長項国家生態産業団地はこれまでとは違った21世紀型の環境配慮、未来志向的な複合産業団地を育成し、忠清南道南西部地域の発展を目指して造成されている団地である。医薬品の製造及び研究開発業中心の生命科学技術クラスター、クリーン先端知識技術クラスター、群山産業団地と連携した輸送産業クラスター、地域配慮型産業クラスター、ビューティー産業クラスターで構成されている。2021年に1段階開発が完了し、2-1段階は今年末までに、2-2段階は2025年末までに開発が完了する予定だ。
産業団地の概要
- 名称 : 長項国家生態産業団地
- 位置 : 忠清南道、舒川郡馬西面、長項邑一帯
- 団地規模
(単位:千㎡)
交通・物流インフラの強みを持つ立地
長項国家生態産業団地は、中国・日本・東南アジアの物流中心である群山港までの距離が15㎞以内である。また、長項貨物船の発着駅である長項駅までは3㎞以内に位置しており、長項線を利用すると首都圏のみならず群山/益山を通して南部地域にもつながる。群山空港まで21㎞、西海岸高速道路の舒川ICまで8㎞以内に位置し、交通と物流インフラを活用した交易の最適地というメリットを備えている。2024年に団地内に大規模な複合物流団地が完成する予定であり、それを通じて西海岸物流拠点の中心になる見通しだ。
新産業育成による発展可能性
現在、自動車部品、印刷電子部品、ディスプレイ、動物用食品医薬品、デジタル映像コンテンツ産業を地方自治体の主力産業に設定しており、特にバイオ素材と医薬分野に特化するための生命科学技術クラスターが長項国家生態産業団地内に造成されている。今後、団地内に海洋バイオクラスターを造成することを目標にして海洋バイオ産業化支援センター、バイオ特化知識産業センター、海洋バイオ認証支援センターの建設を推進しており、海洋バイオ素材の大量生産プラントを建設することで海洋バイオ産業インフラを構築する計画だ。
* 出所:(文)韓国産業団地公団、(写真)韓国土地住宅公社