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韓中がFTA交渉開始を宣言 今月中にも初回交渉か
作成日
2012.05.04
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聯合ニュースによると、

韓国と中国は2日、自由貿易協定(FTA)締結に向けた交渉の開始を公式宣言した。両国は1月に行われた首脳会談で、早期のFTA交渉入りに合意していた。

 韓国外交通商部の朴泰鎬(パク・テホ)通商交渉本部長と中国の陳徳銘商務相が北京の商務省で会談した後、記者会見を開き、FTA交渉を開始すると発表した。朴本部長はこれまでの民間による準備や政府間の事前協議などに触れた後、「交渉開始は双方にとって歴史的な出来事」と評価した。

韓国の朴泰鎬通商交渉本部長(左)と中国の陳徳銘商務相が記者会見でFTAの交渉開始を宣言した=2日、北京(聯合ニュース)

 朴本部長は交渉手順についても説明した。商品、サービス、投資の分野別に交渉指針を協議し、これに基づき譲許問題などを含め交渉を進めることになる。品目は一般とセンシティブ(敏感)、センシティブはさらに超センシティブとセンシティブに分け、譲許の除外と関税の長期縮小など、それぞれについて議論が進められる。

 また、両国が指定する域外加工地域で生産する製品に対しては、特恵関税を与える方針を確認したとした上で、「域外加工地域に関する条項は、韓中FTAが発効した場合、企業家らに事業の機会を幅広く提供するだけでなく、朝鮮半島の経済協力と平和定着にも寄与するものと期待する」と述べた。この発言は、両国が開城工業団地など北朝鮮の特定地域を域外加工地域に指定する意図を示すものと受け止められる。韓国がFTA交渉開始前に域外加工地域への特恵で合意するのは初めて。

 一方、陳商務相は冒頭、「5月に初回のFTA交渉を行うことにした」とし、個人的には2年以内の締結を希望すると話した。しかし、両国は締結完了時期については話し合っておらず、韓国政府は時期に縛られることなく交渉を進める立場のようだ。 

 韓中の合意によると、FTA交渉は2段階に分けて進められる。第1段階では両国のセンシティブ分野の処理やFTAの範囲設定などを集中的に協議する。韓国側は農水産分野を、中国側は自動車、機械、石油分野などの製造業をセンシティブ分野に分類している。

 また、韓中FTAと韓日中FTAの関係について、陳商務相は「3カ国は互いに重要な貿易パートナー」「対立ではなく、補完関係」と言及した。さらに、「近く3カ国首脳会談が北京で開催され、FTA締結へ積極的なシグナルが送られるものと確信する」と述べた。

原文記事

出所:聯合ニュース(2012.05.02)

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