Location Report
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仁川経済自由区域(IFEZ)には世界的なバイオ企業がクラスターを形成している。バイオ医薬品の年間生産量は56万ℓで、米国のサンフランシスコやシンガポールなどの世界主要都市を追い抜いて単一都市基準で最大生産能力を保有している松島国際都市は、世界初の抗体バイオシミラー許可製品を保有している上、韓国で最も製品許可件数の多い都市でもある。また、世界的バイオシミラーの開発・生産企業であるセルトリオン、バイオ医薬品委託生産(CMO)企業のサムスンバイオロジックス及びバイオシミラー生産企業のサムスンバイオエピスが位置している。これらの企業に必要な原料医薬品と資機材を納入する外国人投資企業、研究機関・病院、支援機関などバイオ企業・機関と専門人材も確保しており、安定的に原材料・副材料を供給することでクラスター内に安定的なバリューチェーンを構築している。
最近の新型コロナウイルスの感染拡大、高齢化などに対応するためにバイオ産業が急成長しているが、バイオ産業の世界市場を先取りするためには松島バイオクラスターの拡大造成とともに積極的な企業支援及びネットワーキングの強化が必要な状況である。
そこで、IFEZはバイオ・ヘルスケア関連の外国人投資企業を誘致し、世界的なバイオクラスターへ飛躍するため、インフラの拡大及びバイオ革新生態系を構築する予定だ。
敷地の概要
現在(2021) | 拡大造成案(2030) | |
---|---|---|
位置 | 松島4、5、7工区 | 松島4、5、7+11工区(新規埋立) |
供給面積 | 920,000㎡ | 2,000,000㎡ |
誘致企業 | 約60社 | 約700社 |
勤務人員 | 約6,000人 | 約20,000人 |
投資/売上 | 7兆ウォン(累積)/4兆ウォン(’20) | 15兆ウォン/10兆ウォン |
造成案 | ![]() |
誘致の現況
バイオクラスターの主要入居企業 | |
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大学 | ·延世大学 ·仁川大学 ·ゲント大学 ·ニューヨーク州立大学 |
支援機関 | ·仁川テクノパーク ·IFEZバイオ分析センター ·韓国生産技術研究院 |
研究開発 | ·サムスンバイオエピス ·SCM生命科学 ·ユータ仁荷DDS研究所 ·VORONOI ·RudaCure |
生産 | ·セルトリオン ·サムスンバイオロジックス ·DMバイオ ·ヤンセンワクチン·アイセンス ·ネクストバイオメディカル |
工程 | ·GEヘルスケア ·メルク ·サンゴバン ·味の素 |
Key Highlights
- バイオ産業生態系の造成に向けた研究-生産バリューチェーンの連携強化
- グローバルバイオ製薬会社のサムスンバイオエピスがバイオクラスターに入居したことで松島バイオクラスターのグローバルバイオ医薬研究開発の能力がもう一段階レベルアップするものと思われる。
- K-バイオの育成に向けた革新インフラ層の拡充
- バイオ工程分野人材養成センター: mRNAワクチンを含む多様な種類のワクチン生産に必要な最先端工程ソリューションの体験が可能なサーモフィッシャーバイオ医薬工程支援センターがオープンしたことで松島バイオクラスターの競争力強化が期待される。
※ mRNAワクチン:ウイルスの遺伝情報が入っているメッセンジャーリボ核酸を活用したワクチン - 仁川スタートアップパーク:第4次産業革命基盤技術のスタートアップの「実証、投資、グローバル進出」の支援及び入居空間の提供、研究開発・事業化を支援している。
- (生態系活性化プログラム) スタートアップの成長のためにスパークネットワーキング支援事業、民間主導育成プログラムの運営、民間諮問団運営などの多様な支援産業を通じて生態系造成の基盤を構築
- (実証プログラム) 実証商用化支援事業、ビッグデータ・AIインフラ及びプラットフォーム支援事業、スケールアップチャレンジラボなどの段階的な商用化支援と中核分野の事業化支援
- (投資プログラム) Spark IR Day、入居企業への後続支援など、可能性や革新性を備えたスタートアップに持続的に投資を支援
- (グローバル進出支援プログラム) ブースタースタートアッププログラム、油田探査などの海外進出支援のための教育と市場開拓をサポートするプログラムを運営
- バイオ工程分野人材養成センター: mRNAワクチンを含む多様な種類のワクチン生産に必要な最先端工程ソリューションの体験が可能なサーモフィッシャーバイオ医薬工程支援センターがオープンしたことで松島バイオクラスターの競争力強化が期待される。
- オープンイノベーションに基づいた共存ネットワークの活性化
- 延世サイエンスパーク造成の推進(~’26) : 500病床以上の総合病院の建設及び国策事業、民間投資の誘致、1,000人以上の研究人材誘致など、山・学・研・病の協力を通じて革新生態系基盤を強化する予定である。