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韓国進出の成功事例

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クラウン・ワールドワイド・コリア(Crown Worldwide Korea)
作成日
2013.05.22

レベルの高い引越サービス
韓国内の外国系企業の増加を受け、国内及び国際引越しに向けた様々なサービスを提供する
クラウン・ワールドワイド・コリア

デニス・マルドウニー(Dennis Muldowney)氏は今でも、ソウルでクラウン・ワールドワイド・コリア(Crown Worldwide Korea)の引越しコンサルタントで働いていた日々を覚えている。

マルドウニー氏は住宅や学校探しを手伝ったり、喘息の子供を持つ家族のために医者を手配したり、引越しに関する書類を処理した。コストコ(Costco)が韓国に開店する前は、スパゲティソースを買える店を教えてあげたこともある。

今はクラウン・ワールドワイド・コリアのカントリー・マネージャーとして働いているマルドウニー氏は、自分が「引っ越してきたお客様が韓国で初めて出会う人」だったとし、「お客様一人ひとりの心配と悩みを解決するためには、オーダーメード型サービスが求められる」と話した。

国際引越専門のクラウン・ワールドワイド・コリアは現在、国内外の企業及び個人の顧客を相手にし、年間約1千件のサービスを提供している。香港に本社を置くクラウン・ワールドワイド・グループによって1998年に設立されたクラウン・ワールドワイド・コリアは、ソウルに支社と5ヵ所の物流倉庫を抱えている。マルドウニー氏を始めとする40人の職員たちはリロケーションズ(Relocation)、ワールドモビリティ(World Mobility)、レコードマネジメント(Records Management)、ファインアーツ(Fine Arts)の事業分野を担当している。

リロケーションズは貨物の包装、輸送及び定着に関する様々なサービスを支援し、ワールドモビリティは大人数の職員たちが同時に引っ越す作業を手伝う。

マルドウニー氏は、「企業はコスト削減のため、蓄積されたノウハウがある専門企業を好む」と話す。

レコードマネジメントでは企業の文書に関する保管・管理を担当し、ファインアーツの専門家たちはルーヴル博物館の『モナ・リザ』や中国秦始皇陵の『兵馬俑』のような美術品の包装・輸送を責任持って行う。

クラウン・ワールドワイド・コリアの事業の多くはリロケーションとワールドモビリティに集中している。顧客層は蔚山(ウルサン)や巨濟島(コジェド)に引っ越す船舶エンジニアから済州道(ジェジュド)の国際学校に赴任して行く先生まで様々。韓-米FTAと韓-EU FTAの発効により、昨年は韓国に引っ越してくる外国企業及びその職員が大幅増加した。

マルドウニー氏は「大変嬉いニュース」とし、「韓国が外国人投資を誘致するために取り組んできた成果が出始めている」と話した。

また、マルドウニー氏は韓国内の外国人学校の増加が外国投資誘致の良い事例だと話す。それが韓国に大きな変化を巻き起こしており、顧客に対する支援もより円滑になったという。

クラウン・ワールドワイド・コリアは堅調な成長を続けてきた。2010年には60カ国で265ヵ所以上の支社を運営しているクラウン・ワールドワイド・グループの中でもサービスの質の面で1位を占め、翌年にも4位以内にランクインした。その成績に支えられ、釜山(プサン)支社の拡大も計画している。

マルドウニー氏は「クラウングループは、いつでもお客様の要望にお応えできるように持続的な投資を行ってきた」と話す。

サービスの需要も増加し続けている。人材採用をめぐる企業間競争では、クラウン・ワールドワイド・コリアも独特なサービスを提供する企業として認められてきた。

マルドウニー氏は、「クラウン・ワールドワイド・コリアは、単に安価な価格で貨物の包装と輸送サービスを提供する企業ではない」とし、「家族と企業が安定的に定着できるように手伝うのがわが社の仕事」と話した。

By Chang Young (young.chang@kotra.or.kr)

ご存知ですか?
ㆍクラウン・ワールドワイド・コリアのデニス・マルドウニー(Dennis Muldowney)カントリーマネージャーが顧客を乗せて社用車を運転していると、子供たちが彼をクラウン・ベーカリー(Crown Bakery)の職員と間違い、車の後を追っかけ回しながら「パン屋さあん」と叫んでいた。クラウン・ワールドワイド・コリアの認知度が上昇した今は、そのようなことがない。
ㆍクラウン・ワールドワイド・グループの職員たちは54種類の言語を扱うことができる。
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