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聯合ニュースによると、
5日に年間貿易額が初めて1兆ドル(約78兆円)を突破した韓国は、来年も「貿易立国」の地位を守るとの見方が優勢だ。
国際金融センターや外資系投資銀行(IB)が公表した報告書によると、11月の韓国の輸出増加率は13.8%で、市場予想値の10.4%を上回った。11月にポルトガルやハンガリー国債が格下げされるなど欧州連合(EU)の財政危機が混迷を深める中、予想外の善戦だった。
韓国の好調は新興国への輸出が活発だったためとみられる。
野村証券の集計値では、今年1月から11月20日までの韓国の東南アジア諸国連合(ASEAN)向け輸出は前年同期に比べ35.6%増加した。中東(同17.0%増)、中国(同16.5%増)、南米(同12.2%増)と続いた。EU向け輸出の増加率は前年同期の14.8%から6.6%に落ち込んだ。米国向け輸出の増加率は11.3%だった。
また、韓国の来年の経済成長率は今年より鈍化して輸出の動きが弱まるものの、プラス成長を続けるとの見方が優勢だ。
米証券大手のゴールドマンサックスは韓国の来年の実質輸出増加率が今年に比べ5.0%となると予測した。EU金融市場の不安などで当分はウォン安が続くとみられ、韓国の価格競争力が高まり輸出を後押しすると予想した。
出所:聯合ニュース(2011.12.07)