本文のショートカット メインメニューのショートカット

Invest Korea

検索
検索
※ 以下のボタンをクリックすると、カスタム情報検索サービスが利用できます。
カスタム情報検索サービス

韓国進出の成功事例

  • Home
  • Why KOREA
  • 韓国進出の成功事例
[自動車・部品 / イギリス] エドワーズコリア(Edwards Korea)
作成日
2011.11.11
ヒット
1886
success stories

エドワーズコリア(Edwards Korea)、グローバル市場向けて真空ポンプ生産

真空機器メーカーのエドワーズコリアは5月にグローバル生産基地を竣工し、現在は全世界に向けて製品を供給している。

世界のリード役として真空機器及び排気管理機器の製造とサービス提供を行うグローバル企業のエドワーズ社は、今年5月に自社の生産基地をイギリスから韓国に移転した。韓国への移転には、理に適う理由があった。

韓国は先端技術を有する国であり、先端技術のほとんどは大気圧より低い真空の環境で製造を行わなければならない。エドワーズコリアは、このような真空の環境を作ることができるドライ真空ポンプを製造している。イ・ソンミン社長によると、韓国では概ね5万台が使用されている。

その5万台のポンプはもちろん、メンテナンスが必要となる。エドワーズコリアの現場サービスを担当する技術者は、機器が設置されている現場を毎日訪問してポンプの状態を点検し、問題のある部品を修理または交替する。このポンプは企業が生産日程に間に合わせるためには欠かせない、重要な役割を果たす。

「お客様のお呼びがあれば、夜の1時であっても現場に駆けつけて支援します。」と、イ社長は話す。

エドワーズコリアの成功は、支援と人材に焦点を当てた企業戦略に支えられた。イ社長は、韓国の職員たちがイギリスの職員に比べてもとても一生懸命に働いているとイギリスから評価されているという。

「お客様は、我が社の職員を自分の職員のように活用することができます。」と、イ社長は話す。

エドワーズコリアは約680人の職員を抱えている。職員のほとんどは韓国人で、半分程度は天安にあるエドワーズコリアの国内3番目の工場となる新しい生産基地で働いている。本社は盆唐に所在しており、全国7箇所に現場事務室を置いて700社の大企業を顧客として支援している。その中にはサムスン、LGディスプレイ、ハイニックスのような大手企業もある。

イギリス企業のエドワーズ社は1919年にBOCグループの子会社として設立され、収益と市場シェアの面で各分野のトップに立つ企業として成長した。エドワーズがソンウォン交易(株)を韓国市場の総代理店として選択し、1984年に一緒に事業を始めてから韓国側の所有主と企業名に変化があった。1990年にはソンウォンインターナショナルという企業名でエドワーズと合作投資の契約を締結し、2007年にエドワーズコリアを設立し、同年にプライベート・エクイティ・ファンドのCCMP Capitalに買収された。

エドワーズコリアは半導体、LCD、太陽電池、分析計器とともにフラットスクリーン、LED照明のような新技術分野のみならず、化学、薬学、バイオ燃料産業などの分野における製品の生産に適したクリーンな環境を作るために設計した真空技術及び排気管理機器を製作・供給する。

5月に工場が竣工され、それとともにすべての生産施設をイギリスから韓国に移転したエドワーズコリアは現在、全世界を対象にドライ真空ポンプを供給している。元々イギリスの経営陣はコスト削減のため、生産基地の中国移転を検討していた。しかし、製品を生産するためには最先端の技術が必要であり、製品の高品質を維持するのが重要だという判断から韓国への移転を決定した。

「また、地理的に韓国はアジアの真ん中に位置しています。しかも収益の60%はアジアから発生しているため、日本、中国、台湾の中心に位置している韓国が位置の面で適しているんです」とイ社長は話す。

新たな製造工場の竣工により輸出がさらに増加し、昨年1,400億ウォン(約1億2,280万ドル)を記録した輸出が、今年は2,400億ウォンに拡大すると見込まれている。生産された製品は多くを米国、中国、欧州、日本に輸出する。国内向け販売の成長幅は比較的小さく、2,400億ウォンから2,500億ウォンに増えると見込まれている。

競合相手は国内企業だけでなく、日本企業もエドワーズコリアと競争する関係にある。しかし、最も大きな挑戦は内部からものであり、製品の質を高め続けていくのが最も大きな課題だとイ社長は話す。

新工場を竣工してまだ1年にも及ばないものの、イ社長はイギリスからターボポンプ生産施設のみならず、長期的にはスクラバーシステム製造施設も韓国に移転してくることを希望する。

米国のサムスン半導体とシリコンバレーにある別の半導体企業で勤務した経験があるイ社長は、職員によりグローバルな資質を求めている。イ社長がエドワーズコリアの経営を初めて担当した2年半前は、職員たちがグローバルな同僚や顧客と業務の一環でコミュニケーションする理由や機会があまり多くなかった。しかし、今は新たなグローバル生産基地が韓国に位置しており、イギリス本社の職員たちと頻繁に連絡を取り合わなければならない。そのため、イ社長は職員たちに向けて言語とコミュニケーション技術、グローバル精神を向上させることを求めている。

「私は人材を優先順位にします。」とイ社長は話す。

イ社長の事務室の壁にかかっている「良き人が良き会社を成す」という文句からイ社長の考え方が伝わってくる。

「良き人とは、たくさんのことを意味します。良い性格や能力、知識など。我が社がこうした資質を持つ人材と一緒に仕事をすることができれば、我が社は強くなるでしょう。」とイ社長は話す。

By Chang Young (young.chang@kotra.or.kr)
メタ情報