は準備万全 行事プログラムが盛りたくさん

「環境オリンピック」と呼ばれる世界最大規模の国際環境会議、「2012済州世界自然保護会議(2012 World Conservation Congress, Jeju)」が9615日まで済州で開催される。

東北アジアで初めて開催される今回の会議には約180カ国から1100の団体、約1万人が参加し、「自然の回復力(Resilient Nature)」とのテーマで世界の環境政策の方向とビジョンを模索した。核心テーマは気候変動、食料の安全保護、開発、人間、生物の多様性など5つ。

主要プログラムは加盟国の政府機関や非政府組織などが主要テーマについて議論する会員総会、地球環境保全の成果などに関する情報を交換する世界保全フォーラム、世界の有名指導者と専門家が一緒に行う世界リーダス談話、世界の国立公園庁長や地方政府の首脳が参加する特別会議に分けて進められる。

会議の参加者などを対象に済州の自然環境と歴史、文化を体験する生態観光プログラムも運営される。

200911月に会議を誘致した環境部と済州道は世界自然保護連合(IUCN)2012済州世界自然保護会議組織委員会と手を携え、国際環境会議に相応しい世界トップレベルの「環境会議」にするための準備を行ってきた。

組織委員会と済州道は済州市無愁川と西歸浦市中文をつなぐ主要幹線道路である平和路に休憩場を造成し、装飾を終えた。また、主要道路と会場の周辺に歓迎のアーチと垂れ幕をかけるなど、客を迎える準備をほとんど終えた。

今回の会議の特徴は、会議場や交通手段、宿泊施設などが環境にやさしく作られている点。

WCCの主会場となる済州国際コンベンションセンターは省エネ型の建物に様変わりする。年間717千kWの電気を生産できる太陽光発電システムを設置し、現在試験稼動されている。太陽光発電によって全体全力使用量の20%を自給する。冷暖房の熱源機器を省エネ型に変えて冷暖房電力の30%を削減し、省エネ型の昇降設備も稼動する。会場の建物外部のガラス壁面に断熱フィルムを貼り、屋上を庭園にすることでエネルギーの損失を最小限に抑える。

会場につながる区間には電気で動くシャトルバスが運行される。儀典用車両も同じである。これとは別に、済州道は100台の電気自動車を購入し、会議期間に運行することで車両運行による二酸化炭素による排出を削減する方針だ。

主会場と宿所が集まっている地域には無料で利用できる自転車を配置し、環境にやさしい交通手段として会議参加者らに活用させる。

主要宿泊施設を対象に「親環境宿泊ガイドライン」を作成し、会議期間中に客室や食堂など施設別に親環境実践事項を履行してエネルギーと資源を節約する。

済州道はWCC会議を国内外に広報し、積極的な参加を誘導するため、16日に「済州世界自然保護会議環境大祝祭」を開幕した。

環境大祝祭は会議が終わる来月16日まで世界自然遺産センター、漢樹木院、石文化公園、海女博物館、西歸浦自然休養林など11ヵ所で開催される。祝祭では西巨文岳・冬柏東山など生態観光地のトラッキング、生態観光祝祭、環境芸術祭、農村文化体験、環境専門家フォーラム、有機農料理祝祭など様々なプログラムが進められる。

「漢、復活の風」をテーマに今年初めて開催される「2012大展」もWCCの参加者らを配慮し、期間を91319日にした。漢大展は済州の神話をモチーフとしたストーリテーリング型の祝祭。50年の歴史を受け継いできた文化祭を基本にした文化芸術祝祭、済州の独特な文化と情緒を復活させる神話歴史祝祭、古代の漢海上王国を現代的に再解釈した交流協力祝祭など3つの軸に分けて進められる。

祝祭を代表するプログラムは「漢ファンタジー」公演、「漢、復活の風」パレード、「漢DNA」展示館など3つ。漢ファンタジーは先端科学技術でウォーターカーテン、火の柱、炎の衣装、ワイヤーなどを活用し、済州道の誕生から未来までをファンタスティックに描く。

済州道はリゾートとホテルなど4600室を確保し、約6千人の外国人参加者を受け入れる。約4千人の韓国人参加者はペンションや民泊、休養林などの施設を活用して宿泊問題を解決する計画。

また、1516台の法人タクシーや3938台の個人タクシーなど済州で運行されるすべてのタクシーに英語と中国語、日本語など7カ国言語の同時通訳システムを備え、参加者らのコミュニケーション問題を解決した。

開幕1週間前の29日現在、済州会議の登録者数は外国人4343人、韓国人4308人など計8651人で、2008年に行われたスペイン会議の登録者数の6698人をすでに超えている。

イ・ホング組織委員長は「9月に行われる済州会議は親環境という面のみならず、議論されるテーマの多様性や発表内容などのレベルで世界最大の環境会議になると確信している」という見通しを示した。

WCCは自然保護分野の世界最大団体であるIUCN4年ごとに行う大規模の国際会議で、「環境オリンピック」とも呼ばれる。IUCNは「世界自然保護連盟総会」の名前で94年まで24年おきに会議を開催し、96年にカナダで行われたモントリオール会議から「世界自然保護会議(WCCWorld Conservation Congress)」に変え、4年ごとに定期的に開催している。スイスのグラン(Gland)に本部を置くIUCNは、最も古い国際非政府組織(NGO)

原文記事

出所:聯合ニュース(2012.08.29)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。