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今年の韓国の経常黒字 初めて日本上回る見通し
作成日
2013.11.06

【ソウル聯合ニュース】今年の韓国の経常黒字が日本を初めて上回る見通しとなった。韓国銀行(中央銀行)が集計した1~8月の韓国の経常黒字は422億2000万ドル(約4兆1658億円)だった。日本財務省によると、同期間の日本の経常黒字は415億3000万ドルと、韓国に比べ約7億ドル少なかった。

 通年ベースで韓国の経常黒字が日本を超えることになれば、統計を取り始めた1980年以来、初めてとなる。

 背景には両国の経済状況がある。日本の経済規模は韓国の約6倍(2012年)に達っしており、日本の経常黒字は韓国をはるかに上回っていた。金融危機に陥った2008年の日本の経常黒字(1593億6000万ドル)は韓国(32億ドル)の約50倍だった。

 だが、日本の経常黒字は2010年の2039億2000万ドルから2011年に1190億6000万ドルとほぼ半減した。2012年は604億ドルに落ち込んだ。2011年の東日本大震災の影響でエネルギー輸入が急増したほか、日本を世界第二の経済大国に成長させた電気・電子企業が不振だったためとされる。韓国銀行関係者は「昨年末以降はアベノミクスで円が約40%切り下げられ、経常収支のドル換算額が減った影響が大きい」と説明した。

 同期間、韓国の経常黒字は293億9000万ドルから260億7000万ドル、431億4000万ドルと伸び続けた。携帯電話や自動車など主力輸出品の好調などが後押しした。

 韓国は今年9月まで、20カ月連続の経常黒字を維持している。10月の輸出は過去初めて500億ドルを突破した。

 一方、日本は経常収支の悪化が予想される。暖房需要の増加でエネルギー輸入が急増するためだ。2012年11月~2013年1月は3カ月連続で経常赤字を出した。

 ただ、こうした流れがいつまで続くかは未知数だ。現代経済研究院のイム・ヒジョン研究委員は「韓国は大規模な経常黒字でウォンの切り上げ圧力を受けている。円安も継続すると、韓国の経常黒字に悪影響を与える懸念がある」との見通しを示した。

kimchiboxs@yna.co.kr

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原文記事

出所:聨合ニュース(2013.11.03)
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