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SOSLAB, A Solid-state LiDAR Solution Provider
作成日
2021.04.30




会社紹介

SOSLAB(エスオーエス・ラボ)は2016年にスタートしたLiDAR(ライダー、Light Detection and Ranging)専門企業である。光州科学技術院でLiDARを研究していた博士4人が集まり「LiDARで世の中をより安全なものにしてみよう」という抱負を持って事業を立ち上げた。2020年末基準でサムスン、ハンファ、コンチネンタルなど大企業出身の修士・博士研究員を中心とした40人以上の規模へと成長した。機械式LiDAR、MEMSミラーを利用したLiDARの開発経験を基に最近、ソリッドステート式LiDAR(Solid-state LiDAR)の研究開発に成功し、量産自動車に搭載するためのプロジェクトを進めている。

投資誘致の動機と背景

LiDARはレーダーに比べて解像度や測距精度が優秀で、カメラに比べて照度環境に強いため、自動運転レベル3以上の自動運転機能の性能信頼性を確保するのに欠かせないものである。図1のように、リサーチ機関、Yole developmentの報告書によると、2019年1.6億ドル規模だったLiDAR市場は2025年には3.8億ドル規模に成長すると予測されており、自動運転車生産のためのLiDARの大量購入が市場の成長を牽引するとされている。





SOSLABは追加投資を誘致して、最近研究開発に成功したソリッドステート式LiDARの車載製品化及び量産を準備し、完成車に搭載することを目標にしている。製品の高度化、工程設計、試験評価及び認証など、実際の製品化のためにはLiDARの研究開発の面ではなく、自動車部品の生産という観点から専門人材や設備投資などが必要な状況である。今年3月5日、ホンダは自動運転レベル3の自動運転機能を搭載したセダン、「レジェンド」を発売しており、BMW、メルセデス・ベンツも今年、レベル3自動車を発売する計画である。その外、ほとんどのグローバル自動車メーカーが2022年からLiDARが搭載された自動運転車を発売する予定であると発表している。SOSLABは2025年の量産を目標にしてソリッドステート式LiDARの車載製品化を進める計画であり、LiDARの量産を加速化するための戦略的な投資家(SI)を求めている。

投資誘致の強み

市場の観点からLiDARを分析すると、2022年に完成車に搭載されるLiDARの次期モデルはソリッドステート式LiDARになると予測される。LiDARの生産性と価格競争力を考えれば、搭載予定のLiDARはOEMの要求する性能を満たすことはできるが、サイズ、価格、重さを満たすには構造的な限界があるためだ。すでに海外のLiDARメーカーであるibeoのibeoNEXT公開、OusterのES2公開のように、多数のLiDARメーカーがソリッドステート式LiDARを研究開発しており、車載用LiDAR市場ではソリッドステート式LiDARが商用化されるものとみられる。韓国には当社を除いてはまだソリッドステート式LiDARの研究開発に成功した企業がなく、当社がソリッドステート式LiDARにおける競争優位を占めているため、協力会社とともに製品化及び量産の準備をしていくことで市場を先取りすることができると予想している。





中核戦略及び今後の計画

自動車部品1次サプライヤーとの協力関係を通じて、周辺環境をスキャンするLiDAR装置の中核モジュールとLiDARデータ基盤でモノを認知するソフトウェア(Perception SW)を市場に供給する予定である。2016年から現在まで研究開発を通じて培ってきたLiDARシステムの設計、モジュール設計などの設計能力やLiDARの製造過程で獲得した光学系整列などの組立技術を含む製造ノウハウ、モノを感知して識別する認知ソフトウェアを基盤とし、国内の自動車部品1次サプライヤーとLiDARの量産に対する協力方策を議論している。まずは国内で生産される自動車にSOSLABの中核モジュールを供給することを目標にしているが、長期的には海外のLiDARメーカーの事業戦略を参考にして中核モジュールに対するIP取引またはライセンス事業モデルを適用する方策を検討し、グローバルな車載用LiDAR供給企業として成長する計画である。

車載用LiDARの量産と普及は今日のカメラのようにセンサーが一般化し、活用分野が多角化することを意味すると思われる。第4次産業革命で著しい成果を見せている国内企業のように、SOSLABはグローバルLiDAR市場を代表する企業になることを目指している。当社の今後の活動を見守っていただきたい。

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