Invest KOREA

 

【ソウル聯合ニュース】韓国で証券取引所を経由せずに株取引ができる「代替取引システム（ＡＴＳ）」 を運営する「ネクストレード（ＮＸＴ）」が４日、営業を開始した。

ＡＴＳの運営会社は韓国では同社が初めて。

約７０年にわたり韓国取引所（ＫＲＸ）が独占してきた国内の証券取引市場が競争体制に転換することで投資家の利便性向上が期待される。

韓国取引所の取引時間が午前９時から午後３時半までなのに対し、ＮＸＴは午前８時から午後８時までとなり、会社員などが出社前や退勤後に利用しやすくなる。

約９割の証券会社がこの日から参加。

取引可能な銘柄は現在１０社ではあるものの、１カ月後に８００社に増える予定だ。

業界関係者によると、ＮＸＴは金融投資協会と証券会社が主軸になって設立した。

米国や欧州、日本などほとんどの先進国ではＡＴＳが導入され、正規証券取引所との競争体制が定着している。

韓国の証券市場は１９５６年以降、韓国取引所の独占体制が維持され、投資家が求める多様なサービスが提供されないなどと指摘されていた。

yugiri@yna.co.kr

原文記事
出所：聯合ニュース(2025.3.4)