産業動向
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産業全般
全産業生産 | 鉱工業 | サービス業 | 小売販売 | 設備投資 | 建設出来高 | |
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‘22.10月(%) | ∆1.5 | ∆3.5 | ∆0.8 | ∆0.2 | 0.0 | 3.8 |
世界的な景気鈍化、半導体・不動産の景気低迷により、輸出や投資環境が悪化する状況の中で、内需回復の勢いが制約され、今後の景気の 不確実性が高まりました。生産の面では国際原油価格の下落、サプライチェーン不安の緩和など肯定的な展望もありますが、輸出減少傾向の持続、貨物連帯の集団的な輸送拒否の影響などが今後、負担として働く恐れがあります。また、消費・投資の場合、外国人観光客の増加、サッカーワールドカップの特需など前向きな要素はありますが、梨太院事故の影響、半導体と不動産景気の低迷、依然として高い物価水準、金利上昇などがリスク要因として働くものと予想されます。
※ 出所:企画財政部(moef.go.kr)
産業
自動車
→ 2022年9月の生産は前年度の基底効果と輸出数量の増加で、前年同月比30.9%増加しました。10月の内需は供給数量の拡大によって前年同月比基準で3ヵ月連続増加しています。国産自動車の販売は前年度の基底効果と半導体の供給不足の緩和を受けて新車の出庫が増加し、12.6%増加しました。10月の輸出は電気自動車の需要拡大と米国への輸出増加で、前年同月比20.4%増加しました。韓国産エコカーに対する堅調な需要と中堅三社の輸出拡大によって完成自動車は28.5%増加し、自動車部品は、海外生産の増加で米国への輸出が30.3%増え、3.2%増加しました。
造船
→ 2022年9月、輸入は船舶用エンジンが減少しましたが、貨物船と船舶用部品が増加し、前年同月比20.9%増加しました。10月の輸出は低船価時期に受注した船舶の輸出と引渡数量が減少し、前年同月比2.6%下落しました。IMFが2023年の世界経済の成長率見通しを下方修正するなど、市況の悪化が予想される中、9月の世界船舶の累積発注は前年同期比32%減少しましたが、韓国はカタールのLNG運搬船の本契約が続き、良好な受注を維持しています。
一般機械
→ 2022年9月の生産は内需の回復で前年同月比11.2%、前月比1.1%増加しました。内需出荷と設備投資が増加しており、機械受注も良好な実績を維持し、生産は2ヵ月連続で二桁の増加となりました。9月の輸入は24億7,400万ドルで前年同月比2.7%減少しました。10月の輸出は中国への輸出不振で前年同月比3.4%減少しています。しかし、米国・欧州への輸出は、投資拡大で輸入需要が続いており、インド・アセアンへの輸出も製造業の設備投資の回復で増加傾向を維持しています。
鉄鋼
2022年9月の鉄鋼生産は需要の鈍化と浦港の台風被害による生産の支障で前年同月比27.8%減少しました。9月の輸入は内需不振及び単価下落の影響で前年同月比28.1%減少しています。10月の輸出は国内の生産減少と世界の需要鈍化で前年同月比20.8%減少しました。
精油
→ 2022年9月の生産は、航空油中心の輸送用製品の輸出拡大で前年同月比6.8%増加しました。9月の輸出は航空油、軽油及びC重油などの輸出拡大により6.6%増えています。また、10月の輸出はウクライナ戦争の長期化による天然ガス代替需要及び航空油中心のグローバル需要の回復傾向が続き、43億9,000万ドルを記録し、前年同月比7.6%増加しました。
無線通信機器
→ 2022年9月の生産は前年同月比15.3%増加しており、出荷も17.9%上昇して在庫が4.6%減り、下半期の需要回復の兆しが見えました。第3四半期のスマートフォンの出荷量は、3億台を下回った第2四半期に比べて小幅に反騰しました。9月の国内の移動通信加入者数は前年同月比3.1%、前月比では0.4%の小幅な増加となりました。9月の輸入は携帯電話及び部品を中心に8.4%減りました。また、10月の輸出は米国、アセアン、インドなどを中心に減少しました。
半導体
→ 2022年9月の半導体の生産と出荷は、前年同月比でそれぞれ-3.5%、-0.9%で生産と出荷がともに減少しました。10月の輸出額は92億3,000万ドルで前年同月比14.7%減少しており、長期間の上昇傾向が終わってから3ヵ月連続で減少しています。主力品目である半導体メモリの単価下落が続いており、輸出見通しは不透明です。
ディスプレイ
→ 2022年9月の生産は景気鈍化によるパネル需要の減少で下落傾向が続きました。10月の輸出はLCDの減産とスマートフォン需要の縮小で7.9%の大幅な下落となり、5ヵ月連続で減少傾向が続きました。ただ、高付加価値製品の出荷量の増加による輸出パネルの単価上昇でOLED(有機EL)の輸出は3.8%上昇しました。
※ 出所:産業研究院(kiet.re.kr)