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韓国に進出した日本企業 半数以上が事業拡大の意向
作成日
2015.01.06

聨合ニュースによると、

【ソウル聯合ニュース】韓国に進出した日本企業の約76%が、昨年の業績について黒字を予想している。また、半数以上が事業拡大の意向を示したことが6日、分かった。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)によると、日本貿易振興機構(JETRO)が昨年末、アジア・オセアニア進出の日本企業を対象に調査を実施したところ、韓国に進出している231社のうち52.8%が、「1~2年以内に事業を拡大する計画がある」と答えた。半数を超えたものの、1年前の調査に比べると7.6ポイント減少した。一方、「現状維持」は42.9%で、前年から5.6ポイント増加した。「縮小」は3.0%、「第三国へ移転」は1.3%にとどまった。

事業拡大の理由(複数回答)を尋ねると、「売上高の増加」(88.3%)が最も多い。このほか、「高い成長潜在力」(38.3%)、「高付加価値製品に対する高い受容性」(33.3%)、 「取引先との関係上」(20.8%)などが挙がった。

拡大分野は「販売機能」(70.8%)、「高付加価値製品の生産」(38.3%)、「研究開発(R&D)」(20.8%)などだ。特にR&Dと回答した割合は、調査対象の進出先19カ国・地域の中で最も大きかった。

一方、2014年の営業利益見通しについて、回答企業の76.2%が黒字を見込んだ。この割合は、パキスタンと台湾に次いで韓国進出企業が高い。赤字になると答えた企業は11.7%だった。

しかし、今年の見通しはさほど明るいとはいえない。今年の営業利益が前年を上回るとの回答は40.6%にとどまった。

経営上の問題点(複数回答)を尋ねたところ、「従業員賃金の上昇」(67.4%)、「競争相手の台頭」(56.8%)、「主要取引先からの値下げ要請」(48.9%)、「現地通貨に対する円レートの変動」(47.8%)、「新規顧客開拓の難しさ」(43.2%)などの回答が多かった。

日本企業の海外進出規模は拡大しており、2013年に1350億ドル(約16兆1000万円)と過去最大を記録した。韓国進出規模は32億9000万ドルで、最高を記録した前年(39億9000万ドル)に比べ減った。昨年1~9月も24億6000万ドルと減少傾向だ。

KOTRAは、日本政府が少子高齢化時代の成長エンジンを海外に求め、企業の海外進出を促していると分析。日本企業の海外進出はしばらく続くとの見方を示した上で、韓国は投資誘致に努める必要があると指摘した。

mgk1202@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>


原文記事
出所:聨合ニュース(2015.01.06)

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