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[ICT]韓国ウェアラブル産業の動向
作成日
2020.01.30
ヒット
570

1. 紹介
最近はモノのインターネット技術の発展で、人間・モノ・機器など連結対象や範囲が幾何級数的に増加し、ユーザをネットワークと常につなげるウェアラブル・デバイスの重要性が徐々に高まっている。
ウェアラブル・デバイスは、モノが無線インターネットを通じてリアルタイムでデータを発信するモノのインターネット技術を基盤として、ウェアラブル・コンピュータとも呼ばれている。
ウェアラブルコンピューティングの概念は、1950年代にMITで確立され、ウェアラブル・デバイスは1960年代に時計と靴に計算機やカメラを搭載する単純装着形態の研究が始まりであり、1980年代から主に軍事用や学術研究用として技術開発が行われた。その後、スマートフォンやタブレットPCなどのスマートデバイスの発展だけでなく、無線通信インフラの構築やバッテリーの寿命向上などの技術の発達によって、生活でも使用可能な水準に達している。
現在では、スマートウォッチのようなアクセサリー形態を中心にほとんどのウェアラブル・デバイス市場が形成されているが、VR/AR、ヘルス・医療機器の成長とともに、身体に装着したり移植する形態に発展し、市場が拡大する見込みだ。

2. ウェアラブルの類型及び特徴
ウェアラブルデバイスは大きく4つの類型に分けることができ、形態と目的によって固有の機能を持っている。すなわち、携帯する形態の製品やアクセサリーのようなアクセサリー型、衣類形態である衣類一体型、身体に装着する身体装着型、身体に直接移植したり服用する形態の生体移植型に分類できる。


<ウェアラブルデバイスの類型>

アクセサリー型 衣類一体型 身体装着型 生体移植型

- ウォッチ、グラス、ネックレスなどのアクセサリー形態
- スマートグラス、スマートウォッチなど

- 織物または衣類に一体化した形態
-スマートウェア、衣類一体型コンピューティングなど

- 身体に装着できる形態
- スキンパッチ型センサー及びデバイスなど

- 体に移植できる形態
- 移植型センサー及びデバイスなど


ウェアラブルデバイスの特徴は、服やアクセサリーのように自然に着用できなければならず(便宜性)、ユーザーのニーズに即座に反応するために、コンピューターとユーザー間の持続的に通信を支援できるチャンネルが存在しなければならず(常時性)、長時間装着による不快感や身体的疲労感を最小限に抑え、電源及び電磁波などに対して安全でなければならず(安全性)、着用による文化的異質感を排除し、社会文化的環境と調和しなければならない(社会性)。



3. ウェアラブル市場の動向
ITアドバイザリー企業であるガートナーは、2020年にユーザーはウェアラブル・デバイスに2019年の410億ドルより27%増の520億ドルを支出するものと展望した。特に、2020年にスマートウォッチ(34%)とスマート衣類(52%)に最も多く支出を行うと予想しており、小型化機能の発展で2023年にはウェアラブル・デバイス10個のうち1つは使用者の目によく見えないほど小さくなるものと展望した。
IDTechEXも世界ウェアラブル・デバイス市場を2015年300億ドルから年平均15.8%ずつ成長し、2026年には約1,500億ドルになると予想した。
現在、代表的なウェアラブル・デバイスであるスマートウォッチの市場シェアは、アップル(46%)が1位で、サムスン(13%)が2位を記録した。グーグルがウェアラブル・デバイスメーカーのFitbi)を21億ドルに買収したことにより、スマートウォッチ・スマートバンドなどのウェアラブル関連市場はさらに激しくなる見通しだ。


<世界ウェアラブルデバイスの出荷量及び分野別市場シェア>

(単位:万台、%)

製品 2018年 2022年
出荷量 市場シェア 出荷量 市場シェア
スマートウォッチ 7,280 58.2% 12,020 53.3%
スマートバンド 4,650 37.1% 4,700 24.7%
スマート衣類 280 2.2% 910 4.8%
イヤウェア 210 1.7% 1,280 6.8%
モジュール型ウェアラブルロボット 70 0.6% 60 0.3%
その他 20 0.2% 20 0.1%
合計 12,530 100.0% 18,990 100.0%

※出所:IDC

韓国のウェアラブル・デバイス技術水準は84.5%で、最高技術国(米国)比1.2年程度の技術格差があると評価された。国別技術水準の格差は、欧州(9.0%)、日本(12.2%)、韓国(15.5%)、中国(15.9%)の順で技術水準の格差を見せている。


<国別ウェアラブルデバイス技術水準>

区分 ウェアラブルデバイス
相対水準(100%) 技術格差(0年)
韓国 84.5 1.2
米国 100.0 0.0
日本 87.8 0.9
中国 84.1 1.3
欧州 91.0 0.7

※出所:ICT技術水準調査報告書(IITP、2019.7)



4. 終わり
モノのインターネット、AI、ビッグデータなどの新産業の登場により、スマートフォンの代案としてウェアラブルデバイスへの関心が高まっている。ウェアラブルデバイスはグーグル、アップルなどのグローバルIT大手企業によって触発され、衣類やファッション産業はもちろん、ウェルネス、医療、エンターテインメント、公共安全など多くの産業に影響力を及ぼしている。
現在、ウェアラブルデバイスの多数を占めているスマートウォッチのような安定的な市場を維持しつつ、将来的にはウェアラブルデバイス関連技術をリードする身体装着型や生体移植型分野の技術発展のためのインフラ構築や技術開発支援が行わなければならない。加えて、グローバル進出を準備しているスタートアップ及び中小企業を育成し、グローバル競争力を高めるように政府の政策支援が必要とされる。

[参考文献]
[1] ウェアラブルスマートデバイス技術動向や産業展望((KEIT PD Issue Report 16-03)
[2] 2020年のウェアラブルデバイスの予想支出は520億ドル(ファイナンシャル・ニュース、2019.10.31)
[3] ウェアラブルデバイス技術動向及び市場展望報告書(科学技術雇用振興院、2018.11)
[4] ICT技術水準調査報告書(IITP、2019.7

パク・ウォングン部長(nayafly@kiot.or.kr)
韓国知能刑モノのインターネット協会部長


< 本稿の内容は、筆者の個人的見解であり、必ずしもKOTRAが所属する組織の見解ではありません。>


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