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韓国進出の成功事例

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GEヘルスケア・コリア(GE Healthcare Korea)
作成日
2013.12.09

チームでアプローチするヘルスケア
GEヘルスケア・コリアは新たな医療分野へ前進し韓国と共に革新を遂げている。

GEヘルスケア・コリアのローラン・ロティヴァル(Laurent Rotival)代表取締役社長は、スピードと革新が成功の鍵である時代の流れの中で、韓国は競争力ある製品を開発できる最適の環境を整えていると話す。

ソウルから100㎞離れている場所に技術者、サプライヤー、パートナーが働き優れた接近性を誇る。韓国人は仕事の手際がよいのはもちろん、韓国にはリスクを冒す雰囲気と新製品の開発を励ます雰囲気も存在する。

ロティヴァル代表取締役社長は「韓国にいるから必ず成功するという保証はないが、確かなのは成功の条件をより早く発見できる」と話す。

1984年ソウルに設立されたGEヘルスケア・コリアは現在ヘルスケアシステムとITそして生命科学など3つの分野に集中しており、医療画像分野で用いられる造影劑を販売する医療診断事業部も運営している。

ロティヴァル代表取締役社長は「GEヘルスケア・コリアの最も競争力ある差別化要素は、我が社がただ磁気共鳴断層撮影装置(MRI)を生産する企業や、普通のIT企業、造影劑だけを製造して販売する企業ではないという事実である。顧客は先に述べた全ての技術を最大限活用できるようにしてくれる専門性を有した企業を求めており、我々は顧客に最適化した構成と使用プロトコルを提供できる企業なのだ」と語った。

GEヘルスケア・コリアのヘルスケア事業部は診断画像、超音波とモニターソリューションなどの医療診断ソリューション分野に力を注いでいる。IT分野では医療情報の統合およびフィルタリングを可能にするワークフローソリューションを支援し、これによって病院内の部署が円満に協力できるよう取り組んでいる。

「医療産業の未来はチームワークにある」とロティヴァル代表取締役社長は語る。

最近設置された生命科学事業部はGEヘルスケア・コリアの伝統的な病院顧客ではない製薬産業が主な取引対象であり、特に韓国が開発している生命科学バイオテク製薬産業とバイオシミラー産業に重点を置く。GEヘルスケア・コリアは顧客に研究開発(R&D)に必要な技術と産業の工程技術を提供する。

ロティヴァル代表取締役社長は「GEヘルスケア・コリアはヘルスケア生産品に関する最も完璧なポートフォリオを保有している。よって、研究や次世代ソリューションについて我々は顧客のため患者の治療に必要な新たなプロトコルとソリューションを開発できる能力を持っている」と話した。

GEヘルスケア・コリアは計7ヵ所の施設を保有しており、営業、工学、生産、マーケティング、そしてサービスなどの業務を担当している。製薬会社を含む多くの病院と専門医療機関がGEヘルスケア・コリアの顧客だ。

GEヘルスケア・コリアの事業部の内、一番成功したのが城南にあるGE Ultrasound Koreaである。7カ国にあるGE超音波センターの中で最大規模を誇るGE Ultrasound Koreaは2009年以降毎年30%以上の高成長を続けており、生産量のおよそ95%が海外に輸出された。GE Ultrasound Koreaは国際市場でサプライヤーとして活躍する120の韓国業者と取引しており、GEヘルスケア・コリアが彼らから購入した商品の規模はここ数年間2倍以上に増えた。

「我が社は生産品を組み立てる時、必要な物を輸入するケースがほとんどない。業者は超音波工場だけでなく、全世界のGE工場にも納品しているので二重の利益がある」ロティヴァル代表取締役社長は話した。

今年5月、GEヘルスケア・コリアは超音波研究開発・生産施設を増設するため900万ドルを投入した。超音波事業の成功を足場に会社は現在マンモグラフィー(mammography)技術を始めとする医療機器分野での技術開発を考慮している。GEヘルスケア・コリアは2ヶ月前、バテック子会社のレイエンスが保有する特定のマンモグラフィー関連資産を買収した。

「韓国の時代が始まっている。我々は韓国だけでなく国際的にも信頼とプライド、そして協力関係を構築してきた。今やスピードを出すグッドタイミングだ」ロティヴァル代表取締役社長は話した。

By Chang Young (young.chang@kotra.or.kr)

ご存知ですか?
ㆍGEヘルスケア・コリアは1984年から毎年500万ドルを技術開発に投資している。
ㆍGEヘルスケア・コリアは米国以外に本社を置いた初のGE事業部だ。
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