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グローバル海外直接投資動向の報告
作成日
2012.10.30

UNCTAD Global Investment Trends Monitor No.10(2012.10.23.発表)のまとめ

  • 2012年上半期のFDI流入額は6680億ドルで、第二四半期の経済回復に支障が生じたことで対前年同期比8%の減少となる。これは欧州の財政危機と主要エマージングマーケットの成長減少によりグローバル経済における不確実性が高まったことを示している。

    グローバルFDI流入と成長率、2007-2011と2011上半期-2012上半期(%)


    資料出所:UNCTAD。*修正された所、**推定値、略字:H1-上半期

  • 対2011年上半期比610億ドル(8%減)の減少は主に米国に対する370億ドルの減少とBRICs諸国に対する230億ドルの減少分。


  • FDI流入額の減少を投資の類型別で見ると、グリーンフィールド投資で40%減少、国境間M&A投資で60%の減少を見せた(全体の減少が8%というのは、各国で利益余剰金の再投資が旺盛に行われ、グリーンフィールド及びM&A投資で減少した分を相当補完したのを示している)。


  • 開発途上国は米国へのFDI流入の急減とEUへの流入減少の反対給付により、初めてグローバルFDI流入の半分を占め、中国はFDI流入の減少にもかかわらず、2012年上半期のFDIを最も多く導入した国となった。先進国へのFDI流入は9.5%が減少した。


  • FDIの流入には地域間に格差が生じており、途上国ではアジア(-11%)への流入は減少した一方、らチンアメリカ(8%)やアフリカ(11%)への流入は増加した。先進国では欧州への流入は増加(EUへのFDI流入減少にもかかわらず、非EU地域へのFDI流入は増加)し、日本はFDI流入で依然として純流出となった。


  • UNCTADはFDIの流入が1兆6千億ドル以下になると見込んでいる。グローバル経済の回復が遅れることで需要が弱まり、規制政策に関するリスクを増大させるとの見通しを示している。これを受け、多くの多国籍企業が海外投資に対して「しばらく見守っていく」との態度を強化すると見られる。
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