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化学産業の対韓海外投資拡大、カギは研究開発
作成日
2013.10.18

-KOTRA、外資企業対象のR&Dセンター誘致に向けたIRフォーラム開催-

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)によると、昨年度の対韓海外投資は報告ベースで162億5千万ドルとなり、過去最大規模を記録した。その45.4%を占める73億8千万ドルが、すでに韓国に進出している外資企業による増額投資だった。中でも、化学分野の増額投資は約6億4百万ドルに達し、製造業分野では電気電子産業の次になった。政府の海外投資誘致活動も新たな局面を迎えたと言える。

<化学産業の対韓国海外投資動向(新規、増額投資件数)>

* 注)2008年から化学工学分野の増額投資件数が新規投資を上回る
** 出所:KOTRA/Invest Korea

KOTRAは18日、韓国に進出している化学産業分野の外国人投資企業を対象に増額投資を促すためのIRの「Chemical Innovation with Korea」フォーラムをCOEXインタコンチネンタルホテルで開催した。今回のフォーラムは、国産化率が低いバイオ化学及び電子科学技術分野の研究開発(R&D)センターの誘致を目標に設けられた。

今回のフォーラムには韓国BASF、ユミコアコリア、TOK Korea、サウジアラムコなど韓国に進出している主な外資系化学企業とサムスンディスプレイ、現代起亜自動車、韓国産業技術新興協会など韓国の関係企業・機関が参加し、R&Dセンターに対する政府の支援制作及び市場需要にたいして発表した。

KOTRAによると、最近外資系のグローバル化学企業から韓国へのR&Dセンター進出に向けた問い合わせが来ている。サムスン、現代起亜自動車など大手クライアントに対する納品を狙った先端化学素材の共同R&Dに対する需要が高まっているといえる。Invest Koreaのハン・ギウォン投資誘致総括団長は、「化学産業はディスプレイや自動車など韓国の中心輸出産業の品質競争力を引き上げる中核素材産業」とし、「先進国との技術格差を縮小し、中国など競争国の技術面の追い上げに対して競争力を確保するためには、有数の化学R&D資源の流入が急がれる。グローバル企業と韓国企業の共生協力が拡大されるよう、積極的に支援していく」と話した。

KOTRAの関係者は、「投資誘致活動も変化しつつある環境に応じて、すでに韓国で工場を運営している外資企業をターゲットに高付加価値のR&Dセンター誘致を目指すべき」と指摘した。化学分野におけるR&D能力の向上は、韓国がかつでの模倣型技術革新を中心とした成長から抜け出してコア技術を確保し、質の高い雇用を増やし、究極的に高付加価値の生産拠点へ成長することに寄与すると分析している。

今回の増額投資IRは、KOTRAの韓国内外資企業を対象とした増額投資誘致事業のGlobal FIND(Global Foreign Investment Network Development)プログラムの一環として推進される。18日の化学R&Dセンター増額投資IRを皮切りに、年内に自動車、IT、BTなど4つの産業群の外資企業を対象にカスタマイズ型のIRが行われる予定。


出所 : KOTRA Invest KOREA (2013.10.18)
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