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生物産業

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生物産業の特性

生物産業(bioindustry, biotechnology industry)とは動物・植物・微生物など、生物体の持っている機能と情報を活用し、生物触媒である酵素を使って人類に必要な各種有用物質を商業的に生産する産業群をいう。
生物産業は遺伝子組み換え、細胞融合、たんぱく質工学、細胞培養、生物工程などのような生物工学技術を利用して生産される製品と製造過程上の工程に大きく分けられる。
生物工学技術は生物体の機能を利用して製品を作ったり遺伝的構造を変形して固有の特性を活用する複合技術を意味する。このような生物工学技術を利用する過程で新規製品の創出と既存製品の改良が可能である。

主要生物工学技術の概要

基礎技術
基礎技術 細部技術名, 内容
細部技術名 内容
遺伝子組み換え技術 分子レベルで遺伝子を操作する技術で生命現象の本体に当る遺伝子を生体外部試験管で変換させた後、変換された遺伝子を運搬体を利用して再び生体内に注入・発現させて有用物質を作り上げる技術
細胞融合技術 互いに違う形質の持つ二つ以上の細胞を融合させて各細胞の有用な特性を全て持つ一つの細胞を作る技術
たんぱく質工学技術 アミノ酸序列を持つたんぱく質の分子構造を変更させて特殊目的のたんぱく質を開発する技術で、主にたんぱく質の安定性及び効能増大分野で使われる。
実用化技術
実用化技術 細部技術名, 内容
細部技術名 内容
醗酵技術 一番歴史の長い生物産業で、一定の温度と湿度を利用して醗酵槽内で微生物を培養させる技術
細胞培養技術
  • 動物細胞培養技術と植物細胞培養技術に区分される。主に微量に生成される有用物質の生産や遺伝子再組合たんぱく質の生産に利用
  • 最近は植物組織及び細胞の大量培養・昆虫細胞の大量培養・哺乳動物細胞の大量培養などに発展
生物工程技術 生物体システムを利用して有用物質を生産する工程技術で、生物反応工学技術と分離精製技術までを含む。
生物エンジニアリング 生物工学技術を実用化し産業化する複合システム工学で、生物学的方法を利用した工場の設計及び建設など

国内生物産業の現況

1998年生物産業の内需は5,085億ウォンで、1992年以降年平均31.9%という高い増加率を見せている。
1998年国内生物産業の生産は8,200億ウォンで、最近の5年間年平均50%以上の高い増加率を見せている。
国内生物産業の需給現況
(単 位 : 百万ウォン)
国内生物産業の需給現況 区分, 1992,1995,1996,1998
区分 1992 1995 1996 1998
内 需 96,543 251,611 328,462 508,500
輸出 24,635 73,534 244,853 452,300
生産 82,749 238,786 468,145 819,800
輸入 38,429 86,359 105,170 141,000
※ 資料 : 韓国生物産業協会、[年度別国内生物産業の実態調査]の各年号
今後生物産業の内需は関連産業の拡大と企業の積極的な投資に後押しされて1997~2005年の間年平均34.5%の増加率を記録すると見込まれており、2006~2010年でも年平均21.7%の高い増加率を見せると思われる 。
このような生物産業関連市場の規模増大とともに、国内市場規模は2010年世界市場の5%以上を占めると展望される 。
輸出は2005年28億ドル、2010年79億ドルで、1997~2005年の間33.8%、2006~2010年の間22.6%の年平均増加率を記録すると見込まれる。輸入は39.9%、2006~2010年の間には年平均21.0%ずつ増加すると展望される 。
国内生物産業の需給展望
(単 位 : 億ウォン、百万ドル)
国内生物産業の需給展望 区分,1997,1998,2000,2003,2005,2010
区分 1997 1998 2000 2003 2005 2010
内需 4,246 5,085 11,000 25,000 45,400 121,200
輸出 278 300 700 1,600 2,860 7,920
生産 5,879 8,198 14,000 32,000 56,200 155,600
輸入 120 168 400 900 1,760 4,560
年平均増加率
(単位 : %)
年平均増加率 区分,1997~2005,2006~2010
区分 1997 ~ 2005 2006 ~ 2010
内需 34.5 21.7
輸出 33.8 22.6
生産 32.6 22.6
輸入 39.9 21.0
※ 資料 : 韓国生物産業協会、[年度別国内生物産業の実態調査]の各年号
今後生物産業の内需は関連産業の拡大と企業の積極な投資に後押しされて1997 ~ 2005年の間年平均34.5%の増加率を記録すると見込まれており、2006 ~ 2010年でも年平均21.7%の高い増加率を見せると思われる。
このような生物産業関連市場の規模増大とともに、国内市場規模は2010年世界市場の5%以上を占めると展望される。
輸出は2005年28億ドル、2010年79億ドルで、1997 ~ 2005年の間33.8%、2006 ~ 2010年の間22.6%の年平均増加率を記録すると見込まれる。輸入は39.9%、2006?2010年の間には年平均20.1%ずつ増加すると展望される。
生物産業の部門別内需及び輸出の現況(1998)
(単位: 百万ウォン、(%))
生物産業の部門別内需及び輸出の現況(1998) 区分, 内需, 輸出
区分 内需 輸出
生物医薬 286,626 (56.4) 185,962 (38.6)
生物農業 43,300 (8.5) 11,064 (2.3)
生物食品 36,535 (7.2) 57,197 (11.9)
生物環境 31,783 (6.2) 50 (0.0)
生物化学 46,863 (9.2) 224,847 (46.7)
生物工程 63,404 (12.5) 2,374 (0.5)
合計 508,511 (100.0) 481,494 (100.0)
※ 資料 : 韓国生物産業協会
生物農業及び生物食品分野が生物産業における比重は1998年それぞれ8.5%、7.2%から2010年には9.8%、9.3%に高くなる見込みである。これからこの二つの部門は国内生物産業で19.1%の比重を占めるほど高い成長率を見せるものと思われる。
部門別生物産業の国内市場展望
(単位: 億ウォン、%)
部門別生物産業の国内市場展望 区分, 1998,2000,2003,2005,2010,年平均増加率(1999~2010)
区分 1998 2000 2003 2005 2010 年平均増加率
(1999~2010)
生物医薬 2,866
(56.4)
6,050 13,750 22,700 60,600
(50.0)
25.1
生物農業 433
(8.5)
946 2,150 4,449 11,878
(9.8)
25.8
生物食品 365
(7.1)
891 2,025 4,222 11,272
(9.3)
26.3
生物化学 469
(9.2)
1,111 2,525 5,085 13,574
(11.2)
22.8
生物環境 318
(6.2)
715 1,625 3,269 8,726
(7.2)
29.1
生物工程 634
(12.5)
1,287 2,925 5,675 15,150
(12.5)
24.5
合計 5,085
(100.0)
11,000 25,000 45,400 121,200
(100.0)
25.3
※ 資料 : 韓国生物産業協会

江原圏生物産業の育成現況

春川を始めとする江原道は一部の工業団地指定地域を除くとほとんどが上水源保護区域などに指定されており、地理的な環境から工場敷地などが狭くて他の地域に比べて製造業の立地という面からは不利である。 したがって春川市は入居可能な業種としてまず無公害産業でありながらR&D比重の高い生物産業を地域開発の観点から誘致している。
春川生物産業ベンチャー企業支援センターの運営
春川は特に1999年下半期に竣工された“生物産業ベンチャー企業支援センター”を通じて生物産業を育成するためのインフラを構築している。
生物産業の分野の中で農業生命工学、環境生物、医用工学、シルバー生命工学などを重点研究対象分野に指定し、地域の特性に合う業種及び創業アイテムの発掘支援、ベンチャー企業の自立基盤構築などを推進している。
春川生物産業ベンチャー企業支援センターの現況
春川生物産業ベンチャー企業支援センターの現況 区分, 内容
区分 内容
規模
  • 敷地 : 3,251.19坪
  • 建築面積 : 1,132.50坪
  • 延べ面積 : 3,010.21坪 (地下1階、地上4階)
主要施設
  • インフラ企業インキュベーション室、江原地方特許情報支援センター、ファインエンジェル クラブ、会議室、展示室、通信室、休憩室、資料室など
  • パイロットプラント(234坪) : 醗酵室、精製室、実験室、保管室など
  • 共同実験室(12室)、ゲストルーム(4室)、小会議室、休憩室、保育室など
主要機能
  • ベンチャー企業のインキュベーション空間及び開発共同施設の支援
  • 技術経営に関する情報提供及びコンサルティング
  • 高級人材を養成するための教育・訓練
  • 共同開発・技術の特許管理及び産学研官の共同支援
入居対象事業体
  • 新規創業企業、生物産業関連企業
  • インフラ企業(分析専門企業、Pilot Plantの運営企業など)
  • ベンチャー金融会社、Bioコンサルティング会社
  • 2000年4月現在、14社が入居している。
※ 資料 : 春川市
春川市は未来産業としてマルチメディア・映像産業、生物産業などを選定し、市長直轄の“知識文化産業局”を設置して地域の環境に合う産業を育成するための体制を構築・運営している。
江原道春川市の生物産業推進体系
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中央政府の生物産業育成方策

生物産業関連の政府部処別投資規模をみると、1999年科学技術部994億ウォン、農林部280億ウォン、産業資源部217億ウォンなど、計1,608億ウォンが支援された。この中でR&D部門が1,450億ウォン、インフラなどの設備支援部門が158億ウォンであった。
産業資源部は基盤施設の足りない国内事情を考慮してベンチャー支援センター、安全性評価センターなどのインフラ部門を拡充する計画である。
生物産業関連の部処別投資規模(1999)
単位 : 億ウォン
生物産業における部処別投資規模(1999) 科技部, 教育部, 農林部, 産資部, 福祉部, 環境部, 海洋部, 計
科技部 教育部 農林部 産資部 福祉部 環境部 海洋部
R&D 772 186 268 133 28 28 35 1,450
インフラ 22 - 12 84 19 18 3 158
794 186 280 217 47 46 38 1,608
2000年2月、産業資源部は生物産業を国家主力産業に育成するために“生物産業発展総合対策”をたてて詳しい実行計画を樹立している。
産業資源部は情報通信技術(IT)と融合されたバイオ技術(BT)が今後21世紀の中核技術に浮上すると展望し、生物産業基盤に対する投資を拡大していく方針である。
推進課題として、
①生物産業が成長できる環境の造成、
②産業化促進基盤の構築及び集積化、
③競争と協力による技術革新体系の確立などを設定し、関連法案を作成するなど、部門別細部事業計画を立てている。
特に生物産業育成のモデル事例として春川生物産業ベンチャー支援センターに対する支援案も盛り込まれており、道レベルでの追加的支援案を樹立する場合、生物農業及び生物環境分野が江原道を代表する産業に成長する可能性が相当高いといえる。
生物産業の成長環境造成
生物ベンチャー企業の創業与件造成
  • 政府、創業投資会社、生物産業界が支援する生物産業専門投資組合を設立して生物産業支援専門ファンドを造成する。その他にも民間中心の生物産業専門投資組合の結成を誘導する。
  • 生物ベンチャー企業を専門的に審査する評価人力の拡大及び生物ベンチャー創業説明会の開催、創業支援ブースの設置及び税政支援に関する制度改善などを行い、生物ベンチャーの創業を促す。
生物産業に対する支援体制強化
  • 生物産業の発展を制度的に支援するために「生物産業発展基盤造成に関する法律(仮)」の制定を推進
  • 生物産業の発展を支援するために産業基盤技術開発事業に“生物産業技術開発”の別途項目を新設
  • 科学技術部(基礎研究開発)、産業資源部(実用化応用技術、インフラの構築)および農林部、保健福祉部、教育部、海洋水産部、環境部など、政府挙げての効率的な支援体制を構築する。
生物産業に対する国民の理解を高める
  • 「Bioindustry Award」を制定し、国内生物産業界、研究所、支援機関などの生物技術研究開発及び産業現場に対する広報事業を実施する。
  • 生物産業展示会の開催、サイバー教育プログラムの開発、政府と民間の有機的な協調体制構築を目標とするバイオ社会民間推進協議会の結成
産業化促進基盤の構築及び集積化
研究成果の産業化を促すための基盤構築
  • 化学研究所安定性センターの施設拡充事業を順調に推進し、現在進行している仁川松島テクノパークの生物産業技術実用化センターの設立を順調に推進する。
  • 産学研の研究人力ネットワークを構築して専門人材の活用を極大化し、遺伝子研究所、プロテオミックス研究所などを設立して遺伝子解析や生物情報処理能力を確保するなど、Post Genome時代に備える。
生物産業における地域革新拠点の構築及び集積化
  • 地域内の大学、研究所、企業、自治体間の有機的な協力を通じて地域別に適合した生物産業を集中育成する。
  • 地域別に設立された生物産業革新拠点のネットワーク化及び技術情報の交流、共同研究などの協力事業を推進する。
競争と協力による技術革新体制の確立
[産・学・研・官]の競争と協力による研究成果の極大化
  • 既存の生物企業と中小・ベンチャー企業同士の協力活性化を促すと共に、生物産業企業、大学、研究所が保有している生物研究設備などにおけるネットワークシステムの構築。
  • 関連部処が事前協議を行って重複性及び開発主体同士の連係可能性を検討して技術開発の支援成果を極大化する。
国際技術協力の活性化及び外国資本誘致活動の展開
  • 米国・日本のような生物産業先進国と国際協力事業を拡大して技術協力を活性化し、外国資本の投資誘致チャンスとして活用する。
  • 国内開発の難しい技術は海外研究機関との共同研究を誘導して技術的国粋主義から脱し、生物産業に関する国際協約に効果的に対応する。
生物産業の技術革新に向けた政府支援の拡大
  • 政府のR&D予算の中で生物産業に対する支援比重を毎年1%ずつ増やして1999年5.4%から2005年10%以上に拡大。
  • 技術開発分野を短期・中期拠点、次世代に区分して推進する「生物産業技術開発5カ年計画(2001~2005)」を樹立。
生物産業発展のための推進戦略
内容準備中です。
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※ 資料 : 産業資源部
また、地方自治体も生物産業に対する育成計画を樹立・推進しており、自治体別に独自の差別化戦略を立てている。

生物産業育成に必要な機能

産・学の研究協力
  • 生物産業は特定技術の保有が競争力の源泉であり、大学の研究開発能力と企業の事業化機能を連係できる研究協力機能が必要である。
  • 特に生物産業基盤が脆い地域の場合、大学教授などの専門人材に対する研究開発支援事業と関連企業の事業化技術を連係して支援するシステムを構築して生物産業の活性化をはかる。
高級人材の養成及び再教育
生物産業が研究力量を維持し続けるためには高級研究人材の確保と再教育システムが欠かせない。
評価認証機関の設立
  • 国内の生物産業関連製品がアメリカなどの海外先進国市場に進出するためには、安全性認証機関の運営が至急である。
  • 特に江原の場合、生物農業及び生物環境などの特化部分に対する評価認証機関の設立を推進する必要がある。
生物産業団地の造成
  • 既に春川市で推進している生物産業ベンチャー支援センターで養成された事業体が地域内の生物産業団地に移転して生産・製造できる地理的空間を提供する。
  • 江原生物産業団地は生物ベンチャー企業が製造業に成長できる環境を造成し、江原生物産業を拡散させることで地域経済の活性化を図る。
生物ベンチャー企業の創業活性化支援
実験室創業、分離創業など、大学及び企業で生物ベンチャー企業を養成するインキュベーション機能と生物産業関連の一括行政サービス体制を構築。

江原生物産業の育成戦略

江原の生物産業育成戦略は既に運営している春川生物産業ベンチャー支援センターに生物産業総合支援機能を備えて人材支援、情報支援などの総合的支援システムを拡充し、バイオタウン(団地造成)などを追加造成する。
生物産業ベンチャー支援センターを履修した企業がアパート型工場などの中小規模生産設備を整って製造能力を持てるようにし、今後生物産業団地に規模を拡大して生物産業を江原道の主力産業に育成する。
春川市が韓国で初めて生物産業ベンチャー支援センターを設立した以降、大田、仁川のような広域自治体でも生物産業に対する支援案を講じている。
したがって江原道が生物産業を春川圏域に拡大し、今後江原の全地域におけるシナジー効果をアップするためには春川市と行政支援協力システムを構築する必要がある。
1999年、既に江原地域産業振興計画に示したように、生物産業集積化団地(バイオタウン)の構築、人材支援案、支援センター内の設備拡充などにおいて市と道の緊密な行政システムを相互・補完的に運用する。
長期的には春川市の行政支援システムをベンチマーキングすることで、新しい産業誘致及び発展のために周辺の地方自治体間で効率的な行政ネットワークを構築する。
江原生物産業の育成体系図
内容準備中です。
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