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聨合ニュースによると、
両国は07年12月にFTA交渉を開始したが、メキシコの自動車・鉄鋼業界の反対などにより08年6月の2回目の交渉を最後に協議を中断した。その後、10年7月と12年6月の首脳会談でFTA交渉再開に向け努力することで合意したが、進展はなかった。
朴大統領とペニャニエト大統領は昨年11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際、FTA交渉再開について前向きに意見を交換し、今回の会談を機に実務協議の開催に合意した。
実務協議はFTA交渉再開前の段階で、FTAの品目や対象などについて協議が行われると予想される。協議の結果次第でFTA交渉再開の可否が決まる。
FTAが締結される場合、韓国にとっては自動車、鉄鋼、電子などの輸出品の関税撤廃、メキシコの調達市場への進出などが期待される。対米貿易の依存度が高いメキシコは自動車、農産品の輸出拡大など北東アジアへの輸出先多角化を図ることができる。
今回、実務協議開催に合意したのは、メキシコなど12カ国による環太平洋連携協定(TPP)の批准手続きが遅れ、双方の利害関係が一致したためとみられる。
これまで韓国側はTPPへの今後の参加とは別途にメキシコとのFTA交渉再開を望んできたが、メキシコ側は韓国のTPP参加後にFTA交渉を再開するという立場だった。しかし、TPPを主導する米国の批准手続きが大統領選などで遅れ、韓国とメキシコは接点を見いだした。
韓国側は実務協議開催の合意の付随効果として、TPP参加時にメキシコ側の支援を受けることができるという点を挙げている。韓国はTPP参加国のうちメキシコ、日本とFTAを締結していない。
hjc@yna.co.kr
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原文記事
出所:聨合ニュース(2016.04.05)