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韓国の投資魅力度はアジア2位
作成日
2014.06.17
-社会インフラ、研究開発、立地分野で優位 -
-政治、地政学、行政及び金融部門は改善必要-

韓国がアジア7カ国・地域の投資魅力度アンケート調査で、2位を獲得した。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は中国、日本、シンガポール、マレーシア、香港、台湾の投資魅力度を比較するため、42の海外貿易館を通じて現地の外国企業を対象に市場規模、人件費、税金、安定性など計10分野の28項目についてアンケート調査を行った。

計21カ国の投資関連企業243社の答えによると、アジア7カ国・地域の中で、韓国はシンガポールに続いて2位となった。3位は香港、4位は日本、5位は台湾、6位は中国、7位はマレーシア。

投資適格地としての魅力度調査で、韓国は社会インフラ(運送及び物流、通信、電気、上下水道)部門で1位を占めた。市場部門(市場規模、潜在成長力、隣接市場への接近性)と研究開発及び革新部門(政府支援、技術成熟度、専門人材確保、知的財産権保護)では2位を占めるなど、アジア7カ国・地域の中で、投資魅力度が高いことが分かった。

トップのシンガポールは生活環境、政治・地政学的要因、行政部門で1位を占めるなど、全ての分野で首位に立った。香港は金融及び税制部門で、日本は研究開発及び革新部門でそれぞれ1位を占めた。

中国は市場規模や潜在成長力、人的資源などで上位の評価を受けた一方、 研究開発及び革新部門、行政及び金融部門、生活環境、政治・地政学的要因などでは下位に止まった。中国のソフト面を低く評価していることが明らかになった。

評価項目別に見ると、韓国は通信、電気、上下水道、研究開発・革新部門の政府支援、位置の適合性などで1位、潜在成長力や人材需給の容易性、技術成熟度、専門人材確保、敷地確保容易性、医療部門で2位となった。しかし、地政学的リスク項目では5位、人件費や運送及び物流、行政の透明性、規制の一貫性、資金調達の容易性、金融手続きの簡素性、外貨取引容易性、社会政治的安定性、レジャーや文化的接近性、教育などで4位を占め、他の競争国に比べて遅れを取っていることが分かった。

今回の調査で韓国は位置の適合性項目で1位を占めた。これまで多数のFTAを締結して構築した優秀なFTAネットワークや中国と日本市場への接近性などを外国企業が高く評価した点は注目に値する。研究開発・革新分野での政府支援項目も1位を占め、韓国の強みである通信及び公共インフラ水準を投資誘致活動に積極的に活用する必要があることが分かった。

一方、アジア競争国に比べて下位に止まっている投資環境は、中長期的な改善努力を通じて韓国の投資魅力度を低下させないよう取り組むのも重要であることが明らかになった。

KOTRA Invest KOREAのハン・ギウォン投資誘致総括団長は「投資誘致現場で外国投資家と相談してみると、外国投資家は一般的にアジア2~3カ国を天秤に掛けている。そのため、アジア競争国の間で激しい競合構図ができ上がっている」とし、「アジア競争国の投資環境を随時モニタリングして、韓国が比較的優位に立っている要素を最大限に発掘、活用して投資誘致に乗り出す」と述べた。

今回のアンケート調査に参加した21カ国・243社の外国企業のうち、韓国に投資した企業は47%、未進出企業は24%、現在韓国に投資を検討していると答えた企業は29%だった。


出所 : KOTRA Invest KOREA (2014.6.16)
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