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会談は76分間行われた。
両首脳が会談するのは3回目。
6月にカナダで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて初めて会談し、先月23日には李大統領が訪日して石破首相と会談した。
韓国大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官によると、両首脳は急変する地政学的環境や貿易秩序の中で両国が似通った立場に置かれているとして、隣人かつグローバル協力パートナーとして共に行動する必要があるとの認識で一致した。
李大統領は冒頭発言で、「世上が厳しくなるほど隣人同士の情や交流が重要になる」とし、国際的な不確実性が高まる中で両国の協力の必要性を強調した。
石破首相も両国が厳しい環境の中で共通の利益を見いだし、協力を推進することに期待を示した。
首脳同士が相互訪問する「シャトル外交」を活性化し、両国の協力基盤を固めることでも一致した。
李大統領は「シャトル外交を定着させ、両国が時と場所を選ばず行き来しながら共同の発展を期することになればうれしい」と述べた。
両国は物理的に距離が近いが、情緒や経済、社会文化分野や安全保障の分野でも関係が近づくことを期待。
石破首相も頻繁に交流し、シャトル外交の成果を出せるよう努力する重要性を指摘した。
朝鮮半島情勢についても議論した。李大統領は北朝鮮核問題の解決と朝鮮半島の平和構築に向けた韓国政府の緊張緩和と信頼構築の取り組みを説明し、日本の協力を要請。
両首脳は朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和構築に対する確固たる意志を改めて確認した。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が先ごろ、核を放棄しないと断言しながら、非核化の要求をしないなら対話に応じる構えを示唆したが、韓日首脳は非核化目標に変わりはないことを表明した形だ。
また、両国の共通課題である人口減少や地方活性化をはじめ、人工知能(AI)や水素エネルギーなどの先端技術に関する協力拡大などについて意見交換した。
両首脳は会談後、両国共通の社会問題に対応する当局間協議の運営策を盛り込んだ共同文書を発表した。
両首脳は少子高齢化や国土の均衡ある発展、農業、防災、自殺対策など両国共通の社会課題について共に解決策を模索するため、各分野で継続的に当局間協議を行うことで合意した。
一方で歴史問題に関しては、李大統領は「過去を直視しながらも未来志向の協力を続けるべきだ」と述べた。
石破首相も会談後に記者団に対し、歴史を直視する勇気や誠実さを持たなければならないとの考えを示した。
ikasumi@yna.co.kr
原文記事
出所:聯合ニュース(2025.9.30)