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韓米FTA発効から2年…米国市場でのシェア拡大
作成日
2014.03.19

恩恵品目の貿易規模13%増加…投資誘致も活性化

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韓米自由貿易協定(FTA)は15日で発効2年を迎える。韓米FTAは、両国の貿易規模を拡大させるなど、韓国経済全体にプラス効果をもたらしている。

産業通商資源部が14日発表した成果分析によると、FTA発効後の2年間、対米貿易規模は発効前の同期間(1974億ドル)に比べて4.1%増加した2054億ドルに集計された。

米国は世界GDPの22.5%を占めている世界最大市場であり、韓国の3番目の貿易相手国だ。

FTAにより関税が撤廃または引き下げられた品目の発効2年目の貿易規模は、発効前年に比べ、417億ドルから471億ドルに13.0%増加した。

◇ 対米貿易規模の増加… FTA 恩恵品目の輸出5.4%増加

特にFTA発効から2年間、対米輸出は同じ期間における世界輸出より急増、韓国全体の輸出増加率を上回った。関税恩恵のある品目は1年目の1.6%から2年目に5.4%と、2年連続で輸出が増加した。

自動車部品は発効1年目に11.5%増加し、2年目には8.3%増加した。石油製品は36.1%増加し、2年目には5.9%増加した。

非恩恵品目は無線通信機器の輸出激減(-34.1%)によって、1年目には3.5%減少したものの、2年目にはLTE市場が31.3%急増したことを受け、5.7%増加した。

自動車も韓国製の品質及びブランド価値の上昇で16.5%、14.7%など2年連続で増加した。

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FTA発効後の2年間、米国からの輸入は、発効前に比べ恩恵品目を中心に増加(10.1%)し、非恩恵品目の減少(23.8%↓)を一部相殺した。恩恵品目は原動機やポンプ(↓4.4→9.7%)、農薬及び医薬品(15.9→13.4%)などを中心に輸入の増加基調が続いた。

関税恩恵のない品目は半導体(↓1.3→↓6.1%)、航空機及び部品(↓16.3→↓12.9%)などの輸入低迷で連続減少した。

2年目の韓米FTA輸出活用率は75.5%で、1年目より高まった。大企業の韓米FTA活用率(83.2%)が中小・中堅企業(69.2%)より依然として高かったが、中小・中堅企業の活用率も著しく増加いていることが分かった。

韓国産農食品の発効2年目の対米輸出も発効前より21.4%、発効1年目より9.5%それぞれ増加した。

部類別には、加工食品(15.2%)、果物・野菜(13.0%)、畜産物(113.2%)、林産物(131.3%)など、全ての部類で増加した。品目別には、タバコ類(80.1%)、その他飲料(46.2)、ラーメン(27.6)、パン(80.2)、唐辛子味噌(48.4)など、加工食品の輸出がFTA発効以降、持続的に増加している。

発効2年目の米国産農食品の輸入は北米地域の旱魃などによる穀物類の輸入減少及び畜産物の輸入減少で、発効前より20.2%減少した。畜産物は国内産の供給拡大、消費パターンの変化等で、12.0%輸入が減った。

◇ 米国の対韓投資倍増へ

輸出増加は、韓国製品の米国市場でのシェアも引き上げた。2011年に2.57%だった韓国商品のシェアは2012年に2.59%、2013年に2.75%と小幅拡大した。

一方、米国からの輸入は2012年が2.8%、2013年が4.2%、それぞれ減少した。半導体や航空機、穀類、飼料などを中心に輸入が減った。しかし、FTAにより関税が引き下げられた米国製品の輸入は10.1%増加した。

韓国の対米輸出が増え、輸入は減った結果、貿易収支も改善した。2011年の116億ドルから2012年は151億8000万ドルと35.5%拡大した。昨年は53.6%増の205億4000万ドルと集計され、53.6%の増加率を示した。

FTA発効後の2年間、米国の対韓投資は80億4000万ドルで、発効前の2年間に比べ82.5%増加した。

政府は既に進めている中小企業のFTA活用促進総合対策の充実化方策を6月に樹立し、政策の効果を高める方針だ。

更に、脆弱産業に韓米FTAが与える影響を持続的にモニタリングし、現場需要に応える補完対策が進められるように改善する計画。


出所:産業通商資源部 (2014.03.14)
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