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韓国進出の成功事例

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プラクスエア・コリア(Praxair Korea)
作成日
2012.12.14
success stories

プラクスエア・コリア、地域社会活動への積極的な取り組み

社会的責任の履行を通じて地域社会の発展に貢献する

プラクスエア・コリア(Praxair Korea)の職員たちは、社会還元のクリエーティブな方法についてよく知っている。

そのやり方が金銭の寄付からチャリティーイベント、パン作りまたはキムチ作りを通じたボランティア活動まで幅広く、プラクスエア・コリアの職員たちは単なる一回性のイベントでなく、仕事の延長線上として企業の社会的な責任(CSR)を充実に果たす。

プラクスエア・コリアのソ・ソンボク代表理事は、CSRの履行が社会的弱者を支援する意味だけでなく、社内のチームワークや会社イメージの向上にも効果的だと考えている。

産業ガス製造メーカーのプラクスエア・コリアは1975年に韓国進出し、現在はソウル本社と全国5ヵ所の工場を置いている。主な事業領域は半導体とLCD生産部門に対する産業ガスの供給で、数々の韓国大手企業を顧客にしている。コネチカット(Connecticut)に本社を置くプラクスエアが韓国で営業を開始したのは、こうした韓国市場の成長可能性を高く評価したからと言える。

プラクスエア・コリアはここ十数年間で平均10%の販売成長率を記録しており、昨年は2500億ウォンの販売収益を上げた。雇用率も増加を続けており、総職員数は2009年の267人から今年は322人に増えた。

プラクスエア・コリアの成功戦略は、CSRを充実に果たすことにある。

「グローバル企業は、会社が求める価値が現地市場で認められてこそ、ようやく進出した地域に根を下ろし、ローカリゼーションができる」とソ代表は話した。

プラクスエア・コリアの職員たちは、定期的に2種類の金銭寄付に参加している。低所得世帯の学生を対象にした大学学費の支援と、低所得世帯及び障害者世帯を対象にした生活費の支援がそれだ。今年から始まった奨学金支援は、今後毎年定期的に実施され、会社は毎年5人の学生に学費を最大50%まで支援する予定。こうしたプロがラムは学費の値上げで苦しまれている学生に助けになるだけでなく、会社にもプラスになると見ている。

「学生を支援対象に選んだのは、この支援活動が今後雇用に結びつく可能性があると考えるため。つまり、会社に役立つ人材を発掘することもできる」とソ代表は話した。

低所得世帯と障害者世帯の生活費支援では、毎月職員たちが出えんした基金で5世帯を支援し、会社は職員たちの募金額に相応する金額を寄付する。年間寄付額は800万ウォンに達する。

「こうした寄付プロジェクトは、円満な労使関係の維持に役立つだけでなく、職員たちに支援活動に参加する機会を与える点で意義深い」とソ代表は話した。また、彼は社内の労働組合が人道主義的な活動に積極的に参加していると付け加えた。

プラクスエア・コリアとしても積極的に善行を実践している。昨年は80%以上の本社職員が低所得世帯のためのキムチ作りを行い、490万ウォンの材料費を負担した。

「たいていの場合、韓国では男性がキムチ作りをすることはなかなかない。その点で、ボランティア活動で参加したキムチ作りはとても特別な経験だった」とソ代表理事は話した。

先月、プラクスエア・コリアは再び社会的弱者のために集まって料理をすることを決めた。今回は、キムチの代わりにパンを選択した。今回も製パン材料の購入に必要な金額を寄付した。

単に飲食を利用したボランティア活動だけでなく、下水溝の掃除―や障害学生の就職準備及び職場適応に向けた支援など、様々な活動を展開している。

プラクスエア・コリアの職員たちはこのように多様多種のボランティア活動についてどう考えているのか、という最後の質問に、ソ代表は「誇り」という言葉で表し、「職員たちは様々なボランティア活動を期待しており、参加を積極的に希望している」と話した。

By Chang Young (young.chang@kotra.or.kr)

ご存知ですか?
  • プラクスエア・コリアは安定した雇用環境の造成と常に職員を優先するための努力の一環として、退職年齢になった職員たちのための再就職制度の導入、臨時及び契約社員の正規社員への転換、新卒のためのインターンプログラムの実施などを行なっている。
  • プラクスエアは世界の約50カ国に進出している。
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