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漢江を仏セーヌ川に リゾート開発を積極支援=韓国政府
作成日
2014.08.12

聨合ニュースによると、

【世宗聯合ニュース】韓国政府は外国人観光客誘致に向けた規制緩和により、仁川・永宗島と済州島の4カ所で推進中の複合リゾート開発を積極的に支援する。また、ソウル中心部を流れる漢江沿いは、フランス・パリのセーヌ川や英国ロンドンのテムズ川のような観光名所に変貌させる計画だ。

 韓国政府は12日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が青瓦台(大統領府)で貿易投資振興会議を開き、観光、保健・医療、教育、金融など七つの有望サービス産業育成に向けた投資活性化策を確定したと発表した。

 15兆ウォン(約1兆4900億円)を超える投資と18万人の雇用創出を見込む。企画財政部高官は「既存の規制を緩和することで投資を誘導する。政府財政はほぼ使用しない」としている。

 観光分野では米カジノ大手シーザーズ・エンターテインメントと中国企業の合弁会社LOCZコリアが進めるリゾートなど永宗島で推進中の3カ所と済州島にある歴史公園の計4カ所の開発について、規制緩和などを通じ支援する。四つのリゾート開発を通じた投資創出効果は計8兆7000億ウォンと試算される。

 そのほか民間事業者の投資計画撤回により事業がストップしている松山グリーンシティー(京畿道華城市)に国際的なテーマパークを誘致する事業を再び推進する。松山グリーンシティーではユニバーサル・スタジオの誘致計画が進められていた。

 また、漢江周辺地域をレジャーやグルメが楽しめる複合リゾートとして開発するため、関係官庁とソウル市は来年、マスタープランを樹立する。漢江エリアの開発は1980年代以来。さらにソウルの江南地区にある貿易センター一帯は、今年11月ごろ観光特区に指定し、「韓流」の中心地として育成する。

 政府は2013年に1218万人だった外国人観光客を17年に2000万人まで増やす目標を掲げる。

 一方、教育分野ではファッション、ホテル経営、音楽など分野別に世界的な海外教育機関を誘致する。米国のニューヨーク州立ファッション工科大、ネバダ州立大、ロシアのサンクトペテルブルク音楽院などの名前が挙がっている。

 外国人留学生の誘致拡大に向けては語学、料理、ダンスなどの分野で、優れた民間教育機関に留学生ビザ発給を認める。

 金融分野では上場活性化に向け証券市場の値幅制限を現在のプラスマイナス15%から同30%まで段階的に拡大する。

 保健・医療分野では済州島と経済自由区域で投資開放型の海外の病院設立を支援する。現在、済州島に建設を申請中の中国の病院に対する承認は9月までに確定する。政府は外国人患者数を13年の延べ65万人から17年までに150万人に増やす計画だ。

 ただ、規制緩和で投資を増やすという政府の対策について、韓国経済研究院は「既得権益を持つ人たちの反発が予想されるが、利害の衝突を解消する方策が示されていない」と指摘している。

ikasumi@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>


原文記事

出所:聨合ニュース(2014.8.12)

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