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[ディスプレイ]韓国ディスプレイ素材・部品産業の動向
作成日
2020.03.31
ヒット
708

1. 世界ディスプレー素材・部品市場の展望


世界ディスプレー素材・部品市場は、2019年377億ドルから2020年383億ドル、2024年には年平均2.2%成長した420億ドルになると見込まれる。


<世界ディスプレイ素材部品市場の展望>

(単位:百万ドル、対前年比%)

世界ディスプレイ素材部品市場の展望
区分 2019 2020 2021 2022 2023 2024
LCDㆍOLED 共通
素材・部品
8,479 8,633 8,759 8,853 8,904 8,926
LCD 素材・部品 25,515 25,440 25,583 25,792 25,977 26,140
OLED 소재부품 1,859 2,209 2,558 3,100 3,664 4,271
タッチ 素材・部品 1,902 2,033 2,221 2,434 2,567 2,662
合計 37,755 38,315 39,121 40,180 41,112 41,999

* 出典:Fuji Chimera Research 2019


2019年現在、素材部品市場全体で68%のLCD専用部品が255億ドルと最も比重が多く、世界のLCDパネル市場が縮小しているにもかかわらず、中国のLCD生産拡大やLCDパネルサイズの増加などにより、2024年の世界LCD素材部品市場は年平均0.5%成長した261億ドルと予想される。LCDの核心素材部品である液晶や偏光板は、価格下落により市場規模が縮小する反面、QDシートと自動車用BLUは需要拡大で高い成長が期待される品目だ。QDシートは、テレビ用LCDパネルにほとんど使われ、サムスン電子のみならず中国テレビメーカーの出荷量拡大で2024年まで年平均21%の最も高い成長が見込まれる。

OLED専用素材部品は、2019年19億ドルから2024年43億ドルで年平均18%成長し、全体素材部品市場に占める割合も2019年5%から2024年10%まで拡大する見通しだ。現在、市場の大半をEMLを含む有機材料や偏光板が占めているが、これからはフォルダブル・ディスプレイに使用される素材部品とQD-Ink分野において高成長が期待される。特に、2019年より市場が形成されたポリイミドやUTGは、折りたたみスマホの成長とともに毎年高い成長を記録し、2022年に市場が形成されると予想されるQD-Inkは、大型OLEDに使われる特性上、市場規模の面でOLED素材部品の中で4番目に大きな市場になると見込まれる。


2. 韓国素材部品産業の競争力現況


韓国素材部品企業の技術開発や素材部品-パネル企業共同の国産化努力により、偏光板、BLU、フォトマスク、有機材料(EML、HIL)などは国産化に成功したが、依然として核心素材部品は日本と米国などに依存している。韓国素材部品の国産化率はLCD65%、OLED57%水準だ。韓国を代表する素材部品企業は偏光板、有機材料などを生産するLG化学・サムスンSDI、Wet Chemicalを生産する東進セミケム・ENFテクノロジー、フィルムを生産するコーロンインダストリー・未来ナノテック・暁星・SKCハイテクアンドマーケティング、有機材料を生産するトクサン・ネオルックス(DS Neolux)などがある。韓国の大半の素材部品企業は、韓国のサムスンディスプレー、LGディスプレーのみならず、中国、台湾のディスプレー企業にも輸出している。


3. 海外企業の韓国進出の現況


2000年以降、韓国パネル企業の生産拡大と成長加速化により国内の基盤が脆弱な素材部品分野の海外企業が韓国に進出した。韓国に進出した代表企業は液晶を生産するドイツのメルク(Merck)、グラスを生産する米国のコーニング(Corning)、日本のNEG、AGC、フィルムを生産する東友ファインケム、東レなどがある。このような海外企業が韓国で核心素材部品を生産・供給し、韓国のディスプレイ産業の成長に大きく貢献した。


<韓国進出の主要海外企業>

韓国進出の主要海外企業
企業 代表生産品目 韓国工場
日本 東友ファインケム カラーフィルター、偏光フィルム等 益山、平沢
東レ先端素材 ディスプレイ用光学フィルム 亀尾 、郡山
SUマテリアルズ PIワニス 牙山
韓国日東OPTICAL 偏光板表面処理フィルム 平沢
AGCファインテクノ韓国 LCD用Glass 亀尾
PEG LCD用Glass 坡州
COTEM フォトレジスト 坡州
米国 デュポンコリア 低分子発光材料 天安
コーニング精密素材 LCD及びOLED硝子 天安
ドイツ メルクパフォーマンスマテリアルズ 液晶 平沢

4.素材・部品開発のためのグローバル協力ケース


LG化学と米国のユニバーサル・ディスプレイ(UDC)は、2019年に次世代OLED発光層素材開発のための戦略的関係を締結した。LG化学は発光層原材料のうち強みを持つ低電圧・長寿命ホスト(Host)を、UDCは高効率・高性能リン光ドーパント(Dopant)を提供し、二つの物質間の最上の組み合わせを見つけた。特定の顧客企業のための最高性能を持つ製品を開発する計画だ。LG化学が開発したホストは、低い電圧でも電荷を輸送し寿命が優れる。UDCリン光ドーパントは優れた効率、高色純度、長寿命が特徴だ。両物質を合わせると、発光層の高色純度のパフォーマンスを最大化できる。

サムスンディスプレイとLGディスプレイは、2018年に日本のベンチャー企業であるキューラックス(Kyuulux)と熱活性化遅延蛍光(TADF: Thermally Activated Delayed Fluorescence)の開発に向けて契約を締結した。これに先立ち、2016年にはサムスンベンチャー投資とLGディスプレーが次世代OLED技術を保有しているキューラックスに15億円規模の投資を行った。投資目的は、効率や寿命などOLEDディスプレーの性能を改善するためであり、電力消費の減少のみならず、材料原価が現在の10分の1に減らす削減できるものと期待している。



Choi Young-dae, Managing Director(cyd@kdia.org)
Korea Display Industry Association


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