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韓国未来創造科学部、創造経済プロジェクト選定
作成日
2014.05.27

韓国政府と民間が共に推進する創造経済プロジェクトに2017年まで約7560億ウォンが投入される。

今年下半期から創造的商品を流通する韓国版「東急ハンズ」が構築されるのに加えて、ESS、炭素繊維複合材料、肥満・健康管理など3つのプロジェクトが進められる。

未来創造科学部は26日、玄オ錫(ヒョン・オソク)副総理兼企画財政部長官が主宰した「創造経済官民協議会」第2次会議において、未来成長動力フラッグシッププロジェクトで、上記の内容を議論したことを明らかにした。

同日の会議には、創造経済関連主要官庁の長と主要経済団体長が出席した。

官民合同創造経済推進団(以下、推進団)未来成長動力フラッグシッププロジェクトとして▲ESS(Energy Storage System)プロジェクト▲炭素繊維複合材料プロジェクト▲肥満•健康管理サービスプロジェクトを進めることにした。

推進団は、エネルギー需給管理と再生可能エネルギーの活用に向けて、「ESS(Energy Storage System)」プロジェクトを選定して、韓国電力の主導の下で、2017年まで6250億ウォンを投資する。

ESSは、夜間に余っている電力を保存し、週間のピーク時間帯安定的に供給する機器である。

このため、▲電力周波数調整用▲需要反応や緊急時の発電用▲再生可能エネルギーの連携のための実証事業を推進する。更に、SK D&Dの主導で民間コンソーシアムを構成し、2016年までに870億ウォンを投じて、濟州道西歸浦市表善面加時里に風力発電所とESSを設置する。

炭素繊維複合材料プロジェクトも進められる。

炭素繊維は鉄を置換する高強度超軽量素材であり、米国と日本、ドイツなど 数少ないグローバル企業が世界市場を先取りしている。2017年まで総433億ウォンが投入される予定で、このうち326億ウォンは民間が担当する。

同プロジェクトでは、鉄を置換する高強度超軽量素材である炭素繊維を活用して自動車構造材やタクシー•バス用天然ガス(CNG)圧力容器、航空機部品などを開発、製作するモデル事業を行う。輸入に大きく依存している炭素繊維複合材料•応用製品の国産化を繰り上げ自動車•航空宇宙などの関連産業の競争力向上に寄与する方針だ。

肥満•健康管理サービスの分野には、2億9000万ウォンが投入される。

今年の下半期から約300人を対象に、スマートフォンと連動した「ウェルネスケア機器」で体の状態を測定した後、病院の診療やスポーツセンターのオーダーメイド型運動処方等に活用するモデル事業を推進する。ウェルネスケアサービスは、所得の増加や高齢化に伴って需要が急増すると見られる。今回のモデル事業はウェルネスケアサービスの産業化を促すと期待されている。

この他にも、推進団は創造的商品流通チャンネルを構築することで一致し、大学生創業支援政策の改善案を政府に提案した。

未来部のパク・ハンシク創造経済調整官は、「今回に選定した3分野は以前から議論されてきた産業だったが、個別企業が進めるには問題があったり、利害関係者間の異見があったりした分野だった」とし、「民間主導には難しさがあるため、今回の機会を通じて推進団が民間と政府の合意を引き出して進めることになった」と説明した。


原文記事

出所:ニューシース(2014.5.26)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。
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