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30年までにエコカー785万台普及 温暖化ガス24%削減=韓国政府
作成日
2021.02.24

聨合ニュースによると、


【ソウル聯合ニュース】韓国政府は2030年までに自動車が排出する温室効果ガスを24%削減することを目標に、エコカー(環境対応車)の普及台数を25年までに283万台、30年には785万台に増やす。

政府は18日、丁世均(チョン・セギュン)首相の主宰で国政懸案点検調整会議を開き、向こう5年間(2021~25年)のエコカー育成戦略をまとめた第4次基本計画を策定した。

韓国のエコカー普及台数は16年の24万台から20年は82万台に、輸出台数も7万8000台から28万台にそれぞれ増加した。

20年時点で電気自動車(EV)輸出は世界4位、国内普及は世界8位、燃料電池車(FCV)普及は世界1位となっている。

ただ、いまだに充電設備の設置が不十分な上、車両の走行距離の短さと価格の高さもエコカー普及の課題とされる。

第4次基本計画によると、政府は温室効果ガス削減とエコカー普及の目標達成に向け、公共機関に対し公用車購入はすべてエコカーにするよう義務付ける。

レンタカー業界や大企業など民間にはエコカー購入目標制度を導入し、タクシーやバス、トラックなど営業用の輸送車両については補助金やインセンティブを拡大する方針だ。

充電インフラも大幅に拡充する。25年にはEV充電器の設置数を50万基以上に増やし、急速充電器の普及にも力を入れる。FCV用の水素充填設備は450カ所に増やす。

また、エコカーの価格競争力の向上に取り組む。

専用プラットフォーム(車台)を採用するなどして25年までに車両価格を1000万ウォン(約96万円)以上引き下げるほか、エコカーに対する税制優遇措置の延長を検討する。

車両性能の大幅改善により、エコカー輸出台数を25年には83万台に増やす計画だ。

24年の完全自動運転車発売をにらみ、主要部品の高度化を進める。また、次世代電池として注目される全固体電池を30年までに商用化する。

第4次基本計画は閣議での審議を経て確定する。

mgk1202@yna.co.kr
<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>

原文記事
出所:聨合ニュース(2021.2.18)


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