本文のショートカット メインメニューのショートカット

産業フォーカス

  • Home
  • 有望産業·立地
  • 最新産業情報
  • 産業フォーカス
[ファッション]韓国ファッション産業の現況および展望
作成日
2020.09.03

韓国ファッション産業は、優秀な人材とストリーム間の連携を通じて成長した産業である。韓国の産業化が推進された時期に繊維産業と縫製産業を通じてファッション産業の基盤が構築され、現在は高度化した縫製産業とグローバル化したデザイナー、オンライン・オフラインで構成された流通網、女性専門家の増大、韓流を通じた国家ブランドの上昇など、産業全般の変化で高付加価値産業に成長している。

最近、韓国ファッション産業は所得増加とワークライフバランス(work–life balance)が重要な概念として認識され、ライフスタイルの変化で合理的な消費文化と市場の両極化によってファッション市場がさらに細分化されており、多品種少量生産が可能なデザイナーの感性を重視するブランドがオンラインを中心に成長している。

韓国のファッション市場は、過去最大規模の家計債務、失業率増大、米中貿易摩擦、内需悪化などの要因で消費が停滞したが、2019年から2年連続で上昇し、前年比1.2%増の43兆7528億ウォンと推定される。服種別では、回復傾向を見せたスポーツウェア市場の人気は続いたが、企業が市場を主導することができず、18年比4.9%下落した7兆1073ウォンと予想される。カジュアル市場は、スポーツ・アウトドア、ストリートファッション、ブランドのストーリーやアーカイブを適用した製品が人気を集め、18年比3.2%成長した15兆8758億ウォンと予想される。メンズファッションは、コートやサファリ、ジャンパーなどのカジュアル・アウターが成長を牽引し、3.8%増の4兆3612億ウォンと試算され、レディースファッションは1.2%減の3兆4011億ウォン、下着市場は5.8%高の2兆3359億ウォン、キッズファッション市場は2.6%増の1兆2521億ウォンを記録する見通しだ。<出所:韓国ファッションマーケットトレンド2019下半期(繊維産業研究所)>

2020年対外環境の影響にも1.2%の小幅な成長率見通しを維持すると予測されたが、今年初めのパンデミックによって産業全般が大きな危機に直面した。ファッション産業の場合、第1四半期の需給悪化で売上高は前年比マイナス80%と予想され、オフライン流通網はその被害がさらに深刻になる。しかし、オンライン流通網の場合、インターネットショッピングモール18.9%、モバイルショッピング13.5%と増加した。これは非対面時代に向け企業のマーケティング戦略に変化をもたらすことを予告する。

今回の新型コロナの影響で、ファッション業界は、オンライン市場への進出が加速化する見通しであり、差別化されたサービスおよび競争力確保のために、ビッグデータ、人工知能、AR・VR、スマート工場などファッションテク産業の成長が期待され、ニューノーマル(new-normal)時代におけるポストコロナ戦略を策定し、K-防疫で世界から高い評価を受けた時期にクロスボーダー(cross-border)、EコマースでK-fashionが世界に広がることを期待する。


<;出所:韓国ファッションマーケットトレンド2019下半期(繊維産業研究所)>


イ・ソクヒョンチーム長(pocam@krifi.re.kr)
韓国ファッション産業研究院ファッション産業チーム


< 本稿の内容は、筆者の個人的見解であり、必ずしもKOTRAが所属する組織の見解ではありません。 >


メタ情報