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韓国進出の成功事例

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ジャガーランドローバー・コリア(Jaguar Land Rover Korea)
作成日
2014.02.07

活況を呈し始めた韓国内事業
昨年、記録的な成長を遂げたジャガーランドローバー・コリアの成功は続く。

ジャガーランドローバー・コリアは、イギリスの自動車会社ジャガーランドローバーの子会社であり、世界で最も早いスピードで成長している自動車販売会社である。韓国人が移動に費やす時間を考えると、ジャガーランドローバー・コリアの卓越した成果は驚くべきものではない。

イギリスの自動車製造メーカーは、200年以上経つボディ製作の歴史とドイツ自動社会社とは異なったレザー処理技術を保有している。ジャガーランドローバー・コリアのデービッド・マッキンタイヤー代表は、差別化を図った手縫いレザーインテリアがその結果物だと語る。

マッキンタイヤー代表は、「韓国では渋滞が頻繁に起こるので、車内で過ごす時間が長い。よって、インテリアが何よりも重要だ。我々の優れたインテリアは販売好調につながっている」と話した。

ここ数年間、ブランド認知度の向上や試乗、レーシングサーキット・イベント開催が韓国消費者の目を引いている。韓国の市場規模は今年にロシアを追い抜き、中国、イギリス、米国、ドイツに次ぐ5番目に大きい市場となった。

マッキンタイヤー代表は、「韓国の消費者はブランドの価値を見分けることができ、多くは斬新なものを探している。ジャガーは新しい地平を切り開くだろう」と述べた。

ジャガーランドローバーは、イギリス高級車ブランドのジャガーとランドローバーが統合されて設立された。2008年、ジャガーとランドローバーはフォードからタタ・モーターズに売却され、同年韓国に現地販売会社のジャガーランドローバー・コリアを設立した。これは、韓国での販売が始まってから7年で達成した成果だ。

「我々は韓国市場で潜在力を見た。ここ数年間、我々の考えが間違っていないことが証明された」とマッキンタイヤー代表は話す。

ジャガーランドローバー・コリアは現在、韓国にショールーム12店舗、14ヵ所のサービスセンターを運営しており、販売店や代理店を含め計750人の役職員を雇用している。今年は、韓国のハイレベルなサービス文化と迅速な対応、解決策の提示に慣れている消費者を攻略するためにアフターサービスを強化する計画。現在、大邱とソウル麻浦に建設中の新規サービスセンターは5~6月中に竣工する予定である。麻浦サービスセンターは最大規模に建設される。

マッキンタイヤー代表は、「販売台数を上げるのも重要だが、まずアフターサービスの品質を向上させたい。我々は自動車に対する確実なアフターサービスを提供できると信じている」と語った。

ジャガーランドローバー・コリアの2013年販売成長率は61%(ランドローバーが62%、ジャガーが59%)に達して韓国の輸入車販売で最も高い成長率を記録した。昨年、計5,004台を販売することで2015年までの年間5,000台以上の販売計画を4台超え、目標を2年前倒しして達成した。昨年、韓国内輸入車シェアで3.2%を占めた。

昨年ジャガーランドローバー・コリアは、2シーターロードスター『F-TYPE』と第4世代のRANGE ROVER(日本名レンジローバー・ヴォーグ)、新型レンジローバースポーツを発売した。特に、第4世代のRANGE ROVERと新型レンジローバースポーツは、オールアルミニウム製軽量モノコックボディが採用され大幅な軽量化を実現。従来モデル比で、420kgの軽量化を実現し、比肩のないオフロード性能に加え、オンロードでのパフォーマンスおよびCO2排出量や燃費などの環境性能を新たな次元へと高めた。

また、今年にはディーゼルハイブリッドモデルの投入も予定されており、これは世界初のディーゼルハイブリッドSUVになる見通しだ。また、2015年登場予定の『XF』次期モデルを通じて幅広い顧客層を攻略する考えだ。

マッキンタイヤー代表は、「我々は急成長しているが、依然として小さい会社だ。韓国の規制事項を遵守するに当たって困難があるが、本社は韓国市場をとても前向きに評価している」と述べた。

By Chang Young (young.chang@kotra.or.kr)

ご存知ですか?
ㆍジャガーは1992年に、まずオートバイのサイドカーの製造で創業した。
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