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韓国進出の成功事例

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イプソスコリア(Ipsos Korea)
作成日
2013.12.02

クライアントのためのリサーチ
イプソスコリアは消費者の考えを把握し、伝えることでクライアントの成長を助けている。

市場調査産業の規模において三番目である韓国は、フランスベースの市場調査会社イプソスの子会社であるイプソスコリアにとって肥えた土地である。イプソスアジア太平洋地区のデービッド・リチャードソン常務取締役は驚くべきことではないと語る。

彼は外国人の考えを把握することの重要性を知っているという点で韓国人が市場調査産業の賢い消費者であると話す。また、世界トップのGDP比R&D支出レベルを通じて韓国がどれほど知識を大切に思っているのかが分かる。

これはここ4年間イプソスコリアが成し遂げた700%成長の理由をよく説明する。実際、イプソスコリアは同期間中、海外で活動する韓国企業を対象とする国際マーケティングリサーチ企業13位から1位に飛び上がった。韓国国内のリサーチ企業の中では3位に当たる規模。

「イプソス社においてイプソスコリアは世界で最も成功した事業ケースです。イプソスコリアは迅速で優秀に成長した」とリチャードソン取締役は語る。

2002年 Research Powerを一部買収し、公式的に韓国市場に参入したイプソスコリアは2004年会社全体を買収した。そしてイプソス社は90年代初め韓国に設立されたグローバル市場調査会社Synovateを2011年買収し、イプソスコリアの規模は二倍に拡大した。イプソス社は現在世界84カ国に事務所がある。

産業内ではない市場調査エリアでの専門化戦略を採択したイプソスコリアは革新、ブランド&コミュニケーション、そしてロイヤリティを強調する。ビジネスの60%が海外で活動する韓国企業と関係があり、残り40%は国内で活動する企業である。主なクライアントとしてはサムスン、現代、起亜、LGなどがある。 「我々はクライアントと共に成長した。クライアントの会社は市場で成功を収め、我々はこれを助ける」とオ・ヒョソン イプソスコリアCEOは話す。

イプソスコリアの約240人の社員の仕事は正しい質問をすることに帰結する。イプソスコリアは製品開発、市場潜在力及びトレンドの探索に向けた市場調査を行い、クライアントとブランド及びPR戦略を樹立する。新製品の発売後には、市場での反応を調査し、クライアントの今後の戦略と新製品の開発を支援する。

「我々はクライアントの全てのビジネス過程に参加する」とオ・ヒョソン イプソスコリアCEOは話る。

リチャードソン取締役はイプソスコリアをコンサルティング会社よりは「素朴なリサーチ会社」と描写する。イプソスコリアは消費者が製品やサービスをどのように考えているのかという事実をベースにするというのが違いだ。

「我々がクライアントに提供するのは机上の空論の結果物ではない。我々は消費者の言葉をクライアントに伝える」とリチャードソン取締役は語る。

リチャードソン取締役は様々な企業に向けた市場調査を行いながら海外企業の韓国での成功要因を発見した。相応しい人材を採用し、韓国人が何を求めているのかを見抜くことがまさにそれである。韓国をセカンドティアだと考え投資することや無責任な姿を見せるのは失敗に直結する要素である。

「我々はサクセスストーリそのものだ。100%海外資本会社である我が社に韓国企業が訪れ、韓国人が韓国製品についてどのように考えているのか諮問を求める。海外企業であっても韓国で無理なく適応できることを示している」とリチャードソン取締役は語る。

イプソスコリアはもはや韓国内の大手企業だけでなく中小企業までクライアント層を確保しようとしている。特に自社製品の海外進出を図っている企業が主な目標。イプソスコリアの目標は常にクライアントの成長を助けることである。

「我々が行う全ての仕事は韓国を応援する」とリチャードソン取締役は語る。

By Chang Young (young.chang@kotra.or.kr)

ご存知ですか?
ㆍイプソスのスローガンは「誰も予測できない」である。
ㆍイプソスコリアは240人の正社員だけでなく約800人のパートタイムインタビュアーを全国的に保有している。
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