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韓国進出の成功事例

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対韓投資広報大使:トーマス・バーン会長
作成日
2023.09.11
Thomas Byrne, Honorary Ambassador of Foreign Investment Promotion for Korea

Invest KOREAは、トーマス・バーン対韓投資広報大使に会い、彼のキャリアが投資先としての韓国の魅力を高めるために貢献できる方策をお聞きしました。

新任対韓投資広報大使のトーマス・バーン氏は、ニューヨークに本社を置く非営利団体であるコリア・ソサエティ(Korea Society)の会長兼代表です。ジョンズ・ホプキンス大学で国際関係学の修士号を取得し、現在はコロンビア大学とジョージタウン大学の兼任教授として勤めています。

2015年にコリア・ソサエティの会長に就任する前は、シンガポールを拠点とするムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's Investors Service)でアジア太平洋および中東地域のソヴリン・リスク・グループ(Sovereign Risk Group)の分析責任者として、韓国の信用格付けを担当しました。専門的なキャリアを積む前は、1970年代後半に韓国で3年間、米国平和ボランティア活動に取り組みました。この経験を通じて韓国の文化を知り、韓国の驚異的な経済発展を目撃しました。

Invest KOREAは、投資先として韓国の魅力を高めるために、彼のキャリアと経験がどのように貢献するのかについてお聞きしました。
Thomas Byrne, Honorary Ambassador of Foreign Investment Promotion for Korea
対韓投資広報大使として今後の計画や抱負について教えてください。

広報大使としての抱負の一つは、コリア・ソサエティのネットワークと能力を活用して、韓米間の長期的な投資関係の重要性に対する認識を高めることです。

1957年にジェームズ・ヴァン・フリート司令官が創立したコリア・ソサエティのミッションは、韓米民間の相互認識、理解、協力の増進でした。 今も創立当時の60年前と同じです。今年は韓米同盟70周年を迎える年となります。2023年4月の首脳会談で、バイデン大統領と尹大統領は「ワシントン宣言」を採択し、「安保パートナーシップとして始まったものが、民主主義の原則を擁護し、経済協力を促進し、技術発展をリードする真のグローバル同盟に成長、拡大した」と述べました。 経済協力において、両国間の貿易面はすでに多くの注目を集め、2021年のKORUS FTA発効以降、多くの成果を上げました。 しかし、経済協力における投資面は、特に将来の経済の繁栄と持続可能性のために必要なサプライチェーンの安定化、最新技術の発展において、両国の利害関係者にとってより多くの関心が必要だと思います。

過去数年間、コリア・ソサエティの活動は、韓米間の活発な投資関係に重点を置いてきました。 これは、2022年にジョージア州アトランタで開催された第1回ナショナルアウトリーチプログラム(National Outreach Program)、ビジネス、経済、公共政策の優れたリーダーと一緒に行うリーダーシップインタビューシリーズ(Leadership Interview Series)、そして韓米関係の発展に貢献した個人及び機関に授与するヴァン・フリート(Van Fleet Award)にも表れています。

投資関係に関しては、これまで対米韓国投資ほど劇的な増加幅を示さないなどの理由でやや見過ごされてきた米国の韓国投資にもっと多くの関心を引き出していきたいと思います。コリア・ソサエティのフォーラムとしての役割は、両国間の投資の流れを主導する要因(例えば、インフレ削減法や半導体と科学法など最近制定された米国の法律など、新たに生まれる産業政策の意味)について、民間および公共部門の意思決定者を一堂に集めて議論の場を提供することにあります。

韓米の投資協力の種類について説明してください。

韓米投資関係における最近の主な傾向は、韓国の対米直接投資(FDI)の増加で、米国商務省の最新統計資料によると、2017年から33%増加し、2021年には720億ドル(stock position)に達する見込みです。 2022年以降、韓国企業が発表した半導体チップ・電気自動車・電気自動車バッテリー・バッテリー部品・太陽光パネル製造などの業種での大規模なプロジェクトを見ると、このような上昇傾向は続くものと思われます。

一方、商務省のSelectUSAレポートによると、米国企業の韓国への投資は2021年まで同期間380億ドル(stock position)で比較的に安定した様子です。

しかし、最近、米国および他の国々からの韓国への外国直接投資(FDI)は上昇傾向を示しています。例えば、COVID-19のパンデミック時に世界中に供給できるワクチンの量を確保しようとする米国のライフサイエンス企業は、韓国の最先端の製造能力に関心を示しています。 また、米国のエンターテインメント業界とストリーミングサービス業界は、ソフトパワーである「K-Culture」の成長に関心を示しています。このような発展状況を注意深く見守り、強調する必要があります。
Thomas Byrne, Honorary Ambassador of Foreign Investment Promotion for Korea
Invest KOREAは米国でどのような役割を果たしていますか?

新任広報大使として、私は米国でInvest KOREAとKOTRAの活動についてもっと知ることを期待しています。一般的に、KOTRAの主な活動は、新興輸出企業の支援、国際パートナーシップの育成、新しい事業領域の発掘、訓練と能力開発の支援、市場調査やその他の情報サービスの提供などです。

特に、私は幸運にも2022年にKOTRAニューヨーク事務所が開催した最大のイベントであるK-Lifestyle USAに参加することができました。 実際、ニュージャージー州で3日間開催されたこのイベントでは、最も流行のK-Cultureのトレンドと革新を代表する百以上のライフスタイルブランドが紹介されました。ニュージャージー州議会議員も参加するなど、多くの人々がイベントに参加し、韓米関係の幅広いシナジーと特別な関係を反映していると言えます。

対韓投資のためにInvest KOREAと協力すべき理由は何でしょうか?

Invest KOREAは、米国内のKOTRA貿易館の支援とともに、外国企業を対象に投資過程の最初から最後まで相談と案内を提供する唯一の専門機関です。 これにより、投資家はニッチ市場を見つけ、韓国の堅固な経済ファンダメンタルズ(基礎条件)から利益を得ることができるように支援されます。Invest KOREAのホームページに記載されているように、韓国はGDPが2兆ドルに近い世界10位の経済大国です。ムーディーズが韓国の国家信用格付けをAa2段階(安定的)に決定した事実が反映しているように、堅固な対外支払能力及び信用状態、予測可能な外国為替政策、2023年4月基準4270億ドルに達する世界9位規模の外貨準備額(韓国銀行発表)を保有しています。

韓国は世界的にも優れたインフラを備えており、都市地下鉄システムや国家高速鉄道網などの公共交通網は世界最高水準に数えられています。韓国の玄関口である仁川国際空港は、SKYTRAX評価で常に世界5位以内にランクインしています。 また、世界経済フォーラム(WEF)によると、韓国の情報通信技術(ICT)は世界1位です。

さらに、韓国はOECD諸国の中で教育修了率が最も高い国です。Invest KOREAが明らかにしたように、「韓国の最も重要な資源は人であり、これによって韓国の革新が持続される」と言えます。

By Taehwa Hong
Investment Public Relations Team / Invest KOREA
Korea Trade-Investment Promotion Agency (KOTRA)

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