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通信サービス・通信機器メーカー、5G通信技術での主導権狙い協力体制構築
作成日
2015.07.01

5G通信技術の標準化を推進

韓国の通信会社と通信機器メーカーは、世界情報通信技術(ICT)市場で主導権を握るため、第5世代(5G)通信技術標準化に向けた協力体制を構築する。

これは、2020年に到来する5G時代に対応し、技術とサービスの開発を加速するための動きとして受け止められる。現在、世界的に5G技術標準化作業が本格的に推進されている。最近、世界通信標準化機関である3GPP(3rd Generation Partnership Project)が5G技術の標準化をめぐる議論を本格的に開始し、世界移動体通信事業者協会(GSMA)は5G専担班を設置した。

サムスン電子とSKテレコムは25日、データを効率的に転送する5G中核技術の「SDN(Software Defined Networking)」を基盤に、10月までEPC(Evolved Packet Core)の共同開発に取り組むと明らかにした。

通信会社各社は、EPCを通じてデータが転送される最短経路を設定し、ユーザーが体感できる品質の向上(QoE)、通信網の負荷軽減、速やかな障害対応、投資コスト削減などの効果が期待される。特にEPCにSDN技術を適用する場合、従来の通信網を使用しながらもユーザーと加入商品に応じて個々に合わせたネットワークサービスを提供することができる。

SDN技術は基地局付近のデータ転送最短経路を利用するため、5G時代のクラウドゲームや遠隔運転など、多様なリアルタイムでのデータサービスの具現化を早めるものと見られる。

サムスン電子とLGユープラスは同日、5G標準化関連技術開発で協力するための業務協約(MOU)を締結し、5G共同協力策について具体的に話し合った。

両社は今後、5G技術標準化に必要な5G周波数帯域確保のために協力する。そして5Gの通信速度を向上させる中核技術のFD MIMO技術と、5G技術具現化に必要な高周波帯域に適した設備・端末機開発のため、データ処理速度向上案を模索することにした。時速500キロメートルで走行する自動車の中でも途切れることなく通話できるように支援する、次世代変復調技術の開発にも乗り出す。5G時代の大量データ処理に欠かせないコアネットワーク技術の開発も並行して推進する。

さらに両社は、共同戦略を策定して5G技術をリードし、5G技術標準化も積極的に推進することで、ICT市場における韓国の存在感を高めたいとしている。


原文記事
出所:ニューシース(2015.06.25)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。
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