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韓国進出の成功事例

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韓国三井物産(Mitsui & Co. Korea Ltd)
作成日
2014.01.14

革新とトレードする
韓国三井物産は韓国のパートナーと共に成長し、革新を成し遂げた。

三井物産の事業理念を一言で表すと「パートナーシップ」である。総合商社である三井物産が中東やアフリカなど各国で事業を展開するとき、パートナーの99%は韓国の建設企業だ。

韓国三井物産の中島透代表取締役社長は、「韓国は日本の隣国だ。韓国は大きな潜在力を有した市場であり、国際的な事業のポートフォリオを構成する時の重要なパートナーである」と話した。

韓国三井物産には鉄鋼製品、金属資源、エネルギー、基礎化学品、情報・機能化学品、プロジェクト・機械の6つの営業本部がある。先月、設立20周年を迎えたが韓国三井物産の歴史は1967年にさかのぼる。当時、三井物産は韓国に輸出・貿易担当支店を設立した初の日系総合商社だった。

韓国三井物産がシンガポールに設置されたアジア本部ではなく、日本本社に直接報告するという点から三井物産における韓国の重要性を確認することが出来る。韓国三井物産の輸出量は輸入量と同じ水準である年間1億ドルである。三井物産と韓国三井物産間の取引規模は2013年会計年度基準ベースで40億ドルを記録。この数値には韓国三井物産の実績は含まれていない。

「今まで韓国は重要な市場だった。この事実はこれからも変らないだろう」と中島代表取締役社長は述べた。

過去20年間、韓国三井物産の売上高と純利益は10倍以上増加し、70名未満だった従業員数は110名に増えた。韓国の幅広いFTAネットワークは成長への足場を築いた。特に、うまく設計された貿易協定はインド、トルコ、欧州など各地で確実な利益をもたらした。

韓国三井物産は世界市場へ韓国製品を輸出することに焦点を当てている。事業の多くを韓国アップストリーム化学製品の競争力を考慮した化学企業と共に行っており、半導体やスマートフォンに使われるプラスチック系素材を提供する。鉄鋼部分では日本の鉄鋼製品を輸入して韓国の顧客に販売する従来の戦略ではなく、韓国の鉄鋼製品を自社の販売経路を通じて世界市場に輸出している。

中島代表取締役社長は「韓国は我が社のグローバル鉄鋼事業において最も重要な供給者に浮上している」と話した。

金属資源、エネルギー、プロジェクト・機械そして基礎化学品事業も多様化と成長を図っている。

現在、韓国三井物産は韓国企業と3件の事業を進めていて、ここにはモロッコでの大型石炭火力発電所の建設事業も含まれている。中島代表取締役社長は今年、「意味のある投資」を計画しており、会社の株を買い入れる水準を超えるだろうと話した。

また、韓国三井物産は今年、創造経済を担当する事業本部を新たに設立する計画だ。

中島代表取締役社長は「多くの人々は創造経済が夢みたいな話だと言うが、私にとっては少なくとも現実だ」と話した。「韓国三井物産は創造経済の実現に向けて取り組み、無から有を生み出すのではなく、様々なアイデアとアイデアを結びつけて事業を具体化する」

中島代表取締役社長は高度に発展した韓国のIT環境について「韓国のように地下鉄やバスに座ってテレビを見られる国はあまり多くないだろう」とし「韓国は環境や産業をITと結びつけて革新を成し遂げることができる面白い国だ」と付け加えた。

135年前、ベンチャー企業から始まった三井グループの社是が「挑戦と創造」であることは当然な事実だ。

「その意味で韓国は重要かつとても魅力的な国だ」と中島代表取締役社長は語った。

By Chang Young (young.chang@kotra.or.kr)

ご存知ですか?
ㆍ過去、韓国三井物産は釜山と浦項で支社を運営したが、優れた韓国の物流インフラは同社がソウルで事業を集中するようにした。
ㆍ三井物産は世界67カ国に151拠点を展開している。
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