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韓国進出の成功事例

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シスコ・コリア(Cisco Korea)
作成日
2014.05.13

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シスコのスマートな選択:松島(ソンド)
シスコ松島グローバルセンター(GCoE)がIoE時代のスマートシティソリューションを発展させる。

IoE(Internet of Everything:すべてのインターネット、以下 IoE)時代が切り開かれたことで、すべてを結び、情報を互いに提供するスマートな環境がつくられた。ネットワークソリューションとサービスを提供するシスコは、ブルームバーグが選定した2014世界の革新国のランキングで1位を占めた韓国を選択した。

昨年、仁川・松島に設立されたシスコ松島グローバルセンター(以下、GCoE)は、スマートシティソリューションを開発するため、韓国の会社と緊密に協力することを目指している。GCoEは研究・開発に向けた革新の場であり、韓国の優秀なIT専門家と優れたITインフラの土台の上に築かれた。

シスコ・コリアのジョン・キョンウォン社長は、「韓国は到来するIoE時代に備えて、ITソリューションをシスコと共同で開発、協力できるチャンスが多い戦略的パートナーだ。よって、シスコは松島、ひいては世界でスマートシティビジョンを実現する時、重要な役割を果たす実用的なソリューションを開発すると期待している」と語った。

松島GCoEは米国カリフォルニア州に本社を置くシスコ世界10大革新センターの一つで、仁川経済自由区域(IFEZ)内に位置している。GCoEの設立から1年も経っていないが、シスコと韓国の縁はシスコ・コリアがソウルに事務所を開所した1994年から始まった。

シスコは2009年から先端技術とグローバル競争力を備え、環境的に持続可能なスマートシティを構築するためにIFEZと協力してきた。これは韓国での持続的な革新を実現させた。シスコはGCoEによる不動産、公共分野及び公共サービス分野を支援する「Smart+Connected Community(S+CC)」ソリューション開発を目指しており、多くの会社と協業して最先端S+CCソリューション体験センターを提供している。シスコは埋立地に造成された「スマートシティ」松島に設置されているため、韓国の主要パートナーと戦略的な契約を公式化かつ現地化することができる。

このような契約の一つは松島GCoEが正式に開所する前に締結された。2011年、シスコと松島国際都市開発有限会社(NSIC)は、松島国際業務地区内のスマートシティソリューションを最適化するインフラを構築し、運営するためにジョイントベンチャー「ユーライフソリューションズ」を設立した。先日、同社は「テレプレゼンス」と呼ばれる高解像度ベース教育・相談・ヘルスケアサービスであるスマートホームソリューション「マスターベル」を発売した。

また、GCoEが管制システム開発会社であるN3Nと無人管制システム開発専門会社NEXPAなどの韓国企業と協業しているのも注目に値する。同社のシステムは既にIFEZに導入されて市民の安全と便宜が高まっている。N3Nはシスコの支援を受けながら海外ビジネスを展開している。

「これからシスコはさらなる発展を遂げるだろう」とジョン・キョンウォン社長は期待を示した。

IoEは今後10年間、公共部門での4兆6千億ドルを含めて、計19兆ドルの価値を創出すると思われる。

「IoEという新たな流れは単独で創造することもリードすることもできない。しかし、様々な会社や産業群そして国家間の協力があれば可能だ。シスコはIoEで受けられるメリットを韓国のパートナーと分かち合うことを心より願う」と述べた。

By Chang Young (young.chang@kotra.or.kr)

ご存知ですか?
ㆍシスコはIoEを次のように定義する。「インターネット上で人、プロセス、データ、モノをインテリジェントにつなぎ、相互コミュニケーションを可能にさせ、以前より適切かつ価値ある関係を構築し、新しい能力と豊かな経験及び個人・企業・国家に空前の経済的機会を提供するよう情報を旋回するもの」
ㆍ松島GCoEでは、多様な機関が一つのシステムやダッシュボードを通じて共に作業できるようにする統合運営センター、ナンバープレートで自分の自動車の位置を把握するなど、バーチャルコンシエルジュに質問するだけで全てのことが可能なSmart Media System及び smart+connectedソリューションなど、シスコスマートシステムとソリューションの一部を体験できる。
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