Invest KOREA

毎日8億人が見ている中国版TikTokの「ドウイン（Douyin）」と協業予定
購買、出店、デジタルマーケティング、認証を一度に　パッケージ説明会及び相談会を開催

KOTRA（社長 ユ・ジョンヨル）は8月29日、ソウル塩谷洞の本社でドウインeコマースグローバル（Douyin EC Global、以下「ドウイン」）とともに「K-ブランドソーシングデー」を開催する。

ドウインはグローバルショートクリッププラットフォームとして、中国版TikTokだ。1日あたりのアクティブユーザー数が8億人以上となる「ドウイン」は、中国のインフルエンサーである網紅（ワンホン）のライブコマースを活用して商品をPR・販売までするという点でTikTokと違いがある。

ドウインは、コロナ禍の影響で韓国製品を調達する機会が限られていた時期が終わり、再び本格的に韓国製品を販売するという狙いだ。特に、今回のイベントを通じて、△コスメ　△食品　△健康食品　△ベビー用品など、中国のドウインプラットフォームで多く販売されている韓国消費財を調達する予定だ。

ドウインはKOTRAと協業し、8月初めから中国進出に関心のある韓国消費財企業約60社を募集した。参加企業を対象に29日午前、ドウインの購買・入店担当者と主要ベンダーは△出店政策　△購買条件　△デジタルマーケティング戦略　△成功事例など、ドウインプラットフォームを活用した進出策を説明する。

同日の午後には、ドウインの出店担当者が直接選定した国内企業18社と一対一出店相談会を行う。このため、ドウインの購買・出店担当者と主要ベンダーなど20人が訪韓した。ドウインの担当者によると、「ドウイン・eコマース・グローバルは創立2年半に過ぎないが、2022年のプラットフォーム取引額が1兆5千億元（275兆ウォン）に達するほど成長している」とし、「韓国製品はコスメや化粧品などを中心に販売が好調なため、今回の商談会で大きな成果を収めると期待している」と述べた。

KOTRAのホン・チャンプ中国地域本部長は、「海外通販プラットフォームを活用すれば、韓国企業の主な課題である認証問題を緩和することができ、特に成長が速いプラットフォームを活用することで、韓国企業が迅速に中国消費市場に進出することができる」とし、「今回のイベントをきっかけに、中国最大のSNSプラットフォームであるドウインのECプラットフォームが韓国消費財企業の中国進出にもう一つのチャンネルになることを期待している」と述べた。



出所：Invest KOREA (2023.08.29.)