本文のショートカット メインメニューのショートカット

Invest Korea

検索

韓国進出の成功事例

  • Home
  • Why KOREA
  • 韓国進出の成功事例
[その他 / 大韓民国] 韓国産業技術振興院(KIAT:Korea Institute for Advancement of Technology)
作成日
2021.04.23
ヒット
203

한국산업기술진흥원 석영철 원장



KOTRA Expressは、韓国産業技術振興院のソク・ヨンチョル院長とのインタビューを通して、韓国産業技術振興院および産業技術革新、そして韓国でビジネスを展開するメリットを紹介する。



韓国産業技術振興院は、2009年5月に設立された大韓民国の産業通商資源部の傘下機関として、産業技術の革新を追求し、関連政府政策の推進をサポートする役割を果たしている。産・学・研のパートナーシップを構築し、相乗効果を創出する一方、第4次産業革命時代に韓国がグローバルリーダーとして一段階跳躍できるよう努力している。

ソク院長は米オハイオ州立大学(Ohio State University)で経済学の博士号を取得し、産業技術の専門家として認められ、2019年6月から韓国産業技術振興院の新院長に就任した。振興院長の就任前は韓国経済研究院と産業通商部に勤務し、米シンシナティ大学(University of Cincinnati)と韓国の仁荷大学で教授として歴任した。

韓国産業技術振興院のソク・ヨンチョル院長とのインタビューを通して、韓国産業技術振興院および産業技術革新、そして韓国でビジネスを展開するメリットを紹介する。



自己紹介をお願いします。



私は技術政策研究に加え、機関を対象に政策コンサルティングを行っている研究員です。これまで政策立案の過程で私の見解が反映される場合もたまにありましたが、その度にそれなりのやりがいも感じたりしました。

私は、主要企業の研究開発(R&D)競争に関する研究テーマで論文を執筆し、オハイオ州立大学で経営学博士号を取得しました。産業組織に関する研究は、経済学から派生した学問でもあります。在学の当時、革新の経済学はあまり注目されていない非主流のテーマでした。しかし、私の指導教授が未来にはきっと注目されると助言し、その言葉に共感した私は該当分野の専門家になることに決めました。卒業の直後にはシンシナティ大学(University of Cincinnati)の助教授として務めました。

その中で、ある年の夏休みに韓国を訪問しましたが、当時偶然にも政府関係者の方と会って話し合う機会ができました。その方から、「米国はすでに先進国ので、韓国の発展のために力を貸してくれないか」といわれました。私には全く想像もできなかった突然の提案でした。しかし、祖国に対する私の役割が何かを真剣に悩むきっかけになり、結局、1994年に留学生活を終え、帰国して政府機関で務めることになりました。今年でいつのまにか27年目になりますね。



韓国産業技術振興院と機関の役割について紹介をお願いします。



韓国産業技術振興院は政府傘下の機関として、産業技術の革新と関連政策の開発を支援しています。研究開発活動を支援しながら、技術事業化、国際協力、規制革新、研究開発装備の支援、産業の専門家の養成など、様々な分野において各企業の革新成長をサポートしています。また産業技術に関する国内外の政策を研究し、政府主導の中長期的な産業技術戦略の策定にも協力しています。

韓国産業技術振興院の今年の予算は2兆284億ウォンです。これは政府の2021年のR&D予算27兆4千億ウォンの7.4%に相当します。韓国産業技術振興院は韓国経済がコロナ禍の影響から早く回復し、再跳躍できるよう支援します。また、政府の経済大転換発表である「韓国版ニューディール」を成功させるために、各産業のデジタル化、グリーン化、そして経済構造の再編成にも貢献します。

第4次産業革命時代に競争優位を確保するためには、新産業育成が不可欠であり、そのためには積極的な規制革新が不可欠であると言えるでしょう。韓国政府は現在、5つの分野にわたり、規制のサンドボックス制度を運営していますが、その中で産業融合と規制自由特区(地域革新)という2つの領域における規制革新活用と審査を、韓国産業技術振興院が管轄しています。



노르웨이 UMOE -한국 NK, 기술협업 논의

ノルウェー UMOE - 韓国NK、技術協業を論議(写真提供:KIAT)



最近、韓国に世界中の関心を集まっています。その理由は何だと思われますか。



最近、全世界が韓国に注目しています。K-POPや映画のみならず、個人的に韓国の製造業の競争力が認められ始めたからだと思います。コロナ禍でグローバルバリューチェーン(GVC)が瓦解し、これにより世界中の工場が相次いで倒産し経済活動が麻痺しました。幸いなことに、韓国は新型コロナ感染拡大の初期から防疫に成功し、他の国のように激しい混乱を経験したことがありませんでした。おかげで、韓国は安全で安定的な生産基地として認識されるようになりました。韓国の製造業の割合は約27.8%で、これはドイツ(21.6%)、日本(20.8%)、アメリカ(11.6%)のような伝統的な製造大国よりもはるかに高い数値です。

その結果、昨年の韓国の実質経済成長率はマイナス1.0%を記録し、OECD主要加盟国のうち、中国(20.3%)、ノルウェー(-0.8%)に続き3番目に高いことが明らかになりました。コロナ検査キットからマスク、そして最近開発された最小残留型注射器(LDS:Low Dead Space Syringe)まで、韓国の製造産業は新型コロナ対応にも大いに貢献しました。



これから韓国は魅力的な投資先になれると思いますか。



世界10位の輸出国として、韓国は独自の市場を構築して、韓国および海外の企業に膨大なビジネス機会を提供しています。中国と香港を除く世界10位圏の主要輸出国は、昨年コロナパンデミックで一斉に輸出減少を見せましたが、韓国は前年同期比5.5%水準の微々たるマイナス成長を記録し、7位となりました。それに加え、2020年には世界中の外国人直接投資(FDI)も前年比約40%減となりましたが、韓国は比較的11%の減少を見せるなど安定した落ち込みを見せました。韓国に流入された純外国人投資金額も6ヵ月連続200億ドル超を記録するなど、驚くべき実績を上げました。グローバル危機でも韓国は依然として魅力的で安全な投資先ということを改めて証明したのです。

このような成功の裏には、韓国が保有する競争力のある製造能力があります。韓国は誰にでもチャンスがある開放経済を目指しています。多くの外国の専門家は、「どうやって韓国は様々な分野の製造業を効率的に発展させることができたのか」その秘訣を知りたがっています。私も半導体やディスプレー、造船業、自動車など、ほとんどの産業でくまなく頭角を現す韓国の底力に、改めて驚きます。こんなに小さな国が、そのすべてを消化し、成功させるこそ、韓国経済の威力ではないかと思います。

すでに多くの外国企業は韓国を研究開発の拠点として活用し、これらの外国投資企業は韓国の現地企業との協業だけでなく、韓国産業技術振興院が施行している産業融合規制サンドボックス制度を通じ、直接的に市場参入の機会を確保しています。



[産業融合規制サンドボックス] 売上高/投資動向(単位:百万ウォン)


[산업 융합 규제 샌드박스]매출/투자 현황

それでは振興院が運営している規制サンドボックス制度を活用して誘致した投資事例を具体的に紹介していただけますか。



規制サンドボックス制度は、韓国型ニューディール政策の一環であるデジタルニューディールをリードする政策として、従来のオフライン中心のビジネス・パラダイムからオンラインに旋回している企業をサポートしています。

例えば、車両のモバイル通信システムを通じてワイヤレスベースの自動車ソフトウェアシステムをアップデートしたり効率をアップグレードしたりするOTA(Over-the-Air)サービスが発売されました。産業通商資源部が民間のサンドボックスにOTAサービスを入れることで、米国の電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)は当該新技術を韓国に導入し、遠隔でお客様のフィードバックを受け入れ、これに基づきOTAサービスを提供できるようになりました。リアルタイムOTAを通じて運転手はより便利に既存の欠陥問題を補い、メンテナンスができるようになりました。これまで自動車の整備が必要な場合、自ら車を修理センターまで行かなければならなかった顧客の立場では、時間とエネルギーを節約できるようになったわけです。

韓国版ニューディール政策のもう一つの柱であるグリーンニューディール政策の場合、環境にやさしい水素経済の実現を目標に掲げています。このため、最近韓国のNKはノルウェーのUMOEとの共同開発・技術移転契約を締結し、水素輸送用チューブトレーラー(カートリッジ)の供給を受けることになりました。両社は、サンドボックス制度を活用した新技術のデモンストレーションとテストをより活性化することを約束しました。

先にお話した技術は、実はアンタクト産業や電気自動車、水素経済など活発に研究開発が進められていますが、現在の水準で具体的に言うにはまだ早い新産業分野の一部の事例です。

それに、韓国の主要企業に対する関心が次第に高まっていることから、海外投資事例も拡大しています。 現在はバイオ分野に集中していますが、スマート自動体外式除細動器(AED)が良い例でしょう。実は誰か、心臓発作や心臓麻痺などで一刻を争う場合、スマートAEDで心肺蘇生ができるようになります。韓国で製造されたスマートAEDの輸出や投資は最近急増している状況です。

韓国産業技術振興院は、産業技術の革新を図り、(直接投資の方式ではなくても)海外企業との技術協力を通じた共存をサポートしています。ドイツのBMWとベルギーの電子研究所IMECは最近韓国企業と共同研究開発に着手しており、これを通じて今年から多国間協力をより拡大する計画だと発表しました。

対韓投資企業の立場からすれば、製造競争力を保有している韓国企業との協業を通じて、中核技術を戦略的に確保することができるようになるでしょう。逆に、韓国企業の場合、対韓投資企業との協力によりグローバル供給網に安定的に参入できるチャンスをつかむことができるのです。これこそ理想的なパートナーシップではないでしょうか。



昨年7月、政府は韓国版ニューディール政策を発表しました。規制サンドボックスは、政策の中心となる中核事業として浮上しましたが、具体的にサンドボックス制度とは何か、そしてその役割について説明してください。



規制サンドボックスは、市場規制のために革新的なアイデアの実現が困難な企業をサポートするために策定された一種の企業支援方策です。サンドボックスの中で企業は思う存分チャレンジし、開発中の新技術やサービスをテストすることで、より安全に市場進出の機会を確保できるようになります。海外の場合、フィンテックのような特定領域でのみサンドボックス制度を運営していますが、韓国は産業融合、規制自由特区(地域革新成長)、ICT、フィンテック、スマートシティの5分野で推進しています。

その一部の産業融合規制サンドボックスを韓国産業技術振興院が管理・運用し、多様な融合新技術の発売を積極的に支援しています。他の分野と異なり、産業融合規制サンドボックスの場合、用途の適格性に制約を受けず、広範囲の事業テーマと業務を包括しています。

政府の2019ニューディール政策発表以前から、韓国産業技術振興院はサンドボックス制度を運営してきました。今年で3年目になりますね。院長として初めて赴任した当時は、きちんとした部署一つすらありませんでした。臨時組織をつくり、ようやく業務を進めてきたところで、発令を受けるやいなやサンドボックスチームを再整備し、「規制革新部署」という新規事業チームを立ち上げました。現在では組織規模も成長し、様々なプロジェクトを担当しており、政府主導のデジタル‐グリーンニューディール政策の実現にも積極的に取り組んでいます。

お話ししたとおり、積極的な規制革新は新産業育成の最優先課題です。そして規制サンドボックスこそ、これを達成するための中核的な事業だと言えます。産業融合規制サンドボックスは、デジタル‐グリーンニューディール中心の未来社会において、イノベーションの基盤を築いてまいります。

2019年に制度が初めて導入されて以来、約2年間75社の企業が韓国産業技術振興院のサンドボックス制度を通じて事業化に成功しました。3年目を迎える時点で、目に見える成果も目立ってきています。75社のうち、半分以上がデジタル‐グリーンニューディール分野で頭角を現し、国家発展に貢献しています。

対韓投資企業も直接・間接投資で、韓国市場への進出により多くの関心を見せています。昨年から振興院は、新技術をより早く市場に発売されるよう、ファーストトラック(迅速処理案件)制度を積極的に活用しています。これにより、事業性がすでに立証された企業を対象に審査過程を一元化·簡素化するとともに、市場への参入と事業化をより積極的に進めています。

韓国特有の「パリパリ(早く早く)」の文化が規制サンドボックス制度で重要な役割を果たしたのではないかと思います。今、この瞬間もより迅速で安全なサービスを提供するため、システムの効率化に向けて努力していおります。




압축수소 이송용 고압가스용기(type 4)

압축수소 이송용 고압가스용기(type 4) (사진제공 KIAT)



韓国で事業機会を模索している投資家の皆さんに一言お願いします。



「危機こそチャンス」という言葉のように、コロナ禍を通じて韓国は製造大国としての地位をさらに高めることができました。韓国が安全で競争力のある生産基地であるという点を外国人投資家の皆さんにアピールできれば、きっと投資誘致に大いに役立つと思います。世界的レベルの技術競争力を誇る韓国企業の場合、グローバル企業の優れたパートナーとして共に成長することもできるでしょう。

韓国政府の規制革新・刷新への意志は、いかなる国とも比べものにならないほど強いです。より多くの外国人投資家の方に韓国こそ革新的なビジネスアイデアと技術が繁栄できる国であることをより紹介させていただきたいと思います。

また、韓国産業技術振興院は、グローバル企業との技術協力に向けて韓国政府の政策樹立を後押しする信頼できる公共機関であるという事実を改めて申し上げたいと思います。

韓国産業技術振興院は、韓国企業の技術競争力および製造業に関心のあるすべての投資家の皆様に、ビジネスを成功させるための最も早くて簡単な道をご提案いたします。




By Grace Park
Executive Consultant
Investment Public Relations Team / Invest Korea
Korea Trade-Investment Promotion Agency (KOTRA)
gracepark@kotra.or.kr

メタ情報