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上半期のICT分野の輸出を品目別にみると、半導体が前年同期比11.4%増の733億1000万ドルで上半期として過去最高となった。
人工知能(AI)サーバーへの投資拡大により広帯域メモリー(HBM)、DDR5など高付加価値製品の需要が続いているのに加え、DRAM、NANDなどの価格が上昇したことが後押しした。
データセンターの記憶装置に使われるSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の需要が高まり、コンピューター・周辺機器の輸出額も10.8%増の66億4000万ドルを記録した。
携帯電話の輸出額は9.1%増の60億8000万ドルで、サムスン電子のスマートフォン(スマホ)「ギャラクシーS25」シリーズの売り上げ好調や完成品生産用モジュールなど部品の需要増が輸出をけん引した。
ディスプレーは13.9%減の87億ドル、通信装置も2.5%減の11億6000ドルだった。
輸出先別では台湾(89.6%増)、米国(14.5%増)、ベトナム(10.0%増)、インド(9.3%増)、日本(5.7%増)などへの輸出が増加。中国(11.5%減)、欧州連合(EU、2.7%減)は減少した。
上半期のICT分野の輸入額は709億2000ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は442億4000万ドルの黒字だった。
供給網の多角化や中国への依存度低下などにより中国からの輸入が7.8%減少したが、台湾(12.6%増)、ベトナム(15.5%増)など代替供給先からの輸入が増加した。
6月のICT分野の輸出額は220億3000万ドルで、米関税政策の不確実性のなかでも前年同月比4.7%増加した。
対米輸出額は22.6%増の30億7000万ドルで、半導体(40.1%増)、携帯電話(227.2%増)の輸出額が大幅に増えて1年8カ月連続での増加となった。
半導体の輸出額は149億8000万ドルで、2カ月連続で過去最高を記録した。
6月のICT分野の輸入額は124億1000万ドルで、貿易収支は96億2000万ドルの黒字だった。
ynhrm@yna.co.kr
原文記事
出所:聯合ニュース(2025.7.14)