Invest KOREA

両国の産業・エネルギー部門の温室効果ガス削減事業への支援を期待
18日から2日間「グローバルネットゼロコネクション・イン・アジア」開催、6カ国と協力へ

KOTRA（社長 ユ・ジョンヨル）が今月19日、ベトナム・ハノイ貿易館でカーボンニュートラル支援センターの開所式を開催した。今回の開所式には、ベトナム天然資源環境部のトゥン・テ・クオン（Tăng Thế Cường）気候変動局長とオ・ヨンジュ駐ベトナム韓国大使、カン・ガムチャン産業通商資源部貿易安全政策局長、チョン・ウォヨンKOTRA革新成長本部長、イ・ジョンソプ東南アジア大洋州地域本部長が出席した。

カーボンニュートラル支援センターは、KOTRAが昨年3月にカーボンニュートラルグリーン成長基本法と同法施行令により産業・エネルギー部門における温室効果ガス国際削減事業の担当機関に指定され、グローバルネットワーク拡大のために構築された。現在、韓国政府の気候変動協力の主要対象国を中心に世界11カ国にセンター1カ所と拠点10カ所で運営されている。政府間の両国間協力、韓国企業と政府機関の温室効果ガス削減事業支援、現地情報収集などを担当することになる。

KOTRAは18日から2日間、ベトナム・ハノイで「グローバルネットゼロコネクション・イン・アジア」を開催した。今回のイベントは、韓国の産業通商資源部主催、KOTRA主管で産業・エネルギー部門の温室効果ガス国際削減をテーマにフォーラムと1対1プロジェクト相談会、政府間の両国間会議で行われ、ベトナムをはじめタイ、バングラデシュ、ラオス、カンボジア、マレーシアのASEAN6カ国の温室効果ガス削減事業関連政府機関とASEAN企業40社、そして韓国企業約40社が出展した。

初日のフォーラムは、韓国とASEAN6ヵ国のネットゼロ協力宣言をはじめ、パリ協定のグローバル履行動向、韓国の産業・エネルギー部門の国際削減達成計画、ASEAN6ヵ国の温室効果ガス削減事業法規の動向と削減事業の機会、そして韓国企業の海外削減事業の広報セッションが行われた。2日目に開かれた1対1プロジェクト相談会は、ASEANで温室効果ガス削減事業を展開する韓国企業と現地の発注者、エネルギー企業、EPC、デベロッパーなどが相談を行い、ビジネスチャンスと潜在的なパートナーを発掘した。

KOTRAのチョン・ウォヨン革新成長本部長は、今回のイベントが「政府レベルではアジア6カ国と産業・エネルギー部門の温室効果ガス削減に関する協業を議論し、民間レベルでは国別の進出条件とパートナーを探す良い機会」とし、「カーボンニュートラル支援センターと拠点を積極的に活用し、今年11月に韓国で開催される『グローバルネットゼロコネクション』で両国間協力MOUを締結するなど、削減目標達成に向けて最善を尽くしたい」と述べた。



出所：Invest KOREA(2023.05.22.)