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韓国進出の成功事例

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[自動車・部品 / アメリカ] 3M、ポスト・イット以上
作成日
2012.07.09
ヒット
1925
success stories

3M、ポスト・イット以上

3M Korea、技術革新とローカリゼーションを通じた35年間の成長

3MのPPTファイルには、周期表を利用して自社の製品を紹介するスライドがある。周期表の元素記号の中でAbは研磨材(abrasive)、Diはディスプレイ(Display)を意味する。

PRの一環であろうか。そうではない。実は、3Mは鉱物産業から始まった企業だ。

ミネソタ(Minnesota)、採掘(Mining)、製造(Manufacturing)を意味する3Mは1902年、モアッサン石(moissanite)のような鉱物の採掘業を基盤に米国ミネソタ州で設立された。モアッサン石は研磨材の製作に使われるカーボランダム(carborundum)のことを指す。3Mの設立者らは、こうした鉱物を活用した製造ラインの効率向上や人間との融合のあり方などについて自問した。そして、たどり着いたのは紙と接着剤という答えだった。現在、3Mはポスト・イット(Post-it)から6万台以上のスマートフォンに使用されている高熱伝導性材料(thermal interface material, TIM)に至るまで様々な製品を製造している。

「当時、彼らの考え方は革命的なものだった」と、3M Koreaのジョン・ビョングク社長は3Mの設立者たちを評価する。

3Mについて一般消費者の多くは、Scotch Magic TapeやScotch-Brite Spongeを思い出すだろう。だが、3Mの主力分野は産業部門だ。一般消費者を対象にした販売(B2C)は全体収益の15%程度に過ぎない。 3M Koreaは1977年に3Mと斗山グループの合作企業で始まり、産業及び交通、電気電子機械及び通信、セーフティ、セキュリティサービス、ヘルスケア、ディスプレイ及びグラフィック、消費者及びオフィス、光学システムなど7つの部門に重点を置いて営業を展開している。1996年、3Mは斗山グループから持分の所有権を100%譲り受ける。

「韓国市場から成長潜在力を見つけた」とジョン社長は話す。「3M Koreaは3Mの48番目の系列会社だ。全世界に向けて営業活動を拡大する中、韓国市場の成長が目に入った。」

3M Koreaの事業活動の70%は現代自動車やサムスン電子、LG電子のような韓国の大企業に基づいている。2011年には1兆5670億ウォン(13億4000万ドル)の年売上を達成し、70社に及ぶ3Mの系列会社の中で5位の売上を記録した。

ジョン社長は、「顧客会社がグローバル市場で成長・成功するにつれて、3M Koreaも自然に成功に近づいてきた」と話す。

現在、3M Koreaは京畿(キョンギ)地域にR&Dセンターを、釜山(ブサン)に3つの工場と流通センター及び支店を、汝矣島(ヨイド)には本店を置いている。営業活動の展開で3M Koreaが最も重点を置く部分はローカリゼーションだ。実際、韓国内での製品開発及び輸出を通じて得た収益が売上全体の15%を占めている。昨年は輸出が売上全体の19%を占めた。

ローカリゼーションはジョン社長が強調する3大重点分野のひとつ。約1700人に及ぶ3M Koreaの職員は全員が韓国人で、ジョン社長は去年、韓国人としては初めて社長に任命された。

「韓国に進出した外資企業が成功するためには、国内におけるR&Dや生産、人事などの面でローカリゼーションを展開しなければならない。そうでないと、国内の大手OEM(Original Equipment Manufacturing)メーカーとの付き合いが難しくなりかねない」とジョン社長はアドバイスをする。 また、3Mと20年間を共にしてきたジョン社長は人材開発と快適な職場環境を強調する。彼は、社内に「Fun Fun Project」を導入した人物でもある。Fun Fun Projectでは1ヶ月に2回ずつコーヒーやおやつを楽しむ時間があり、15人の選ばれた職員たち(5人は抽選で決定、2人はベストエッセイ作成者、8人は実績で決定)は会社がすべての経費を負担する家族旅行がプレゼントされる。

「会社はできるだけ楽しくなった方が良い。それによって職員一人ひとりの生活の質も、会社の生産性も向上するから」とジョン社長は話した。

By Chang Young (young.chang@kotra.or.kr)
ご存知ですか?
  • 3M Koreaの職員たちはジョン・ビョングク社長の仕事とプライベートのバランスに関する哲学により、8時出社-5時退社のルールを守るために努力している。
  • 3Mが発明したポスト・イット(付箋)は1997年作の「ロミーとミッシェルの場合(Romy and Michele`s High School Reunion)」というハリウッド映画に15分ほど登場し、大人気となった。映画の中で二人の主人公は高校時代の友達をびっくりさせるため、自分たちがポスト・イットを発明したと嘘をつく。
  • 3M Koreaは韓国で最も尊敬される企業ランキングで23位にランクインした。上位30位以内の企業で100%外資企業は3Mのみだった。
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