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聨合ニュースによると、
農産物・食品の輸出は、新型コロナウイルスの感染拡大による全般的な貿易不振にもかかわらず過去最高額を達成した。
このうち東南アジア諸国連合(ASEAN)、インドなど新南方地域への輸出額は前年同期比8.4%増の13億9500万ドルで、日本を上回って最大の輸出先に浮上した。
農産物・食品の輸出全体のうち新南方地域が占める割合は、昨年に20.3%と2割を超え、今年は20.4%と小幅拡大した。
品目別にみると、新型コロナ流行で自宅での食事の需要が増加し、オンラインプラットフォームと連動した出前アプリの拡大により麺類(16.1%)、ソース類(15.8%)、粉ミルク(43.9%)、キムチ(55.2%)、ユズ茶(160.3%)の増加が目立った。
「梨泰院クラス」などの韓流ドラマや動画チャンネルが人気を集めたことで、韓国食品の輸出も急成長した。
新南方地域へのトッポッキ(餅の甘辛炒め)の輸出額は4800万ドルで、前年同期比54.8%増加した。
農林畜産食品部は、各国の特性に合った品目を中心にオンライン、オフラインでの販売プラットフォームを構築するなど輸出基盤を強化し、新型コロナの影響でオンライン、非対面へと急変する流通の変化に合わせてマーケティングを支援したことが輸出にプラスの影響を与えたと分析した。
また、韓中日やASEAN諸国などが署名した東アジア地域包括的経済連携(RCEP)により新南方への輸出の成長スピードがさらに加速するとの見通しを示した。
農林畜産食品部の関係者は「世界的な景気鈍化、物流環境の悪化で輸出に困難が生じたが、農産物・食品分野は国別の戦略品目の選定と積極的なオン・オフライン基盤の構築拡大により輸出が好調だった」とし、「コロナへの対応で高まった韓国の地位を生かし、より多くの食品企業が新南方に活力を見いだすことができるよう政策的支援を拡大する」と述べた。
ynhrm@yna.co.kr
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原文記事
出所:聨合ニュース(2020.12.9)