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韓国進出の成功事例

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金宰弘・KOTRA新任社長インタビュー
作成日
2015.02.05

韓国経済のさらなる飛躍をリードする
金宰弘・KOTRA新任社長は、顧客、協力、そして企業にやさしい環境づくりの重要性を強調する

2015年1月に就任したKOTRAの金宰弘(キム・ジェホン)新任社長は産業通商資源部第1次官出身で、中央官庁とは深い縁がある。金新任社長は、今後KOTRAのリーダーとして、韓国の輸出および対韓直接投資(FDI)の拡大に向け、力強く前進する準備ができている。IK Expressは、KOTRAの進むべき方向性について、金新任社長とのインタビューを行った。

- 長い間中央官庁(産業通商資源部)に勤め、今回KOTRAの社長に選任されましたが、まず就任の感想を聞かせて下さい。

"KOTRAの社長に就任し、個人的に嬉しく思います。しかし、韓国経済のさらなる飛躍のためKOTRAが抱えている時代的課題を考える時、重い責任も感じます。

私は30年以上中央官庁に勤めたため、政府の政策をよく理解しており、様々な機関と協業ネットワークを構築した多数の経験を持っています。また産業現場について十分に理解しており、中小企業にも大きな愛情を持っています。

私の経験と力量をうまく発揮して、経済のさらなる飛躍にKOTRAが貢献できるよう、最善を尽くしたいと思います。"

- 今後KOTRAが進むべき方向性と役割に対する構想は?

"韓国が「第2の貿易立国」を実現するためには、堅実な中小・中堅企業の育成が何よりも重要です。

このため、KOTRAは中小企業の輸出能力強化と、新輸出産業の持続的な創出に取り組む考えです。また、韓国企業が、拡大した経済協力の領域を活用できるようサポートすると共に、韓国経済に貢献できる外国人投資企業の誘致も強化していきます。"

- KOTRAの新しいリーダーとして、社長が重要視している経営方針は何ですか。

"KOTRAはサービス機関であるだけに、「顧客・現場」中心の業務が最も重要だと考えています。常に顧客の立場に立って業務に臨み、「現場に答えがある」という姿勢で、企業の意見に耳を傾けなければなりません。また、ばらまき事業から脱して「中身・成果」を重視し、事業の推進目的、方式、結果などを綿密に検討しながら、事業プロセスを革新していく必要があります。

中小企業の輸出能力を強化するためには、特に「疎通・協業」が重要です。KOTRAの力量だけでは限界があるため、関係機関との協業を通じてシナジー効果を創出しなければなりません。なお「基本・原則」を通じて、KOTRAは公共機関の改革をリードする役割を果たす必要があります。"

- 昨年、対韓直接投資が過去最高の実績(申告ベース190億ドル、到着ベース115億ドル)となりましたが、今年の対韓投資促進策は?

"FTA締結により拡大した経済協力の領域を積極的に活用し、外国人投資企業の誘致を強化します。特に韓中FTAを活用して、グローバル企業が韓国を中国市場進出の橋頭堡にするよう、R&Dセンターやグローバルヘッドクォーターなどの誘致に積極的に取り組む考えです。

さらに困りごと解決や規制改革を通じて、既存の外国人投資企業も積極的に後押しします。外国人投資企業の採用、輸出、調達などの経営環境および法律・制度の改善を支援することで、投資増額を促します。"

- 最後に、KOTRAの顧客(海外バイヤーおよび投資家)にメッセージをお願いします。

"韓国経済における外国人投資企業の重要性は日増しに増大しており、政府も外国人投資家が持続的に投資できる環境を作るため、最善を尽くしています。その結果、先日世界銀行が発表した「2014年企業環境評価」で、韓国は評価対象189ヶ国のうち5位を記録しました。

KOTRAは対韓投資誘致の拡大に向け、ワンストップサービスをはじめ、リサーチ・コンサルティング、外国人投資家投資プロジェクト支援、事後管理サービスなどをさらに強化していきます。また、規制緩和および制度改善の支援を通じて、魅力的な投資環境作りに貢献したいと思います。大韓民国は常に皆様に開かれています。皆様の積極的な投資をお待ちしております。"


By Chang Young(young.chang@kotra.or.kr)
Executive Consultant / Invest Korea


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