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韓国進出の成功事例

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クリス・ラシティ(Chris Raciti)在韓豪州商工会議所代表との対談
作成日
2018.03.27


強固なパートナシップの確立に向けて


ANZ・コリアの代表取締役社長兼豪州商工会議所の理事長を務めているクリス・ラシティ(Chris Raciti)代表は、韓国と豪州両国間の有望産業分野における協力関係についての重要性を提示している。

豪州出身のクリス・ラシティ(Chris Raciti)代表は、常にアジア地域で働いてみたいと思っていた。日本で高校を卒業した彼は、大学生の時代、韓国語と韓国社会について勉強を始めた。結局、韓国で大学生活を続けたクリス・ラシティ(Chris Raciti)代表彼は、これをきっかけに韓国と豪州間の強い繋がりを築きたいという情熱を持ち、確固たるものとしていた。今まで、16年間、機関銀行に勤めてきたChris Raciti代表は、最初豪州でキャリアを積みはじめ、その後、12年間ソウルをはじめとして、シンガポール、香港などアジア地域で勤務した。最近、ANZコリアの代表取締役社長兼豪州商工会議所の理事長としてソウルに戻ってきた彼は、韓国と豪州間のビジネス協力関係の発展について語るに相応しい人物である。

ANZ・コリアについての紹介と事業内容について教えてください。

1978年設立されたANZ・コリアは過去40年にわたり、主に韓国の大企業および大手多国籍企業や金融機関を相手にしたサービスを提供してまいりました。ANZ・コリアは、私の母国である豪州とニュージーランド市場を含むアジア太平洋地域と韓国間における資本およびや貿易取引発展を中心にビジネス戦略を展開しております。韓国に進出した1978年から現在に至るまでわが社は、韓国やアジア太平洋地域の顧客との貿易および資本取引に最適化した金融サービスを提供しております。ANZ・コリアは、市場、ビジネス及び、構造化金融、法人金融、貿易および金融サプライチェーンなどを含めた総合的な金融商品やサービスを提供しており、これらのサービスは韓国企業の世界市場に対するニーズへの対応、国境を超えた融合能力の融合、さらに顧客に最適なソリューションを提供するためのビジネス能力を基盤としております。

ANZが韓国に進出した理由は何でしょうか。

ANZは、国際金融分野、その中でもアジア太平洋地域で長年にわたってビジネスを展開してまいりましたが、韓国はアジア地域においてはもとより、世界的にも成長の見込みが大きい市場であります。韓国は、広範囲に及んでいるANZネットワークにおける重要な部分を占めています。これとともに、韓国企業は、技術、エンジニアリング及び建設、造船そして増加基調にある金融及び資金運用などあらゆる産業分野においても先進的な役割を果たしています。

他の国と韓国企業との違う点は何であり、韓国市場に適合した戦略として何があるのでしょうか。

韓国の企業は、地域及び世界経済ととても密接な関係を構築しています。ANZは、こうした関係を支える金融サービスと商品を提供することで、世界経済において韓国企業の存在感を高めるための戦略を講じています。

ANZのような外資系企業によりよいビジネス環境を提供するために、韓国に求められる点には何があるでしょうか。

韓国政府と規制機関の地域を含めた世界標準に合致する持続的な関連制度の改善に向けた努力が必要だと思います。

在韓豪州商工会議所とはどんな機関であり、韓国と豪州間の経済協力をより活発化させるためにどのように貢献されているのでしょうか。

在韓豪州商工会議所は、韓国と豪州のビジネス分野においての協力がより円滑になされるように支援する機関です。情熱を持って支援に取り組んでおり、政府及びその他の公共機関そして様々な事業に関連する協議体とも協力して取り組んでいます。ネットワーキングイベントや韓国でのより円滑なビジネスや政府が取り組む政策の開発に焦点を当てた教育フォーラムなどが、ANZが実施している主な活動であります。

韓豪両国間の貿易規模が大きいにも関わらず、豪州の対韓投資は低い水準にとどまっています。その理由には何があると思われますか。

歴史的にみると、韓国と豪州両国間の貿易は、一方の国の原材料ともう片の国の最終製品を互いに輸出入することによって成り立ってきました。韓国と豪州が自由貿易協定を締結することで、サービス分野での貿易量の増加が期待されており、個人的にはこれを通じてサービス分野における両国間の資金投資も増加に転じると思います。

在韓豪州商工会議所理事長を務められている間に、果たされたいの目標と韓国と豪州の全体的な関係について望むことがあれば、一言お願いいたします。

在韓豪州商工会議所が作り出した誇るべき歴史が今後もずっと続くように貢献したいと思っております。今や、韓国は豪州の4大貿易相手国であるにも関わらず、他の貿易関係により両国の密接さが光を失っているどころか、注目さえ浴びていません。確かなことは、私はこのような両国の関係がより密接かつ多様なものになることを望んでおり、さらに両国間において注目されることを願っております。そして、その結果としてより多くの豪州の国民が韓国の歴史や言語など韓国について関心を持つようになればと願っております。


By Grace Park (gracepark@kotra.or.kr)
English Editor/Invest Korea



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