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患者のQOL向上に向けた製薬分野の技術革新 ティオンラボ・セラピューティクス
作成日
2022.11.07
티온랩테라퓨틱스

会社の紹介

ティオンラボ・セラピューティクスは技術(Technology)と革新(Innovation)に基づいたオンデマンド(On-demand)薬物開発研究所(LAB)という意味で、患者のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)向上のために、従来になかった持続性注射剤(long acting injection)及び脂質ナノ粒子(Lipid nano particle)基盤の革新的薬物送達システム(Inovate Drug Delivery system)を開発する研究中心企業です。

開発の背景

持続性注射剤及び薬物送達システムは、従来は毎日の服薬または注射で投与しなければならなかった薬を、たった一本の注射で数週から数ヵ月まで薬効が続くように開発した新しい形の医薬品です。

慢性疾患患者は持続的な投薬を通じて自分の疾患を調節しなければならないが、毎日の服薬または注射で治療をする状況は患者の生活の質を下げ、治療に対する抵抗感を招くため、服薬アドヒアランスを低下させ、治療効果も下がることになります。

患者の服薬利便性及び治療効果の確保のために、薬物送達システム基盤医薬品(Drug delivery system based medicine)を通じて、1本の注射で活性薬物の体内濃度を一定に保つようにすることで慢性疾患患者の投薬利便性はもちろん、効能や薬物の副作用問題まで改善することを目指します。

製品または技術の紹介

티온랩테라퓨틱스
Quject®sphere
高分子基盤の持続性注射剤で、FDA承認物質を利用してミクロスフェア表面を二重コーティングし、初期放出の制御が可能であり、1~6ヵ月間、薬物が一定濃度で維持されるメリットがあり、急激な初期放出による副作用を減少させ、薬効性にも優れた剤形です。また、当該技術の超均質粒子の大量生産工程技術も保有しており、迅速な大量生産の商業化が可能な製品です。

当該技術を利用して1ヵ月セマグルチド(Semaglutide)持続性糖尿/肥満治療薬を開発しており、従来の技術に比べて薬物の急激な放出を5%以内に減らして副作用の発生可能性を解決しました。また、当該結果に基づき、疾患動物を利用して糖尿/肥満動物モデルで有効性評価を進めており、2024年臨床第Ⅰ相の完了、2027年製品発売を目標にして、世界初のセマグルチド・バイオベター製品の開発を通じて、192億ドルのGLP-1系列糖尿/肥満治療薬市場を変えるゲームチェンジャーになれると期待しています。
Quject®LNP
バイオ物質と脂質が融合されたバイオ融合脂質ナノ粒子(Lipid Nano particle, LNP)プラットフォーム技術で、新型コロナワクチンに使われた従来の商用化技術であるPEG-LNPに比べて細胞透過度及び持続性、安定性、安全性が向上され、高い競争力を持つ次世代脂質ナノ粒子プラットフォームです。当該技術は独自に開発されたバイオ融合プラットフォームで従来のLNP薬物送達システムの強力な特許問題を解決してきており、弊社では当該技術を利用してKRAS変異型の非小細胞性肺がんをターゲットにするRNA新薬を開発しています。

マウス動物実験を通じて変異肺がんだけを標的とし、薬物の持続性及び抗がん効果が非常に優秀であることが確認されました。今後、この薬物送達技術を利用し、RNA抗がんワクチン送達システムとしても開発して行く予定です。これを通じて、世界初のバイオ融合LNP技術で「25兆ウォンの新規RNA及び治療用薬物送達システム市場」に参入することを目標にしています。

会社の競争力及び事業戦略

知的財産権
  • 国内外の特許出願10件/韓国特許登録完了2件
  • 産業通商資源部のグローバル進出型改良新薬開発事業に選定(18億ウォン/4年)
  • 中小ベンチャー企業部TIPS課題に選定(5億ウォン/2年)
  • 中小ベンチャー企業部の中企部ネットワーク型R&D課題に選定(6億ウォン/2年)
  • ファーストペンギン型創業企業に選定(信用保証基金)
  • 国内大手製薬会社と共同開発進行中(LNP送達システム)
티온랩테라퓨틱스

今後の計画

今年は準備中のシリーズA投資誘致の成功を目標にしています。シリーズA投資誘致の完了後は1ヵ月持続性糖尿治療薬の開発速度を上げ、2024年にグローバル臨床第一相試験の開始を、1ヵ月持続性肥満治療薬は有効性評価の完了及び非臨床試験の開始を目標にしています。

次にQuject®LNP技術を活用したワクチン、抗がん剤、眼科疾患治療薬の共同研究を進めることでプラットフォーム技術の高度化を達成してより多様なパイプラインを確保し、グローバル製薬会社への技術輸出に向けて製品開発を加速化していく予定です。

差別化された薬物送達技術で国内外の多様な製薬会社にライセンスアウトまたは共同研究を行い、患者の生活の質を向上させる革新的な製品を商用化し、最終的には世界最高の薬物送達システム基盤新薬の開発会社として成長していきます。
티온랩테라퓨틱스
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