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韓国進出の成功事例

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[自動車・部品 / ドイツ] ブローゼコリア(Brose Korea)
作成日
2016.10.10
ヒット
1859

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品質と協力、イノベーションで築き上げた、ブローゼコリアの成功ストーリー


1908年、独自動車部品メーカー・ブローゼグループ(Brose Group)設立者のMax Brose氏は、ベルリンに自動車用品を取り扱う貿易会社を立てた。しかし、自動車部品の売買だけでは満足できなかった彼はそれから11年後、北バイエルン州コーブルク市で、自動車用製品の開発・生産を開始した。

このようにスタートしたブローゼグループは現在、世界5位の自動車部品サプライヤーに成長した。家族経営で運営されており、韓国を含む23カ国60地域に進出、総従業員数は2万4千人に達する。ブローゼの主な目標は、より便利かつ安全で効率的な自動車運行を可能にするために、品質とイノベーションに万全を期することだ。このようなビジョンは成長の土台となり、自動車用ドア、シート、電動機、駆動装置に使われるブローゼのメカトロニクスシステムは現在、全世界で生産される新車、2台中1台に搭載されている。

ブローゼは2002年、ブローゼコリアを設立した。生産台数ベースで世界第5位の自動車市場を持つ韓国は、ブローゼグループの進出に最適な国だった。ブローゼは海外モーター事業の拡大に向け、韓国の自動車部品専門メーカー「万都(マンド)」との合弁会社「万都ブローゼ」を、仁川経済自由区域に設立した。

韓国で展開しているブローゼのビジネス活動についてより詳しい話を聞くため、Invest KOREAは「外国人投資ウィーク2016」に参加した、ブローゼ東アジア代表のStefan Halusa氏に取材をした。

まずは、ブローゼという会社と、韓国で展開している事業についてご紹介をお願いします。

当社は、自動車用ドア、シート、電動機、駆動装置に使われるメカトロニクスシステム専門会社です。当社の製品は、主に自動車のエンジンルームやドア内部に搭載されており、外からは確認できませんが、自動車の安全や乗り心地、効率性の向上に貢献しています。現在、約80社の自動車会社と約40社の自動車部品メーカーを顧客として確保しており、売上高は61億ユーロ程度です。

韓国には、世界第5位の自動車メーカーである現代自動車があります。これは、当社が韓国でビジネスを拡大しなければならない重要な理由の一つです。当社は開発や連続生産など、全ての段階において速やかに対応し、最上のサービスを提供するため、顧客の近くにローカルチームを設けています。

そして、できるだけ多くの部品を、韓国の市場特性に合わせて生産しています。そのため、ステアリングモーターの開発・生産が可能な合弁会社、万都ブローゼも設立しました。万都は、自動車用ステアリングシステムとブレーキシステム、そしてサスペンションシステム分野で有名なリーディングカンパニーですが、2011年万都と手を組んで、このような製品に使われる電動機を供給し始めたのです。

韓国でビジネスを拡大する上で、難しいと感じた点は?

韓国にはすでに、価格競争基盤の強固な市場が確立されているということが、最大の課題でした。欧州とは違って、韓国の産業構造においては大手企業が経済に大きな影響を及ぼし、全体サプライチェーンとバリューチェーンの中で、非常に広範で密度の高い関係が構築されています。顧客会社とサプライヤーの間に強固な関係が形成されているこのような市場に、新規メーカーが参入することは、決して容易なことではありませんでした。

韓国が外国人投資家にとってより理想的な投資先になるためには、何が求められるのでしょうか。

多国籍企業や外国企業が韓国でビジネスを展開する上で重要なのは、開放性です。企業が事業を持続的に発展させていけるような、開放的で平等な規制環境が求められます。当社のような企業にとっては、自由な資本の流入・流出も欠かせない要因の一つです。

また、韓国でのビジネスをさらに発展させていくために、本国から必要な人材の支援が受けられるようにしてもらいたいと思います。海外の技術専門家が韓国で勤務できるように、就職許可制度が柔軟に運営されることです。海外の人材が流入すれば、彼らの知識と専門性も韓国に流入します。当社はドイツの本社で先行開発と先端技術に集中しており、海外人材の流入は非常に重要です。

韓国とアジアで掲げている今後の目標やビジョンがあれば、教えてください。

昨年の構造再編を受け、韓国は中国を除くアジア市場の本社となりました。韓国の市場規模が、中国以外の他の地域に比べて、圧倒的に大きいからです。今後、韓国の自動車メーカーとのビジネス拡大を視野に、韓国への追加的投資が実施される可能性も高いです。

しかし、当社は韓国の自動車メーカーとのプロジェクトに止まらず、アジアでのエンジニアリング能力・インフラ強化に向け、日本とASEAN諸国もサポートしていきたいと思います。

「外国人投資ウィーク2016」に求められることは何でしょうか。そしてこのような催しは、外国企業にとって、どのようなメリットがあると思いますか。

韓国は経済発展において、非常に重要な段階に差し掛かっています。ここ数十年間、高い価格競争力を武器にした産業部門の急激な発展を通じて、目覚しい経済成長を達成しました。これにより、韓国は現在世界の主な経済大国の一つに位置づけられ、G20の仲間入りも果たしました。しかし、過去の経済の論理や戦略は、これ以上有効にはならないと予想され、より大きな経済成長を成し遂げるためには、ある程度自らを再定義する努力が求められます。私は、韓国政府の未来構想計画、特に「創造経済」に高い関心を持っています。外国人投資ウィークは外国人投資家が直接、韓国政府から今後の投資政策について説明を受けられる、重要な機会です。ここで得られた情報を土台に、投資家はより効果的な投資計画を立てることができます。

最後に、韓国進出に関心を持っている外国企業にアドバイスをお願いします。

韓国のFTAネットワークは、投資先として韓国を必ず考慮しなければならない理由です。FTAは韓国に投資した企業の輸出を、非常に容易にしています。当社もそのおかげで、韓国から欧州、インド、北米などへと順調に製品を輸出しています。今後も韓国がFTAネットワーク拡大にさらに取り組み、より良いビジネス環境が構築されることを期待しています。


By Esther Oh (estheroh@kotra.or.kr)
Executive Consultant/Invest Korea



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