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韓国進出の成功事例

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[自動車・部品 / アメリカ] 韓国モレックス(Molex Korea)
作成日
2011.07.06
ヒット
2914
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コネクタで世界をつなぐ韓国モレックス(Molex Korea)

「深まるつながり」時代のニーズに応える

最先端のイメージにはほど遠い場所、京畿道・安山に位置する韓国モレックスは、最先端の生活に欠かせないコネクタ(connector)を生産する。コネクタとは、電話、テレビ、コンピューター、冷蔵庫など、電子機器の組立に用いられる電子部品のこと。例えば、スマートフォンの画面を指先のタッチだけで操作できるようにする。つまり、コネクタはシグナルとシグナル、機器と機器、究極的には人と人をつなぐツールである。

だから、「コネクタは架け橋の役割をしている」と、韓国モレックスのマーケティング・コミュニケーションチームのキム・ヒョジョン氏は話す。

日々変化する世界はより強力な「つながり(connected)」を求めており、そのニーズに応えるために、自ら変化を生み出さなければならない。「自ら進んで変化しなければ、時流に流されて変化してしまう」と、経営方針を語る韓国モレックスのイ・ジェフン社長。

米国イリノイ州に本社のあるモレックスグループは、1997年に韓国モレックスを設立した。世界16ヵ国に39製造拠点を持つモレックスグループは、電気通信、データ通信、消費者向け家電製品(consumer electronics)、自動車、医療など、幅広い分野で事業を展開している。

グループ全体として、10万品目以上の製品の設計・開発から、製造、流通までを一貫して行う。代表的な製品は、基板対基板、電線対基板、電線対電線コネクタなどがある。

韓国モレックスは、サムスン、LGグループの全事業部門、現代車、起亜車、大宇自動車など、グローバル企業を主要顧客として強固な取引関係を確立している。顧客社は、よりスリムでスピードの速い高品質の製品を追求しており、韓国モレックスもまた、それに対応できるように生産体制を整えている。

「製品の薄型化を図る上でポイントとなるのがコネクタの小型化」だと話すイ社長は、韓国モレックスのエンジニアが製品開発の限界を乗り越えるために、創造性を発揮した例を紹介した。二つのコネクタで接続したことを一つのコネクタで済ませる方法を工夫したあげく、42の超小型ピンと髪の毛の太さのターミナル・ギャップ(terminal gap)からなる0.7mmの薄型コネクタの開発に成功したという。

「我々は、常に先端技術の先頭に立っていたいのです」韓国モレックスは最新技術の動向を把握するため、エンジニアの海外研修を推奨している。海外の生産拠点と連携して新製品の開発や先端技術の共有活動も展開している。韓国モレックスは「お客様に満足される」サービスを提供するために、製品開発期間を3~4ヵ月から1ヵ月に短縮した。2003年には自社の技術研究所を設立し、売上の4~5%を研究開発に投資している。

韓国モレックスは、SAP社のERPシステムを用いて、4,500品目の自社製品を含む10万品目以上のモレックスグループ全体の製品へのニーズに対応している。

2010年の売上増加率は37%で、今年は26%の増加を見込んでいる。「通信、液晶テレビなどの産業分野へと事業を拡大している顧客社のおかげだ」という。

目に見える実績のみならず、企業としての価値も認められている。韓国モレックスは、韓国経済マガジンとジョブコリアが主管する「働きやすい企業大賞」を2年連続受賞。モレックス本社で23年間勤めたイ社長は、韓国支社の支社長に就任して4年が経つ。彼は常に、従業員に変化とコミュニケーションの大切さを強調するという。「コミュニケーションは創造の源であるからです」

「職場は楽しい場所であるべき」という考え方を持つイ社長は、「ちょっとした緊張感の中で仕事をしていますが、ネガティブな緊張感ではありません。ちょうどいい緊張感です」と、職場の雰囲気を語る。

この間、施設の生産能力の向上と販売増に対応するため、本社から3千万ドルの支援を受け、2段階の再建築工事に着手した。第1段階の工事は10月に竣工を予定している。第2段階工事は、現在のビルを撤去して2012年8月をめどに完工する計画。

韓国モレックスは、新工場の建設により、日本から輸入していた電子部品やコネクタの国内生産が可能になると期待している。今後5年間で生産誘発効果は2兆1730億ウォン(20億ドル)、輸入代替効果は540億ウォンに達すると見込んでいる。

新工場は「3年以内に売上高3倍へ」と語るイ社長の「3・3ビジョン」の実現に大いに役立つだろう。

イ社長は「なかなか難しい目標ですが、我々の使命だと考えます」と力強く語った。

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