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中国とのFTAに正式署名 大きな経済効果を期待=韓国
作成日
2015.06.02

聨合ニュースによると、

【ソウル聯合ニュース】韓国と中国が1日、自由貿易協定(FTA)に正式署名した。韓国は世界最大の市場であると同時に最大の貿易・投資相手国の中国とFTAを締結したことで、両国関係に新たな地平を切り開くことになる。

韓国の尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官と中国の高虎城商務相は同日午後、ソウル市内で韓中FTA協定文に署名、交換した。FTA交渉は2012年5月に始まり、2014年11月に妥結。両国は15年2月に仮署名を行った。

韓国政府は韓中FTAが発効すれば、向こう10年間で▼実質国内総生産(GDP)成長率の0.96%押し上げ▼消費者の恩恵146億ドル(約1兆8140億円)相当改善▼5万3805人の雇用創出――などの効果があると見込んでいる。これは関税撤廃による効果を定量的に分析したもので、サービス市場の開放や貿易障壁の解消、投資誘致の活性化などの面を考慮すると韓国経済に及ぼすプラス効果はさらに大きくなると予想される。

両国間の関税撤廃でGDP12兆ドルの巨大市場が誕生する。韓国の中小企業の中国進出も加速する見通しだ。特にファッションや化粧品、生活家電、高級食品など主要消費財の輸出が拡大し、韓流を生かした韓国ブランド輸出も弾みがつくと期待される。また、FTAを活用しようとするグローバル企業と中国企業の対韓投資の拡大も予想される。

韓国政府はFTA発効に向け、数日中に韓中FTA批准同意案を国会に提出する予定だ。FTAは韓中がそれぞれ国内での手続き完了を書面で通知した日から60日後、または両国が合意した日に発効する。

両国はこの日、通商担当相会談も行い、韓中FTAが相互交易・投資の拡大にとどまらず、両国政府、企業間の新たな成長エンジンを模索する全方位的な協力プラットフォームになるとの認識で一致した。韓中日FTAや東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など地域経済の統合に向けても共に努力していく。

mgk1202@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>


原文記事
出所:聨合ニュース(2015.06.01)

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